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カテゴリー: 日記

湯浅誠さんの講演会


 世界を股にかけて、海峡を泳いでわたる、チャネルスイマー、 五十嵐憲さんが、今年は、北海道 焼尻島から羽幌間を横断するということで、壮行会に。

その後、楽しみにしていた年越し派遣村 村長の湯浅誠さんの講演を聞きにいく。現場の声を元に、貧困の真実を語りかけてくる。そして、社会の問題の軸をあぶり出してくる。雇用保険でカバーできない。そして生活保護でもカバーできない。結果、滑り台のように「貧困」におちていく。その結果、4つ、1、自殺、2、犯罪、3、ホームレス、4NOといえない労働者 という状況に陥ってしまう。4のNOといえない労働者が増加するために労働条件がどんどん引き下がっている。年越し派遣村は、こうした「すべり台からおとされた人に階段をつくっていったのです。と話しておられた。シェルターと総合相談。そして緊急小口貸し付け、生活保護、アパート、そうした本物の階段をつくっていくこと。
竹中、小泉の偽りの構造改革の中で、この社会が何を失ってしまったか。教育課程、企業福祉、家族福祉、公的福祉から排除され、その結果、自分自身の存在価値や将来への希望を見つけられなくなる、自分自身からの排除に陥る。貧困スパイラル。これを救うために自治体のセーフティネットとして何が必要なのか。とても大事な示唆をいただいた講演会だった。社会のイノベーションたる、本来の先駆的なNPO法人としての文化を見せていただいたようにも思えた。
 神戸での活動の時、代表の山田の意向もあり、しばしば大阪の釜ヶ崎の炊き出しの応援にいったものだ。被災者救援と貧困に陥っている人の救援は、社会システムにかけているところを市民の力で解決していこうというところで同じなのだな。と考えさせられた。湯浅さんが発する真実の日本の問題を受け止め、行動をおこしていきたい。

広島 平和宣言。


8月6日。原爆の日。朝、街頭でもちらとお話をさせていただいたが、64年前に実際にこの日本でおこなわれた事の真実をみつめ、そしてそのときの犠牲の教訓は今生きているか、改めて問う日だ。

秋葉市長の平和宣言を噛み締めたい。

平 和 宣 言

人類絶滅兵器・原子爆弾が広島市民の上に投下されてから64年、どんな言葉を使っても言い尽せない被爆者の苦しみは今でも続いています。64年前の放射線が未(いま)だに身体を蝕(むしば)み、64年前の記憶が昨日のことのように蘇(よみがえ)り続けるからです。
 
幸いなことに、被爆体験の重みは法的にも支えられています。原爆の人体への影響が未(いま)だに解明されていない事実を謙虚に受け止めた勇気ある司法判断がその好例です。日本国政府は、「黒い雨降雨地域」や海外の被爆者も含め高齢化した被爆者の実態に即した援護策を充実すると共に、今こそ省庁の壁を取り払い、「こんな思いを他(ほか)の誰(だれ)にもさせてはならぬ」という被爆者たちの悲願を実現するため、2020年までの核兵器廃絶運動の旗手として世界をリードすべきです。
 
今年4月には米国のオバマ大統領がプラハで、「核兵器を使った唯一の国として」、「核兵器のない世界」実現のために努力する「道義的責任」があることを明言しました。核兵器の廃絶は、被爆者のみならず世界の大多数の市民並びに国々の声であり、その声にオバマ大統領が耳を傾けたことは、「廃絶されることにしか意味のない核兵器」の位置付けを確固たるものにしました。
 
それに応(こた)えて私たちには、オバマ大統領を支持し、核兵器廃絶のために活動する責任があります。この点を強調するため、世界の多数派である私たち自身を「オバマジョリティー」と呼び、力を合せて2020年までに核兵器の廃絶を実現しようと世界に呼び掛けます。その思いは、世界的評価が益々(ますます)高まる日本国憲法に凝縮されています。
 
全世界からの加盟都市が3,000を超えた平和市長会議では、「2020ビジョン」を具体化した「ヒロシマ・ナガサキ議定書」を、来年のNPT再検討会議で採択して貰(もら)うため全力疾走しています。採択後の筋書は、核実験を強行した北朝鮮等、全(すべ)ての国における核兵器取得・配備の即時停止、核保有国・疑惑国等の首脳の被爆地訪問、国連軍縮特別総会の早期開催、2015年までの核兵器禁止条約締結を目指す交渉開始、そして、2020年までの全(すべ)ての核兵器廃絶を想定しています。明日から長崎市で開かれる平和市長会議の総会で、さらに詳細な計画を策定します。
 
2020年が大切なのは、一人でも多くの被爆者と共に核兵器の廃絶される日を迎えたいからですし、また私たちの世代が核兵器を廃絶しなければ、次の世代への最低限の責任さえ果したことにはならないからです。
 
核兵器廃絶を視野に入れ積極的な活動を始めたグローバル・ゼロや核不拡散・核軍縮に関する国際委員会等、世界的影響力を持つ人々にも、2020年を目指す輪に加わって頂きたいと願っています。
 
対人地雷の禁止、グラミン銀行による貧困からの解放、温暖化の防止等、大多数の世界市民の意思を尊重し市民の力で問題を解決する地球規模の民主主義が今、正に発芽しつつあります。その芽を伸ばし、さらに大きな問題を解決するためには、国連の中にこれら市民の声が直接届く仕組みを創(つく)る必要があります。例えば、これまで戦争等の大きな悲劇を体験してきた都市100、そして、人口の多い都市100、計200都市からなる国連の下院を創設し、現在の国連総会を上院とすることも一案です。
 
被爆64周年の平和記念式典に当り、私たちは原爆犠牲者の御霊(みたま)に心から哀悼の誠を捧(ささ)げ、長崎市と共に、また世界の多数派の市民そして国々と共に、核兵器のない世界実現のため渾身(こんしん)の力を振り絞ることをここに誓います。
 
最後に、英語で世界に呼び掛けます。
 
We have the power. We have the responsibility. And we are the Obamajority.
Together, we can abolish nuclear weapons. Yes, we can.
 
2009年(平成21年)8月6日
                    広島市長 秋 葉 忠 利

NPOの新しい動きに期待。


午後に仙台、JACEVOというサードセクター(NPOや公益法人)をフォローアップする新しいしくみづくりをめぐり、この10年の取り組みやNPOや公益法人の課題から今後を考えるといった会に参加。名古屋の後先生や、せんだいみやぎNPOセンターの加藤さんと再会。仙台市市民活動センターは、ずいぶんご無沙汰していたら、一番町のフォーラスの向かい。買い物客でにぎわうど真ん中の6階のビルすべてのフロアを使って展開されていて改めて驚いた。せんだいみやぎNPOセンターが指定管理者となって運営しているとのこと。こうした動きは今般の新市長になっても継続して充実していくことだろう。財政の問題もあるから、鶴岡でここまでの充実は難しいと思うが、姿勢には大いに学ぶことができると思っている。また、今回、全国規模でNPO支援のために立ち上げようとしているJACEVOの動きだが、大いに期待したいところだ。

東京都も、変わった。


ーー自公過半数割れ都議会、民主が第一党 『麻生降ろし』強まるーー

雨の中、街宣。昨晩は都議選の結果に釘付け。東京都政も変わった。国の政治も、ようやく政権交代か。麻生総理。今になって「都議選は国政とは関係ない」などと言っている場合ではないだろう。本日は鶴岡はお盆。墓参り。



庄内の美しさを求め続けて。


難波次郎さんの急逝に。

大鳥川をよみがえらす会 会長で、俳人であり、庄内日報に優れた美術評論を書き続けていた難波次郎さんがお亡くなりになった。3日前にも電話をいただいた。「今日は祈りの絵の関係の講演にいくんだ。」とのことだった。実は、今日、事務所の中で祖父の書いたチューリップの絵が額縁ごと落ち、ガラスが割れた。花の好きだった難波さんが、最後の激励に現れたのかもしれないと思った。
最近アートフォーラムでおこなわれた斉藤眞成展で偶然、絵画と向き合う難波さんの姿に触れた。全身全霊で対峙し、その絵から何かを読み取り、文書にしていく作業。真剣で、そして何かとても楽しそうに、撮影をしながら向き合う姿が焼き付いている。今回掲載された評論も実に興味深いものだった。川の事といったら大鳥川。荒沢ダムや電力をつくるため取水のため、途中の水が無くなる大鳥川の状況を嘆き、子供の頃、そこで泳いだり遊んだりした川になんとかもどしたい。その話になると夢中で話してくださった。「美しさ」を求める中で、この地域にとってかけがえのないもの。とは何かを真正面に据えて考え続け、それをなんとかしたい。ずっと求め続けていた難波さん。幾分は国も動きましたね。まだまだこれからなのに残念です。安らかに。ご冥福をお祈りします。ぜひこれからも僕らの諸行を見守っていてください。葬儀は7月11日正午から鶴岡市 アクサンにて。

政権交代。真の地方分権。


今朝は八文字屋前。日差しが気持ちいい。今日も缶コーヒー、差し入れをいただきました。ありがとうございます。
昨晩、静岡県知事選挙、川勝さんの勝利に拍手。以前、鶴岡でおこなわれた比較文明学会で、日本は和の文明の国家だと力説されていたことを覚えています。政権交代へまた大きな前進。ところで宮崎の県知事は何を考えているのか。地方分権を訴えて国政とかといっているが、以前の田中康夫氏が長野でやっていたことや、片山氏が、鳥取でやっていた、県の権限で、国を変える迫力をもっておこなっていた施策への取り組みからしたら、なんとも貧弱ではないかと思っております。それに、真の地方分権について、以前からずっと主張していたのは民主党の方です。なんだか勘性を感じないなあ。どうも。

動けば、変わる。新しいムーブメントを!


1日の月山山開き。雨まじりでしたが、クロユリ、ヒナウスユキソウ、キヌガサソウの美しさに感動し、実に清々しい力をいただきました。月山は登るたびに元気をもらいます。

街頭つじ立ち。



八文字屋前。晴天。今日は、缶コーヒーの差し入れをいただきました。ありがとうございます。
今日も気合いをいれて、がんばります。

6月議会。


鶴岡市議会6月議会がはじまりました。本日本会議。七五三掛地区の地滑り災害の関連などの補正予算です。
富塚市長勇退の表明がおこなわれました。
私の一般質問は、6月15日(月)午後4時ぐらいからです。先端研の関連について質問します。

天下り 公益法人 派遣労働法制。


朝、八文字屋前。
ほぼ一日、原稿書きや資料整理をしつつ国会中継を見ていた。
 前原さんの、天下り先になっている4600の公益法人を無くしましょう。という件に賛同。いかにここに税金が流れているか。一連の質疑の中で年間2500人もの天下りがあるということ。質問は鋭いのだが、麻生総理の答弁がずっとはぐらかしが続いたのには閉口した。基本的に「天下り」などという制度は日本特有のものだ。そして公益法人の現状というものも実際にその中にいる方から伺ったこともある。天下った役人たちは、机についているか、どこか海外出張にいっているかで、ほとんど仕事らしい仕事をしないのだそうだ。そうやってワタリで退職金を何度かもらって3億円とかという。以前から指摘され続けてきたが、ようやくにして大体の全貌が明らか になってきている。
  結局今の政権のままでは、このしがらみは絶てないのだ。

道路特定財源の一般財源化について、地方交付税として1兆円を配分すると発言しながら、使途を公共事業に限定した地域活力基盤創造交付金9400億円となっている点もやはり納得いかない点だと思う。
   馬淵議員は、昨年の11月に出された将来交通需要推計では、5年前の前回の推計よりも、2030年度で13.1%も交通量が減っていること、この推計を基に計算すれば、20年度予算で執行されている事業数768のうち56路線で費用対便益が1を切る恐れがあり、その予算総額は1012億円にも上ることを指摘されていた。こうした計画を認めているから、「本当に必要な道路かどうか分からない道路を造り続けることになる。利権の元凶だ」と指摘していた。
   
年金問題もひどいものだ。厚労大臣は「やっている、やっている」と言っていても、不払いが発覚しても実際に給付されるのは9ヶ月後のものもあるとの事。長妻さんが指摘されたように、人的パワーがなくてそんな時間がかかっているのだったら、更に予算投入して早期解決しなくてはならないのは当然だ。「申請主義」になっていて、3000件のサンプルを求められても意に介せずの姿勢も、おかしいと感じた。 定額給付金のばらまきやるんだったら早々に年金をやるべきだ。という意見に賛同す。
   自然エネルギー政策が進まないことについて、菅さんの質問に対して環境相が、「ドイツと差がつけられてしまったのは、電力の固定価格買い取り制度を実施したかどうかにある」と答弁、それはそのとおり。わかっているのなら、日本でもやるべきだ。


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共産の志位さんからの現場からの訴えは迫力があった。三年の期間制限を超えた派遣労働者への直接雇用の申し出の義務を定めた労働者派遣法の大原則を確認し、いすゞやマツダ、パナソニックなどがさまざまな違法行為で“期間制限逃れ”を行い「派遣切り」をしている実態を突きつけ、「とっくに直接雇用、正社員になっているべき労働者から『派遣切り』で職も住居も奪う。あまりに理不尽だと思わないのか」と正していた。実際に12時間労働など、過酷な労働を強いられ、なおかつ派遣で身分の保障もされない実態という事が指摘し、総理も「それは異常だ」といっていたわけであるが、今後、やはり労働のあり方の根本を問う本質的な議論のために、大企業の参考人招致などを実現させ、なんとしても希望のもてる制度をつくっていくことが大切なのだと感じた。あらためて派遣労働の実態を考えた。庄内の実態はどうなのだろう。
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国会審議と同時に、パナソニック15000人削減のニュース。
雇用の問題。今後の経済の問題は実に深刻だ。

いずれにしても、まず日本社会に希望をつくるには「変える」ということだ。政権交代をし、しがらみを絶ち、うみを出し切らなければ、まともな社会にむけた構築はできないのだ。