持続可能な鶴岡ブログ

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カテゴリー: 日記

市政施行記念日。合併から3年。


合併から3年。市政施行記念日。朝、八文字屋前にたち、合併から3年を迎えた鶴岡の課題について、諸々お話した。午後、式典に参加す。
合併3年の間に得たもの、失いつつあるもの。諸々言いたい事はある。
現在、真に持続可能なまち、鶴岡に向かうには、諸々の課題がある。
本当のこの地域の資源とは何か。この地域の強みとは何か。

私たちに何ができるのか。14万人市民、みんなで取り組むべき課題とは何か。
市民一人として、無駄な人はいない。それぞれの気づきと力を発揮して、徹底的に納得づめで議論しつつ、希望ある方向に一歩一歩、進めないだろうか。
 人口減少時代を迎えた今、大きな発想の転換こそ必要だ。「だもんだ」という習慣から、「本当にそうなのか。」という問いに変えていかないといけない。行政も市民もだ。そのための情報共有、情報公開なのだと信じる。今、それを考えると、まだまだ、一握りの方々の力のみの判断に終わっていないだろうか。
 がれきの山と化した神戸で、希望をつくる同様、鶴岡の真の問題を解決し、この地に真の希望をつくりたい。そんな思いでこの古里にもどり、市議となって9年と半年が経過した。日々、その気持ちは変わらないし、むしろ、より大きくなる。未だに、「うわ、なんてもったいないことをしているのか」 と思ってつい指摘してしまう。

 きづきあって、互いが成長していく。そして一歩前進する。それが一生つづくのだろう。日常の暮らしも、まちづくりも同じだと思う。停滞や、それを「だもんだ」にしがみつかせようと無理強いしたり、情報の操作でごまかそうとする政治があれば、それこそ、徹底的に改革したい。今、その多くのしがらみを断たなければ未来は開けない。

 先日、「おくりびと」という映画を観た。そこにでてくる庄内の四季の風景の美しさに先ず魅かれた。そして、これまでなかなか、きづくことができなかった、納棺師という人の業の美しさに涙した。心を込めてやる仕事に真にありがとうと涙をため、応えてくれる人。偏見と自分の思いとの葛藤。
 なんだか僕は、神戸でやったはじめての炊き出しに涙してくださったお年寄りの姿も思い出してしまった。どんな立場での「業」も、この瞬間が希望なのだと思う。
 今、市政、行政の仕事でどれだけそんな「希望の瞬間」があるだろう。

ところで、今、「おくりびと」にでてくる「鶴の湯」をたづねて、方々からこられると聞いている。まずは、「おくりびと」を観よう。庄内を、鶴岡を、そして自分の仕事を、暮らしを見直すために。

 今年5月に、僕はスウェーデンの「持続可能な自治体」の国際会議に出席した。
スウェーデンでは289自治体ある中の71自治体がエコ自治体を名乗り、持続可能なまちづくりに挑戦している。持続可能なまちづくりの定義とは、
1)地殻から掘り出した物質の量が自然界に増え続けない。
2)人間がつくりだした物質の量が自然界に増え続けない。
3)自然が物理的な方法で劣化しない。
4)人々が満たそうとする基本的なニーズをさまたげるようなことをしてはならない。

という定義である。強調されたのは、これは科学的な原則であるので、この定義を政治が変えるなどということはできないということ。

市政記念日の時、公益文科大学長の黒田先生が、「新しい社会システムの構築に寄与する市民を育む」といった趣旨の事をご講演なさっていた。何か僕はかいま見たスウェーデン社会の事を想起した。

 この10年間で8.7%のCo2削減をしておきながら、44%の経済成長を遂げている国、スウェーデン。社会インフラをはじめ、大きなシステム転換をしている現場の多くに、希望を感じた。

さて、鶴岡でいかに持続可能な、希望の社会をつくっていくか。更にみなさんと一緒に考え、行動していきたい。




末期状態!の日本の政治。



福田総理が政治を放り投げた。威勢のいいことをいっていながら、あっさりと突如辞任した安倍元総理が辞めて驚いたのはつい最近の事。そして安心安全内閣とかいっていた「おまえもか」という感じ。
 60年続いた自民党政権はもう終わりに近づいている。
一国の総理が途中で、それも防災の日とかに「やーめた」なんて辞めるかねえ。
選挙対策だということだけれど、だとしたらさらに、完全に国民を無視した許されない行為だと思う。メディアでは「ポスト福田」なんていっているけれど、そんなことよりこんなに醜く恥ずかしい無責任な政治をやっていいのか。ということが重要だ。

 僕は政治というのは「希望」を作り出すものだと思ってやってきた。ところが今の政治はどうだ。失望と、時には絶望を作り出しているじゃないか。
 もう許せない。もう、こんな恥ずかしい政治におさらばして、真にいいシステムを作り上げる、希望をつくりだす政治に大きく変えたいものだ。
 とにかく、今、やらなければならないのは、政権交代だ。もういいかげんにしましょう。、、、。
 こんな趣旨の事を、このカードをもって、朝、役所前、夕方、八文字屋前にたつ。
峰中あけのヒゲ面。演説していて、ふとみるとじっと座って聞いてくれていた人がいた。25歳の青年だった。このブログもYOUTUBEも見てくれているという。本当にうれしかった。そして同じく座って聞いてくれていたのは女子高生3人組。「その字の紙、いただけますか」と一言。「え、こんなのを?」と思いながらどうぞどうぞと手渡す。
 ありがたい。ありがたい。ありがとう!

さて、9月4日から9月定例会がはじまる。僕の一般質問は10日。
先端研の成果と見通しについて、地下水政策について(砂利採取について)、総合計画について の3点を質問予定。

議案書、議案説明をうけて、気になったのが実質公債費比率の値。
これまで18年度19.2%、19.7と、あがっていたが、今年になって算定のやり方がかわって17.1となって、これだと18%以下だからまだ、健全だ。などという説明になっていた。
 この「算定がかわって、、、」というところには?がつく。
財政の健全度を示す値がそんなんでいいのか。と改めて思う。なんか騙されているような気がする。

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さて、日本の政治だが、もはや政権交代しかないと思う。もう、1000兆円も借金を抱えていながら、人口減少を迎えているこの国は、もたない。持続不能だということはだんだん、見えてきているはずだ。
 官僚ー天下り構造を断たなければ、また、政、官、業 癒着の構造でがんじがらめになっている構造を断たなければ、いけないのだと思う。

まずは、完全なる発想の転換をするためにも、政権交代をして当然だと思う。
内向きの総裁選挙に何も魅力もない。早く自民党の古い政治に終止符をうつことだ。




本日より山伏修験


おはようございます。
本日より羽黒山伏 秋の峰に参加します。
期間中、携帯は使えません。御用のある方は0235-28-3338 カフェそらいへ
メッセージをいれてください。また、メールはsternkusajima@docomo.ne.jp
へお願いします。
 8月31日は、修行のクライマックスでもある「八朔祭」が羽黒山頂上の神社の界隈で夜10時からおこなわれます。ぜひおいでください。

それでは、山伏 進佑、いってきます。

朝、うれしい差し入れ。



本日、朝の街頭演説中。道行く市民の方から、「がんばれよ」と差し入れをいただきました。ぐびっと飲む前にパシャリ。ありがとうございます。ホント、うれしいです。

藤島夏まつり



2日、道田町町内会の夏祭り。3日、最上小国川で映像取材。サンラインの友鮎釣りの大会をおこなっており参加者約90名。鮎多し。清流を撮る。関東、宮城方面から多数の釣り人が訪れていた。
その後、家族で藤島夏まつりに獅子踊りを見に行く。今回被災した栗原市の清水目鹿踊を初めて見た。なかなか圧巻。そして藤島伝統の獅子踊り。大谷と東堀越の獅子踊りを拝見。今回の舞台では15分ぐらいのものなのだが、お盆の奉納の際には50分ぐらいの構成だとうかがった。大谷では14日と15日、神社とお寺で舞が奉納されるとのこと。
神なる自然の恵みに感謝の奉納として、集落の住民が団結してつくりあげる祭り。そのプリミティブな原風景が継承されている事はとても嬉しい。こうしたものこそ次世代に引き継ぐべき事だと改めて感じた。
 関係者の皆様、お疲れさまでした。

7/26スウェーデンの持続可能なまちづくりに学ぶ-


7月26日(土)、以下、フォーラム勉強会を開催します。ぜひ皆様、お越し下さいませ。
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エコ・文化フォーラム  
スウェーデンの持続可能な
 まちづくりに学ぶ。
〜スウェーデン在住 矢作ルンドベリ智恵子さんを囲んで。〜

2020年には石油を使わない国にする宣言をし、地球温暖化対策ーCo2削減をしながら経済成長を果たしている、スウェーデンの社会システムやライフスタイルを 紹介。持続可能な地域作りについて、語り合いませんか。

●低炭素社会の現場から 日本と何が違うのか(矢作ルンドベリ智恵子氏)
●太陽を建築に活かす。(建築家 井山武司氏)
●スウェーデン・エコ自治体(Sekom)国際会議・視察報告(草島進一)
●鶴岡でどう行動するかー ディスカッション

日時:7月26日(土)14時〜16時半
場所:鶴岡アートフォーラム 2F 大会議室
会費:1000円。(会場費、講師交通費 等)
午後2時から4時半まで。
主催:ナチュラルステップジャパン・鶴岡  
連絡先:090-4388-3872 stern8@mac.com  草島

●講演者:矢作ルンドベリ智恵子 氏
山形県河北町出身。2004年8月よりスウェーデン・ストックホルムに在住。2001年から2004年まで在日スウェーデン大使館商務部に勤務、貿易渉外業務を担当。その後スウェーデンに移住し、メディアコーディネーターとして日本の雑誌、TVなどの取材のコーディネートなどを担当。他にエコライフの月刊雑誌『Ecocolo』にスウェーデンのエコ情報を紹介している。

山形 観光 自然資本


やまがた観光塾に参加。松ケ岡、庄内町のTMOをめぐり、パネルディスカッション。
ぐっとくるもの。普遍的なもの。いのち。つながり。目に見えない物。、、、キーワード
が諸々。スパールの山澤さんにひさびさに再会。交流会からなにやらいろいろお話を聞く。カワシジミの話、野桑の話、スズメガの話、鳩の飼育の話。
多様性、バイオダイバーシティ、自己増殖。、、。川口先生が、もろもろ示唆にとんだキーワードを紡いで下さった。
 ナチュラルステップ・アメリカの代表 ポールホーケン、RMIのロビンス氏らの共著に「Natural capitalism」という本がある。自然資本というものをどうとらえ、政策に反映するか。最近、そのあたりが相当なテーマなのではないかと最近考えている。


土曜日の諫早湾の裁判の明るいニュースで、あらためて、山下弘文さんのあの笑顔と「自然と共に生きよう!」と僕のワゴンに書いてくれた筆跡を思いだした。パーティーをやった渋谷のパタゴニアにも、そのまんま書いてくれたっけ。

さて、山澤さんだが、ひさびさにお会いしたがその、情熱と果敢な行動は更に磨きがかかっていた。ハーブ研究所
http://www7a.biglobe.ne.jp/~spur/toppage/toppage.htm

まさに、「循環する生態系を営む自然資本から、無限の可能性を感じさせる経済を生み出している萌芽」と、僕は感じたのでそのまま会の感想で述べた。生物多様性の経済価値ということでも、表現できるかもしれないなあなどとも感じた。

山澤さんにナチュラルステップの話をしたら、なんか「I Know」という感じですぐに解って下さった。

町歩きで、庄内町では、山居倉庫よりも巨大な米倉を活用して、ITのオフィスに改造し、実際に東京の大手IT業者が営業をはじめることになっている。また、TMOでは、一店逸品運動をおこなっていて一月に一回、商店主などの交流勉強会を続けていて、それが実際にお会いしたお好み焼きやさんなどの励みになっていた。これは心に響いた。

なかなかやってますねえ。原田町長さん。素晴らしい!

スウェーデン日記2


16日から、スウェーデンに来てほぼ一週間。今、ナチュラルステップジャパンの高見さんの家。ストックホルムの郊外のリディンギョから。午前4時40分です。夜は10時ぐらいまで暗く鳴らず、朝の太陽が今ごろあけてくるので、少々寝不足気味ですが、とても元気でやっております。

スウェーデン日記ー1


スウェーデン。16日について、21日。ブログをアップする間もなく、あっという間に時間がすぎてしましました。
 スウェーデンの社会自体が、基本的に地方分権が行われ、自治体に自由度があるのですが、その中でも、特にサスティナブルな社会に向けて行動をしている自治体や、企業、そしてそのきっかけをつくっているFire soulの方々に会ってお話を聞いているので、毎日驚きと感動が続いています。

16日に成田発。12時間。着いて、一日、ナチュラルステップジャパンの高見さんに迎えられ、ホームステイ。
 ストックホルムの水が美味いのに感動しました。湖から引いている水との事ですが、塩素が全くはいっていないかのようでした。
17日、1日、ストックホルム。午後6時、今回のサスティナブルツアーの参加者と合流する。そしてスウェーデン北部のumeoへ。夜行の寝台電車で10時間。18日、参加者の自己紹介と、ウーメオにある「エーサム」の事務所で、ナチュラルステップ、エコ自治体5-0のコンセプトについてレクチャー。諸々議論したりして、夜は、農家民宿。    
19日は、sikeaの学校の給食のオーガニック率が50%以上(!)、ペレットボイラーを使い、環境教育をしっかりとやっているコミュニティベースの小学校などを視察。
Sikeaというキャンプ場の運営を主体として諸々展開する、エコビレッジ、レストランのあるコミュニティセンターなどを視察。グンナル氏らを含めて、ディスカッション。

20日は、マクドナルドとフォード、ガソリンスタンドがナチュラルステップをベースに作り上げた、グリーンゾーンを取材。その後、集合住宅で太陽光がふんだんに差し込んだエコハウス Tomteboを取材。木造で5階建て。オープンな中庭。ほとんど外にいるかのように、太陽が燦々と降り注ぐ建物でした。午後は、その後、ウッドペレットからエタノールバイオ燃料を生成するプラントを運営している会社を訪れ取材。そこでエタノール社会に向けての自治体の動きや国の動きについて、聞くことができました。その後世界遺産に登録されている、ヨセミテのような、岩盤が剥き出しの景勝地で国が運営するNATURUMを訪れました。 その後、Hoga kusten の美しいレストランで食事。湖畔のキャンプ場のコテージで宿泊。

4日目は南下して、太陽光のユニットを開発している若き社会起業家の工場。
Folkets Hus (Peoples house)を取材。ここは民間運営のコミュニティセンター。Soraker という場所なのですが、これがTsuruokaにどうも発音が似ていて、おおいにもりあがりました。
1888年にSundsvallのエネルギー政策を聞きました。ここでは水の事も聞けました。

地下水ベースの水道水ですが、水がいいので、塩素処理が全くおこなわれていないそうです。0.1%以上の塩素を加えなければならないなどという法律が日本にはあるんだと言うと、へえ、そんな必要はないのにねえ」という答えが返ってきました。

4日間。の持続可能なスウェーデンツアーは、1日に2日分ぐらいのメニューがぎっしり詰まっていて、僕が持っていった50本のDVテープがほぼ半分なくなってしまいました。
この4日間、カナダのウィスラーの市長と一緒でした。分権がおこなわれ、エネルギーや農業、そして福祉、教育、様々な政策を、サスティナブルな社会を目指しておこなうには、どうしたらいいか。という視点で包括的なビジョンと計画が立てられ、運営されている。
それも実に生き生きと運営されている。その現場をこの4日間、じっくりと見ることができました。これから詳細を伝えていきますね。
 昨晩、ストックホルムについて、本日はストックホルムで環境省などの取材です。

さあて、出発時間がせまってきました。

よっしゃあ!


旧みどりの日に。


旧みどりの日。
最高の青空に導かれ、湯殿山、赤い岩のご神体に向けて参拝、新しい年度あけのエネルギーをいただきました。周辺はショウジョウバカマや水芭蕉を見る事ができます。
午後大鳥へカヌーの今シーズンの漕ぎ初め。かたくり園も今が最高!

今、春の息吹が最高!の鶴岡ですね。