カテゴリー: 持続可能な社会
辻信一さんから の応援メール。
今春への決意。
草島進一の政治の原点は、阪神淡路大震災での3年間の災害ボランティアです。
いかに社会の悲しみや憤りを希望に変えることができるか。
全く同じ思いで市議会議員として10年間、「水道問題」をはじめ環境問題や行政改革に取り組み、「市民が主役の市政に変える」と一昨年鶴岡市長選に挑戦しました。
この一年、新たな都市農村交流に取り組み、農作業の現場へ。猛暑での作業の中、高温障害による減収や、トンボの減少を実感しました。
私が目指すのは、自然環境を活かし、人口減少、超高齢社会下でも、人々が暮らしの安心、将来への希望、ふるさとへの誇りをもち、力強く未来を切り開ける社会の実現です。その為には、官僚主導、利権政治などの古い政治から、「新しい公共」を育む政治に転換せねばなりません。
私は、「人助け」「世直し」の志で、社会の問題に立ち向かい、真実を議会に届け、問題を解決します。そして、新しい「希望の社会」のしくみづくりに全力を尽くします。
新しい政治へ、皆様の力を。
草島進一
記者会見ー決意表明
本日は八文字屋前短時間。午前9時半からの記者会見に臨む。
記者会見で述べた表明について、お伝えします。
もっと県民に力を。
山形の森・里・海・川を守り活かす。
環境・福祉・経済が調和し発展する。
「安心と希望が持続できる鶴岡・山形」へ
草島進一
2010年1月6日
私は、一昨年、「市民が主役の市政に変える」その志で鶴岡市長選挙に挑戦しました。しかし残念ながら信任されるには至らず、数多くの市民の期待に応えることができませんでした。ご支援いただいた皆様に改めて感謝申し上げます。
次を考えた際、応援してくださった市民の皆さんの声に応え、鶴岡市政をより良く変えるためにも、市政の川上でしくみを司っている県政での問題解決を図らねばならないのではないか。と考えるようになりました。
県政の政治構造の中で、議論にまだ反映されていない県民の声があるのではないか。今、真に県民に尽くす県政、県議会の姿になっているかという疑問がふつふつと湧いてきました。
浪人中の1年。市民活動や農作業のアルバイトをしながら市民の暮らしの現場で市民が抱えている諸問題を実感しました。又、庄内農文化交流推進協議会事務局として都市と農村の絆作りに関わりながら、地域の希望を創り出している構造も垣間見ることができました。そして、今後の更に強まる人口減少、超高齢社会を想定したとき、今こそ政治の場に参画して、発想の転換や問題解決のために力を尽くしたい。という思いが募り、それに賛同してくださる方々に背中を押していただきました。
鶴岡で取り組んだ水の問題、「広域水道事業」は、人口減少時代に更に矛盾が大きくなります。水道水質の悪化、料金高騰、既存水源の放棄をともないつつ今、問題解決が先送りされている状況です。今、更なるダム開発で山形の貴重な清流環境が破壊されようとしていますが、形式上の「検証」で真実を議論のテーブルに載せないまま、旧来の発想・しくみを継続しようとする県政が続こうとしているように思えます。
県政に旧態依然とした古い発想が続いていないか。「子どもにツケをまわさない」山形にするためにも、今こそ、これ以上、財政、環境、地域を「壊す」のをやめ、「直す」ことで未来を創る。発想の転換としくみの転換が必要ではないかと考えました。
希望ある未来の姿として、自然と調和し、人と人の絆が保たれ、持続的に安心して生きることができる社会。「環境・福祉・経済が調和し、発展する持続可能な社会」が私の目指すビジョンです。「環境と農林水産業、再生エネルギーなどの新産業重視の県政」であり、「福祉、医療、教育、重視」の県政です。
そのために、公共投資や行政サービスをより地域密着・市民起点・環境重視に変え、山形の資源である自然の力や、県民の絆の力を守り、とことん活かし、新たな経済・仕事をつくりだす新しいしくみが必要と考えます。‘
私の政治の原点は、阪神淡路大震災のボランティア活動です。震災直後から神戸に入り、「神戸元気村」副代表として、3年間活動しました。「炊きだし」などの緊急支援から、仮設住宅での孤独死防止のケアとして緊急通報の装置と独自のデータベースを組み合わせた「ベルボックス」事業や、全国からお米を集め、一人暮らし高齢者にお配りする「3ライス神戸」など、一人ぐらしのお年寄りのケア事業をおこなっておりました。神戸の仮設住宅の状況(高齢化率は,31.2%,特に単身高齢世帯は20.6%)は今後想定される超高齢社会のモデルです。市民の多様な、志の活動が力を発揮し、確実に笑顔をつくっていく現場で体験を積んできました。中越地震では中山間地域の高齢者支援が主な活動でした。NPOや社会起業、ボランティアなど、超高齢社会を踏まえ、県民がもっと力を発揮できる「新しい公共」の新しいしくみを山形にも充実させていかねばと考えます。
私は、新しい文化を生み出す「志をもつ市民の絆の力」を信じています。今の社会の閉塞感を打破し、新しい希望の社会をつくっていくためにも、また、県民と体温が通う県政をより確かなものにするためにも、問題の現場や市民のホンネに立脚し、 全国の市民活動や研究者のネットワークと連携しつつ、新しい視点や発想で、問題解決のために力を尽くしたいと考えます。いのち、環境、地域ならではの資源を重視し 経済を生み出す「無所属・市民派」として 県議会への出馬を決意いたしました。
何卒よろしくお願い申し上げます。
金子勝 さんの講演を聴いて
ちょっと遅れての報告となりますが、22日、酒田市新田産業奨励賞授賞式に引き続いておこなわれた、記念講演、慶応大教授、金子勝先生の講演を拝聴しました。
テーマは「食とエネルギーによる不況脱出」。現状の経済危機。環境エネルギー革命、東アジア市場、社会保障制度の一元化、子供を社会で育てる政策、雇用制度の再構築、農政の転換を掲げ、実に明快に今後の不況を脱する方策として特に新エネルギー革命、日本の「食」、農業の6次産業化についてお話頂いた講演でした。
なんと講演予定時間が1時間オーバー。でもそのおかげでじっくり聴くことができ良かったです。
「今日本を含むこの閉鎖的な世界情勢の中で、世界中が戦争に変わるような「大義」で同じ方向を一斉に向くことが大事。」
「そしてこの100年に1度の経済危機を抜け出すには、環境エネルギー革命しかない。」
不況を克服していく、閉塞感を打破していくために、公共投資、公共事業の今後のあり方として、それこそ戦争のような「大義」として何を掲げるのかという意味合いで、地球温暖化問題の解決、ピークオイルの対処を大義として、公共投資をおこなう、グリーンニューディールの真意を説いて下さった講演であったと思います。また、TPPについても、マスコミ報道なのでは取り上げられない、真意を伝えて下さったように思えます。
実際にスウェーデンではこの10年、8.7%co2を真水で減らつつ、44%の経済成長を遂げています。「持続可能な社会をつくる」ことを大義として、北欧、ドイツはグリーンニューディールに成功しています。講演の後、アメリカのグリーンニューディールの頓挫の状況についてや、また日本のグリーンニューディールを阻んでいるものは何か、何を変えなければならないのか。を質問させていただきました。
米国では強烈な石油メジャーなど既存のエネルギー産業界が相当大規模なロービーイングをおこない、羽交い締めされている。しかし、おもしろいことに米国防衛省の艦隊がグリーンエネルギーシフトしている。日本のそれが進まない訳は、やはり経済界、産業界の重鎮たちの問題がある。。。。と。政権交代はそれを転換させ、まさに本来的な「ニュー」ディールをおこなう大きなチャンスなのになかなか思うように進んでいない。と。
不況脱出、雇用創出のためにも、従来型の公共事業、公共投資のかたちを「持続可能な社会」をつくるインフラへの公共投資。公共事業へのシフトさせていくこと。これは私自身も研究し、訴え続けてきたことですが、その方向の重要さを改めて確認できたような、講演でした。
鶴岡市合併5周年。課題は真の協働のための情報共有。
本日、10月1日で合併から5年たちました。
昨年の議会等でも指摘したことですが、(昨年は平成19年度の資料でしたが)平成20年度の財政比較分析表を提示します。
http://www.pref.yamagata.jp/ou/somu/020022/zaisei/zaiseizenpan/zaiseihikakubunsekihyoh20.html
これでみても鶴岡市の財政力は0.46で類似団体39団体中38番目です。
合併は行政改革だ。と当局は、合併の際によく言っていたものです。合併によって、事業の削減と、要は職員のリストラをする。それが、改革そのものだとの主張だったと認識しています。
しかし、僕は、合併を通じて、「あれもこれも」から「あれかこれか」の選択をしていくことや、新たな総合計画も行政評価手法を組み合わせたかたちでおこなうなどの事、そして情報公開、共有を徹底的にやって「協働」のしくみを構築をしないと本質的な行革にならないと主張し続けてきました。
この間、人口減少に転じる自治体の多くで、「行政評価」手法をとりいれたり、「事業仕分け」をおこなう自治体がどんどんでてきています。僕も「行政評価」のいいだしっぺの上山信一さんが主宰するフォーラムなどに参加し、そこで学んだ知見から議会で提案をするなどをしたものでした。しかし、富塚市長の下では、今、全国の多くの自治体がチャレンジしている本質的な行革は進まなかったように思えます。
先日、全国オンブズマンでおこなった情報公開ランキングでは、鶴岡市は県内で最下位という不名誉をいただきました。随意契約を結んだ相手の選定理由を「未公表」としています。請求を「住民のみ」とする。など、こうしたことも以前からほとんど改善されずに、今回の結果となっています。
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20100904ddlk06010024000c.html
今、議会では文化会館をどうするか。という課題が提示されています。合併して5年がたち、あと5年の合併特例期間の内に公共投資をどうするか。合併特例債で何を優先順位としておこなうのか。いよいよ迫られてきています。
今般の9月議会を傍聴しても、「相変わらずだな」と思ったのが、当局がそれを問われたときに「庁内で調整する」という発言でした。それを受けた議員も、それで納得するような姿勢だったので僕は疑問をもちました。このことこそ、今、問われなければならないと思うのです。
限りが見えてきた合併特例債で何をするか。相変わらず慶応先端研やバイオベンチャーに市税を注ぎ込み続けるのか。それとも文化会館の改築、改修に投資するのか。持続可能な社会形成のため、また地域で循環する経済をつくるため、低炭素社会のインフラ整備に投資するのか。合併町村の希望をどれだけ叶えるのか。
その優先順位の決定には、今一度、それらをテーブルに全部あげて、その「あれかこれか」の判断は、市民が徹底的に参画して意志決定されるべきだと思うのです。その際には、オープンな場で第三者的な仕分け人もともない、行政側が説明責任をはたしていくような、「事業仕分け」をともないつつ、今後の公共投資を精査する。など、新たな仕組みも必要に思えるのです。
これまで、市の事業は特に、決定についても、プロセスの過程も密室でおこなわれることが多かったと思います。できあがってから「え、そんなところにこんなものが!?」という事業を僕らはいくつも見てきたのではないでしょうか。T氏のモニュメントや橋も然り、つりバカ会館、そして、藤沢周平記念館もいまだに場所の選定などに疑問符がついています。市民参画の議論やプロセスが不十分なまま、進められた結果でしょう。
思えば 、僕らは10年前に「自分たちが支払って、飲む飲み水ぐらい、自分達の声で選択しよう」
と、月山ダムからの受水の是非を問う住民投票運動をおこないました。月山ダムと広域水道事業については、市民への説明責任が十分に果たされずにその事業が遂行された象徴的な事業だと私は感じています。
。市民が直接支払う水道料金に重大な影響を与えかねない要素である水需要予測と実際のズレが大きかったことや、今後の人口減少時代に、訪れる危機について、しっかりと議論されず、説明も十分におこなわれず、根本的な解決策がとられませんでした。そればかりか、自分達が正しいとばかり、主張して疑問の声を寄せ付けないまま、以前からの事業を粛々とすすめたのでした。
結果、料金2倍、水質低下の水道水という事を招いています。そして更に今後、更に人口減少した際には延々と市民の水道料金をあげざるを得ない、大きな矛盾と破綻の危機を孕んだ事業となっています。
あのときの住民投票の署名運動は、今思えば、本当に大変な、しかし、このダムと広域水道の構造的な欠陥問題を全国に提起した、大いに意義のある運動でした。実際に大変だったのは市民と市民との対立と古い体質の政治との闘いでした。署名活動で訪問していると、党の立派な広報カーがあらわれて「署名をしないでください」「ダムの水はおいしい」と宣伝がおこなわれていました。きわめつけは、直接請求署名を集約する受任者の名簿を役所が公開をし、それに自民党議員たちが圧力をかけるという行動です。今も鮮明に覚えていますが、なんとも恐怖さえ覚える事態でした。ちなみにこれと同様の事をおこなった四国の大州市は、裁判で訴えられ違法と判断されました。
住民投票の署名活動を下に開かれた臨時議会の際の市長答弁、運動した市民に対して「反社会的行為」と指摘した言葉には、ああ、この市の民主主義はどこかにいっている。と改めて感じたものでした。
さて、これらの事はあらためて整理してみなさんにお伝えしていきたいと思うのですが、そうした、とにかく鶴岡市政では、「決めるのは役所」「議会は追認機関」「疑問をもつ市民は少数派だから仕方ない」という姿勢がずいぶんとまかりとおっていたように思えます。
合併特例期間を過ぎると30億円予算が減る。合併したとて年間1000人ずつ人口減少。これがわかるようになってきた今になって、財政難をのりきるためにも、官民の協働。という言葉をこの市でも聞くようになってきました
だとしたら、今のような情報共有のままではダメなのだと私は思います。
この市は、市民から住民投票運動をおこされるほど、大型公共投資事業の際の情報公開、情報共有、プロセス開示、説明責任の果たし方、意志決定のあり方に問題があったのだという反省にたって、役所の意識をかえる。そのことが今、必要なのではないかと思うのです。
合併から5年。今こそ、政治がきちんと仕事 を果たす時。
また政権交代をした国、県の政治も、覚悟をもってこれまでのダメなところを変えていかないといけません。
今のままでは持続不能な日本。
真に持続可能な社会づくりを鶴岡で、山形で叶えるために、僕は、政治をあきらめません。
先日、改めて湯殿山の瀧に打たれ、新たな生命力を頂きました。
神戸の3年間、人を救う事に喜びを覚え、その気持ちのまんまで、公共事業の問題、地域の問題解決や活性化に日々取り組んできました。
被災地のがれきの中で、笑顔を生み出す市民の絆の力。社会の問題解決のための全国、世界中とのネットワーク。もちろん、多くの声をお寄せ頂いている市民の皆さん。すべてが私を突き動かす力です。更に一歩。私も根底に今の社会の矛盾や理不尽への義憤をかみしめ、それを変革すべく、前進して参りたいと思います。
我は今、力と勇気と信念とをもって甦り、新しき元気をもって、正しい人間としての本領の発揮と、
その本分の実践に向かわんとするのである。
我はまた、我が日々の仕事に、溢るる熱誠をもって赴く。
我はまた、欣びと感謝に満たされて進み行かん。
一切の希望、一切の目的は、厳粛に正しいものをもって標準として定めよう。
そして、恒に明るく朗らかに統一道を実践し、ひたむきに、人の世のために役だつ自己を完成することに、努力しよう。
(中村天風 甦りの誦句より)
市制施行記念日 合併5周年に。 草島進一
1万人ヒアリング 始動!
合併5年、水源切り替え9年、慶応先端研10年。等々 1万人の市民の皆さんの声を伺って参ります。どうぞご協力のほど、よろしくお願いします。
庄内の地域の自然エネルギーを考える。
午前中 だだちゃ豆の定植のお手伝い。
午後1時から、
ターボ機械協会ハイブリッド発電技術分科会 主催、自然エネルギー発電技術フォーラムに参加。
小水力、風力、波力の庄内での可能性について、色々と考えさせられるフォーラムだった、
地域のエネルギー自給率を高める必要性。持続可能な社会のために何をしなければならないか。
その意識付けが先ず必要なのだと最近特に感じる。
このフォーラムではとても熱心に日々自然エネルギーを研究している技術者や先生方にまたお会いできたが、こうした技術がまだまだ光を浴びていないことがなんとも悔しい。
先ず、今の日本社会で、たとえば鶴岡に暮らす僕らが、いかに電力を石炭火力と原発にたよりきっているか。そしてそれがいかに持続不能といえる範疇の社会になっているか、を再認識しなければならない。
そして、目指すべき‘持続可能な社会」とは、どういう社会なのか。明確に意識付けしないといけないと思う。
今日は生物多様性の日でもあるが、「持続可能な社会」のシステムの大きな構成要素である生物多様性についても、どれだけ意識付けされているだろう。
今の環境アセスが「アワス」になっている事をとっても、あまりにもその意識付け、認識の甘さに起因しているのではないか。昨年末から通わせていただいている、東北大の環境コンソーシアム PEM 講座で、「戦略アセス」などの研究をされている千葉大 倉坂先生にお会いした際、そうした指摘を頂いたことを思い出した。
この地域で風力、小水力、波力の発電を考え、エネルギー自給を考えることはまさに必然だ。
庄内をひとつの単位として、2020年、2050年の目標を定め直し、少しでも‘持続可能」といえる社会に向けて近づいていくことが必要菜のだと改めて感じた。
特に、今般のフォーラムでは波力の有用性について再認識させられた。由良沖のカイメイ、三瀬、酒田港の固定型の発電 など、庄内は日本の波力の先進地。今世界中で研究がおこなわれ、鎌仲監督の「ミツバチの羽音と地球の回転」でもちょうどウプサラ大の波力発電研究がとりあげられていたが、これも、復権させないといけないし、庄内の海岸の可能性としても考えるべきだと感じた。
酒田からもどり、明治大OB会
明日、5月23日、湯野浜でビーチクリーンアップ 午前9時から。