カテゴリー: バイオへの公共投資を問う
バイオ戦略懇談会の議事録がない理由?
本日、草島一般質問でした。合併後の新市構想について、慶応研究所、バイオ関連について、NPOへの認識、防災施策についてなどを質問。時間配分を損ねた感はあり反省。1点、合併後の新市、バイオ戦略懇談会の議事録をとっていず、情報公開の対象になっていないのはなぜかを再質問。堂々と「先生方からアドバイスをいただいているだけ」と居直る総務部長。「戦略懇談会」などとものものしい名称がついて、予算的には平成14年度100万円、平成15年度200万円ついている。これでアドバイスだけだから議事録もとっていないし、情報開示できませんというのはいかがなものか。
実際資料は先日情報公開しているので見ているが、この懇談会の中で、インキュベーション施設の内容だとか、地域への連携だとか、結構一連の政策立案の中で様々重要な動きがあると推測される。
いまどき、こうしたデュープロセスが明示されないものがあって、いいものだろうか。
え、ちょっとも見れないの?メタボローム学会
世界初のメタボローム国際学会が鶴岡で開かれた。 メタボロームの国際学会ってどんな感じなのか。素人ながら単に雰囲気だけでも確かめたいと思って企画調整課にいくと、「一般の方は全く入れません」との事。学会員の他は報道記者のみということで断られた。ということはあいさつに行く市長の他、鶴岡市民は全く参加していないということか。学会だからこんなものなのか。とも思うけれど、この経費も県と市から研究費用として捻出され年間使われている2億9千万の内から幾ばくかでているとすれば、市の議員が行って視察するぐらい許可されてもいいようなものだと思うが、、、。以前もノーベル賞受賞者のシドニーブレナー氏が来たことを知ったのは講演会のずっと後のことだった。市民にほとんど閉ざされた形でこの学会がおこなわれたのはどうなのか。疑問が残った。
一般質問は明日
明日、一般質問。昨日から鶴岡市議会は一般質問が続いている。
合併を10月に控えた鶴岡で何を議論するか。
僕はこれからの発展軸の方向性をききたいと思いつつ、総括、一般質問の項目をつくったつもりだ。
一般質問では、大学院とライブラリー、図書館政策、藤沢周平記念館について問う。
大学院がようやく今年からはじまる。公益文化大学大学院。市のど真ん中の市民公園そばを占有するかたちで建てたため、3千名の署名運動など市民からえらい反感を買った施設だ。
「わたしたちのまちがキャンパスなんだ」とキャッチをよく使っているけれど、今は、慶応の人たちに 「わたしたちのいなかのキャンパスなんだ」と言われているぐらいの話にしかなっていない。
いかに市民のための大学院施設にするのか。これが大きな課題だ。
みなさんのご意見もぜひぜひ。寄せてほしいと思う。
なお、一昨日アップした総括質問は、要旨をメモしたものからアップしたものです。きちんとした議事録は2ヶ月後に完成するので詳細はそちらをご覧くださいませ。
3月総括質問 質疑要旨
3月3日、市議会総括質問、慶応大先端生命科学研究所への公共投資の件、市長と激論しました。
● 鶴岡市議会3月議会総括質問
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● 先日、2月11日から13日まで、京都議定書発効直前の京都で、アジア太平洋地域の緑の党に属する議員の国際会議があり、参加して参りました。私たちの共通理念は、目先の利益のためではなく、次の世代のために行動する、政治をおこなうということであります。
私もその一人でありたいと思いつつ、上程されております。平成17年度予算に対し、総括的に質問します。
まず、慶応大学先端研究所と北部サイエンスパークについてですが、
今まで、全体フレームで市は、慶應大学先端生命科学研究所と、公益文化大学院と、大学関連事業に対して約60億円もの支出をしてきたと認識しているわけでありますが、今回の予算案にはそのフレームのほかにさらに、その研究所から派生するバイオベンチャーに対してのインキュベーション施設として9億828万円、今年と来年度で、14億円をかけて関連事業をおこなうということであります。
● インキュベーション前回補正で組まれた先行投資分は、3室ともHMT社が使用するというものであります。事実上、慶應の大学ベンチャーという一私企業のために市がつくった施設となっているわけであります。
私は、2点を理由に、このインキュベーション施設について疑問をもつものであります。
1)三位一体の改革などの影響で財政が厳しい状況の中、公設の幼稚園を廃止し、民間委託を奨励し、するなど、まさに民間ができる事は民間にまかせるという中で、市でも、なぜ公的資金を一私企業や民間支援のためにこれだけ投入しなけれんばいけないのか、それから、世界的に優秀な研究として認められ、食品関連会社や製薬企業と恊働研究がおこなわれているHMT社をはじめとするバイオベンチャーですが、そうした力がある企業であれば、土地の所得から建設まで、自律して研究所を建設したり、運営する力はあるのではないですか。また、それだけ有望な研究であれば、地元企業や地元銀行に出資していただいて、施設整備をおこなえる性質のものだと思いますが、
なぜ、今、更に、バイオベンチャーの一民間企業の保護政策のようなことを、それも市の単独事業として必要なのか、はなはだ疑問であります。
また、先に申し上げたとおり、バイオベンチャーの特性は、非常にお金がかかるということ、そして地域間競争が厳しいということでありますが、よほど、市長は確信があり、そして必要な投資とお考えなのかもしれませんが、その根拠をしっかりと示していただきたいと思います。
まず、これまでのこのバイオ関連一連の投資額というのは、当局はどうとらえているのか、。また、これまでの具体的な成果は何なのか。
また、この事業の最終目標や成果目標はどこにあるのか、。そしてそれはいつ実現するものなのか、具体的に示していただきたいと思いますがいかがでしょうか。
また、今、大阪市などで、フェスティバルゲート失敗後の責任問題が浮上しておりますが、この事業が失敗したときの、リスクマネジメントはどのように考えていらっしゃるのですか。
● 次に災害対策と市民活動の育成についてです。12月議会の指摘に対し、さる2月17日に防災担当者が小千谷市を訪れ、取材をされてきたそうで、一定の評価をするものです。が、なんで、その際に米沢市総務部の方々がおこなったように、被災社と直面し、新しい公的サービスを提供しはじめている、ボランティアの現場を見きてくれなかったかなとも思うわけでして、私の評価として20点ぐらいだと述べておきます。
● 社会福祉協議会が主体となって運営するボランティアセンターが、12月の19日に閉鎖してから私の主宰する中越元気村をはじめ、民間ボランティアグループが仮設住宅の特に高齢者支援や雪堀りの支援をおこなっております。阪神大震災から10年、そして中越での教訓ということもあり、様々な自治体で、防災を考える上で民間ボランティアの特性をいかしつつ、その連携をどうするかを検討しています。
中越の現場でも、大雪の中で仮設住宅や中山間地 の雪堀り、をどうするかという時点では行政サイドは全く機能せず、民間ボランティアの力に頼り切りになった現場がありました。報道や、行政のレポートでは描かれない被災地の現場があります。現地にいけば今、住宅再建支援の大変な現状、また、中山間地の地区をいかに再生させていくかなど課題を共有することもできるし、
● そうした事を職員が現場をふまえることは、確実に私は当市の防災対策に役にたつものと考えています。
12月議会で指摘した2件についてお訪ねします。
一件は、小千谷市では、今も、行政職、技術職ともに派遣職員を大募集しているようですが、職員の派遣を行うことについて市長はどう考えているか、また、中越地震については、市当局は、今年25日まで募金窓口をもうけるようですが、私は市独自のボランティア基金として集め、現地に通うボランティアの交通費補助に使うなど、より顔の見える市独自の支援のかたちにしたらどうかという提案をしたわけですが、どうでしょうか。
● ジャスコ撤退後の活性化策について。
ジャスコ撤退後、についてはいろいろ案がでているようですが、先日、京都議定書発効の際来日した、ノーベル賞受賞者、ワンガリマータイさんが、「もったいない」運動をくりひろげていまして私も賛同者の一人ですが、もしそのまま解体されるなんていうことになればs実にもったいない話です。まだ、建造して20年しかたってないことや、800台の駐車スペースがある駅前のジャスコ、マリカ周辺を考えれば、このままつぶすにはもったいない施設だと思います。
ひとつご提案を申し上げたい。
合併をひかえて、また現状の鶴岡の状況をふまえ、また、今、今、私たち市民が必要なものは、人と人、情報と情報をむすぶ、というべき場であると考えます。観光面でも様々な団体が単発的には非常にがんばっていろんなことをやっているけれど、いまひとつ面とならないので発信が弱い。
やはり駅前周辺が酒田市のようになる前に、市民が集う場として活用すべきであり、市民と行政が恊働で運営するかたちの図書館の分館、周辺市町村の情報や関連書籍や郷土資料も含めた情報センター、また、各地の市民活動をネットワークしエンパワーメントをはかる市民活動支援センターなどを提案したいと思う。
また、当局は、NTTの施設跡地に総合福祉セ