地球の声に応えて3ー自然エネルギー自立地域へ
地球の声に応えて その3。
エネルギーの事。 3.11の教訓を活かすためにも、この4年間の議員活動で、最も力をいれてきた一つが、自然エネルギーの普及の方策づくりでした。
原発依存は、4つのシステム条件すべてに反し、化石燃料使用はシステム1に反します。再生可能エネルギー100%への道こそ、持続可能な道であります。
自然エネルギー自立を目指した普及と脱原発、脱化石
2011年3月11日の福島第一原発の水素爆発、メルトダウンと大量の放射性物質放出での被爆した国日本。世界史に残る原発の惨事、そして、今もなお、福島県民12万人の方々が故郷に戻れないで居ることを絶対に忘れてはならないと考えます。
私は山形県議会になった以降、国会議員会館でおこなわれていた「エネルギーシフトジャパン」会合に初会合から参加。その動きに呼応して、脱原発と再生可能エネルギーの勉強会を催す、エネルギーシフト山形(エネシフ山形)を有志で結成。デンマークからステファンケンジ鈴木氏、秋田から風の王国 山本久博氏、東京都から谷口氏らを招いた勉強会を続けてきました。(エネシフ山形は2014年やまがた自然エネルギーネットワークに。)
福島の現場には、2011年5月にジルビアコッティングウール(ドイツ緑の党国会議員)さんらと飯舘村、南相馬等を視察。また、2012年1月には災害ボランティア議員連盟の一員として 楢葉町Jビレッジなどを視察。当時毎日3000人が作業に向かうために通過するJビレッジの中を観て被爆労働の実態をまざまざと感じました。
2012年5月には、ISEP(環境エネルギー研究所)飯田哲也氏を山形県に初めて招聘した講演会を開催。
環境エネルギー政策研究所
飯田哲成さんと
https://www.youtube.com/watch?v=zqmsUWNohkc
https://www.youtube.com/watch?v=3kGsWgWwKPw
その後 、ドイツフライブルグ在住の村上敦氏が主宰する学習会「クラブヴォーバン」に参加。他、脱原発世界会議、自然エネルギー財団 エイモリーロビンス講演会の他、シンポジウム、コミュニティパワー国際会義in福島などに参加。「里山資本主義」の舞台である岡山県真庭市バイオマス事業、岩手県紫波町オガールや温泉施設のバイオマス利用、地域熱供給システムの導入実例などを視察。国際的な全国の最新事例知見を学びつつ如何に持続可能なエネルギーシステムを山形で実現するかを模索し続けてきました。
2012年9月議会の予算特別委員会で飯田氏の講演内容を受けて「コミュニティパワー条例」や積極的な熱利用の転換。2013年6月の予算特別委員会でエネルギーパスをはじめ家の燃費制度を通じた積極的な省エネと地域活性化を提言してきました。
その後も、ISEP(環境エネルギー政策研究所)主催のコミュニティパワー国際会議 全国ご当地発電会議 自然エネルギー財団の講演会等に参加。可能な限り国内、国外の最新情報にアクセスしながら、県政に提言を続けています。
追記。朝日新聞報道ステーションで以下、エネルギー自立による地域創生をテーマに以下の番組がありました。
とてもわかりやすいので、リンクを張っておきます。
http://www.tv-asahi.co.jp/dap/bangumi/hst/feature/detail.php?news_id=41468
最上 バイオマス
最上。バイオマスの取り組みについて現場と役所へ。森林組合へ。
この写真のものは、下はウエルサンピアという福祉施設の暖房などにつかわれているチップボイラー、上は、金山町の森林組合の木材乾燥につかわれている小型のチップボイラー。庄内よりも一歩リードの最上の取り組みを実感した。