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カテゴリー: 日記

世界遺産の学習会とシルクサミット


羽黒で世界遺産の学習会があり参加。平泉の担当者の話。
これからの取り組みは大きな課題だ。
その後、公益文科大学院ホールでシルクサミットを聴きに行く。
鶴岡の絹織物の歴史や現在のチャレンジに感銘をうける。
講演者の田中優子氏が藩校致道館の荻生祖來にふれたところも印象的だった。

原さんの運動。


10日の毎日新聞の山形版の特集。緑と生きる7 大規模林道その後 として、白鷹、葉山の自然を守る会の原敬一さんの記事が載っていた。

小国町から朝日町にかけて計画された大規模林道建設工事。

「キノコや山菜の宝庫で、きれいな水をもたらしてくれる恵みを壊すのは許せない」
「ブナの自然林を破壊するだけでなく、葉山の山頂にある葉山神社のすぐ横に林道が通ることは山岳信仰の破壊にもつながる」と訴え、反対運動の中心となった。
98年12月、林野庁は64キロの計画区間のうち約14キロ工事が進んだにもかかわらず、中止を決断。全国32箇所で計画された大規模林道で唯一の中止だった。03年に完成した14キロ部分は、毎年のように崩落などが起き、今も補修工事が続く。
 中止決定後、守る会は小国町の愛染峠付近の工事のために伐採されたブナ林を復活させようと、行政に植林を訴え続けたが、認められなかった。

ーーーーーー原さんは「行政の(自然に対する)姿勢は変わっていない。何ら反省していない」と指摘する。

「大規模林道建設の受益者負担金の後年度負担も、県財政が最悪となった一因だ。環境基本計画を創り、一応はいい方向に行っているように見えるが、実質的には変わっていない」と行政へ苦言を呈する。「かけがえのない自然は、次の世代にも伝えて行かなくてはならない貴重な財産。行政がおかしなことをしたらこれからも声を上げていく。また、そうしたことが出来る人を育てたい」緑とともに生きていく姿勢はまっすぐだった」

ーーーーーーーーーーーーーーーここまで引用。毎日山形版

原さんの姿勢には本当に学ぶことが大きい。町職員として、不当な人事降格など、様々な圧力の中でも貫いていった意志。全国の市民運動にとっても、僕にとって、大きな影響を与えてくださった一人でもある。

 本当に美しい、未来をつくるために、地球の声に応え、行動する。

 原さんに続きたい。

   

年頭 名刺交換会にて


仕事始め。名刺交換会 グランドえるさん。会場一杯の人。

「官から民へ」と市場経済を動かし続けてきたフリードマンが昨年亡くなり、そして米国で民主党が中間選挙で圧勝した。サッチャー、レーガン、日本では中曽根あたりを手始めに小泉で強固に進めてきた市場主義、自由主義経済が今ぐらついている。安部政権はそのたそがれ状態で引き継いでいる。相当、厳しいだろう。今年はこうした体制が大きく変わっていくかもしれない変革期。とは加藤紘一代議士の言葉。

今日の安部首相の年頭あいさつ。「美しい国元年」とはよくいうものだ。
「美しい」とはどういうことなのか、米国追従で格差社会を加速することが美しいことなのか。教育基本法を強行採決し、防衛庁を防衛省にして、憲法を変え「戦争できる」国家にすることが美しいことなのか。
 諫早湾も長良川も、ゲートを閉じたまま、生命が消滅しヘドロが堆積している。そんな事が美しいことなのか。ホワイトカラーエグゼンプション? 美しいのか?

 全く僕の心には響かない。とても美しさは感じられない。反民主主義、ファシズム、情報操作ほど醜悪なものはないではないか。

岩波、世界の1月号に、コロラド ボールダー在住のジャーナリスト、宮前ゆかりさんのルポの中で、シンディシーハンの反戦運動がピックアップされていた。
「平和な手段による直接行動で、本来の民主主義のシステムを取り戻す必要がある」
と彼女は主張し、野宿して大統領との面会を求め続けた。そして世界中から何千人もの人が集まるキャンプケーシーが生まれた。とのこと。今やイラク戦争反対運動の中心人物だ。
 二大政党制の米国。民主党優位とはいえ、それだけでは民主主義を取り戻すことはできない。アメリカの未来はグラスルーツ(草の根)の精神にかかっている。「人民による人民のための政府」を甦生する一般市民たちの底力に希望を託したい。と宮前さんは結んでいる。

政府が自由主義経済、軍事大国のお手本と崇めているような米国でもそうなら、日本ではどうか。政権交代を求めるのはもちろんだが、それにしても、そのためにも、一般市民たちの底力が本当に必要なんだと思う。一人でも動き出せば、確実に変わる。

もう、間違いを続けていてはいけないのだ。

「動けば変わる」

市民の底力を存分に発揮し、変革を実現す。そんな一年にしたいものだ。

謹賀新年


皆様 あけましておめでとうございます。

元旦の今日。鶴岡は昨年とうって変わってまるで雪のない正月。そして今日は風もなくぽかぽか陽気でしたね。みなさん、いかがお過ごしでしょうか。良い年になりますことを心からお祈り申し上げます。

さて、僕は大晦日は恒例の羽黒山 松例祭へ。昨年に引き続き、手向の若者たちと一緒に綱をひっぱり全速力で走る大晦日でした。今回は YHに来ていたスウェーデンからの留学生とともに走りました。その後、除夜の鐘を聞き、年頭祈祷へ。いつもと違って、国分け神事が1時間くりあがっての開催との事で、それは見逃してしまったのは残念でしたが、歴史のある羽黒山の文化に触れながらの年越しでありました。

 本日は、例のごとく、雪の湯殿山へ。テレマークスキーで登山しての初詣です。昨日から今日にかけて降った新雪ではありましたが、昨年と比べるとものすごく雪が少ない。いつもは駐車場の道路から約4メートルほどの雪の壁をよじのぼってから登山ルートといった感じなのに今日は2メートルそこそこといった感じでした。

初っぱなから一つアクシデント。いつも付けている軟質プラスチック系のシール(滑り止め)がパツンバツンと、プラスチック疲労でちぎれてしまったのでした。僕はしばし目点になりましたが、仕方ありません。滑走面全面のシールはあきらめ、とりあえず板にベルト状の留め具だけをつけて、「行けるところまでいってみよう」と登り始めました。準備が大事ですね。
 曇り時々晴れといった天気。白い雪の斜面を登りながら、今年のありようを考えました。大体、2時間半。奥にある月山と赤い鳥居が見えるところまで行き、そこでご祈願。
 
われらに要るものは、銀河を包む 透明な意志 巨きな力と 熱である。

                             宮沢賢治

 「美しい日本」を唱えながら、民主主義の根幹を揺るがすような不祥事を減給処分でごまかすなど、醜態だらけの国の政治も
 子供夢未来宣言とか、100年後の子供たちに誇れる政治と唱えながら、目先の利権構造と官僚の言うなりでダム推進等、旧態然とした悪しき公共事業はそのままの山形県政も
 「出羽三山に多様性が生き」と唱えながらも、相も変わらずというか、さらに強固な密室市政で官僚主導、ほとんどの市民力がないがしろにされている鶴岡市政も

今こそ、はっきりと改めないといけない。それが本当の改革だ。

国の借金は特別会計などをいれると、1000兆円を超えている。
鶴岡市政でいえば、年末に財政当局などに確認したが、鶴岡市の借金は今、一般会計で750億円ほど。それに下水道関連500億、などなど、併せて1700億を超えていた。来年度、実質交債費比率は18%を超える。聞けば現状で予算は20億から30億円分足りないのだそうだ。今年度、基金を取り崩してなんとか穴うめをし、また更に来年もだとすれば、次、次の次とどうしていくつもりなのか。
 
 更に厳しくチェックしていかないといけない。

もう、小手先の借り換えだとかといっている場合ではない。「あれかこれか」の選択の時代だ
「住民がだれも望んでいないものをよかれと思って税金を投入する」
「政官業の利権主導で世論操作し、つくりあげる」
「結論ありき。アリバイづくりのための審議会、委員会」
「かたちだけの住民参加」
そんな事は一切改めたい。


「公共事業」改革こそ、真の改革。
まずは、はっきりと、おかしいと思う事を言うことが大事だ。

政治をしっかりと国民、市民の声に応える、心宿るものに

今年も一歩一歩、やっていこう。

次の世代に、真にいい未来を手渡すために。






12月議会にむけて


12月5日から、鶴岡市議会定例会 12月議会がはじまります。
日程は以下のとおり。

12月 5日(火)本会議(開会、提案説明、総括質問等)、
          予算特別委員会

    7日(木)本会議(一般質問)
 
    8日(金)本会議(一般質問)
                  
   11日(月)本会議(一般質問)

   12日(火)常任委員会(総務)

   13日(水)常任委員会(市民生活)

   14日(木)常任委員会(厚生文教)

   15日(金)常任委員会(産業建設)
   
   21日(木)予算特別委員会
     
   22日(金)本会議(閉会)



12月議会 にむけて、以下の項目を一般質問に掲げました。

1)世界遺産への取り組みについて


2)地域資源の活用について

を提出しました。

ご期待ください。


27日、公開質問状を提出。




11月27日、県知事宛、これまで、全国の釣り人。川を愛する市民。また小国川流域で集めた方々による署名2137名の署名とともに、以下の公開質問状を山形県知事に提出しました。

昨日、これまで集めた2173名の署名(第一次集計)とともに、以下 の公開質問状を提出しました。



           平成18年11月27日月曜日

       ダムに依らない“真の治水”の要望と公開質問状
                                             
山形県知事   斉藤 弘 殿
山形県土木部長 池田 隆 殿                 

                   最上小国川の“真の治水”を考える会
                           代表   押切喜作
                           事務局長 草島進一

 先般11月24日、これまでの検討経緯について県側から説明がありました。その後、質疑応答がありましたが、経過の説明を聞いていて、私たちは、これまでの治水策、環境面での議論がいかに不十分だったか、又説明不足だったかを再認識する結果になりました。また、当日もたった一時間足らずで質疑打ち切りとなり、これまで開かれた公聴会と同様、議論が尽くされたといえるものではないと確信いたしました。

 委員会の構成について、土木部長は「『純粋客観的に審議した』と委員の方が言っていた」と主張されましたが、委員会構成の内、「専門家」として河川工学者がダム推進・容認論のみ主張されていた風間氏 一人のみであった。ということであれば、他のメンバーが「客観的に話している」といっても河川の技術的な議論は、その「専門家」の方の意見に従う結果になることは当然であります。治水対策について、真の議論は、ダムによる治水論者と、ダムによらない治水論者がいてはじめて成立します。そのこと一つとっても、これまでの流域小委員会の議論は極めて不当であります。

 県の説明は一応は3案を示したようになっていましたが、ダム案については問題点が指摘されず、メリットだけが強調されています。

 つまり、県のこれまでの説明は、穴あきダムのメリットを強調し、他の案についてはどちらかというとデメリットを強調し、ダム案に誘導してきたことを強く感じるものでありますし、こうした、穴あきダムのデメリットの部分を慎重に考慮にいれご判断いただきたいと、希望するものであり、又、改めて、“真の治水”のあり方について再検討をすべく、真の治水代替案(基本方針)の作成に加わった専門家との再協議を更に求めるものです。

今本博健 京都大学名誉教授 河川工学 元京大防災研究所所長 は、最上小国川ダムの問題点を次のように指摘しています。


 最上小国川ダムは旧来型の治水方式であり、真の治水の「3要件」を満たしていない。

�治水機能が限定的である。
 1)計画規模を超える洪水に対しては治水機能を発揮せず、下流での急激な水位上昇により、逃げ遅れなどで被害を大きくする恐れがある。
 2)ダムの集水面積は37.5km2に過ぎず、治水上の効果が現れるのは直下流の赤倉温泉などのごく限られた地域のみである。
 3)「穴あきダム」は、計画規模以下の中小洪水には調節効果がなく、効果を発揮するのは文字通りの数十年に1度だけである。
 4)放流口が1門しかなく、それが巨石や流木などにより閉塞されると、重大な支障となる。放流口の数を増やせば大きさを縮小せねばならず、閉塞の恐れがさらに大きくなる。

�河川環境に重大な影響をもたらす恐れがある。
 1)穴あきダムでも、短期間であるにせよ、洪水の濁水を貯留する。このことにより湛水域の樹木は枯死し、生物は死滅する恐れがある。
 2)ダム建設予定地点上流に2基の砂防ダムが設置されているが、このことは上流からの土砂の供給が多いことを意味している。こうした土砂のうち粒径の大きな砂礫は洪水の減衰時に排出されない恐れがある。
 3)湛水域に貯まった細かな土砂は洪水後にも排出され続けるため、濁水状態が長期化する恐れがある。
4)河川環境や土砂移動についての説明は定性的であり、定量的な検討が不足している。

�日常にも役立つ治水という視点が欠けている。
 1)赤倉温泉の一部の建物は川にせりだしており、清流を活かしていない。
 2)川の両岸に増水時には水没する程度の高さの歩道を新設し、清流に親しめるようにするとともに、河道の流下能力の増大をはかるといった検討がなされていない。
                                以上。


なお、私たちは、現在推し進められようとしている穴あきダム案に対して以下なる疑問があり、回答を求めるものです。



1)穴あきダムの環境への影響について
 「日本屈指の清流最上小国川を環境影響の実験台にするのですか?」


最上小国川は、「松原鮎」の里として有名なアユが数百万匹天然溯上する清流です。最新の穴あきダムである益田川ダムのある島根県益田川は、隣接する清流高津川と異なり、昭和のはじめに紡績工場の誘致に伴う廃液を流す段階で漁業権を県が買い上げている川でした。又、最新の益田川ダムでも環境アセスはおこなっておらず、事前事後で魚類の個体数の定量的な実測などがおこなわれておりません。

先日、最上町でのダム推進の説明会で講演し、▽水質や環境、景観などに変化はほとんどない。▽貯水池が常に空であり、管理が容易▽スイスなど、海外で有効に機能している。などを挙げ、「穴あきダムは21世紀のダムとして提案できる」とした角 哲也氏に対し、今本博健 京都大学名誉教授(河川工学 元京大防災研究所 淀川水系流域委員会 委員長)は、「環境にほとんど影響がない」という科学的根拠を示せと11月14日に質問状を送っておられますが、しかし、未だ回答はありません。

 先般の説明会でも、県が主張している「穴あきダムは環境に影響がほとんどない」について、科学的根拠を質問いたしましたが、具体的な根拠を示した回答は全くありませんでした。
 
漁業権があり、小国川ほどの魚類数、生態系に匹敵する清流環境のある河川での運用実績、環境モニタリング、魚類数の変化などの実績を示してください。
また、「環境に影響がない」科学的根拠を示してください。



2) ダムのコンク リートには寿命があります。例えば熊本、球磨川の荒瀬ダムは完成後50年で撤去が決定しました。ダムの寿命がきて、撤去することになると大変に巨額な費用がかかります。つまり、ダムでは永続的な治水を叶える事はできないのではないですか。穴あきダムは、ある一定程度は土砂がたまることを防ぐことは可能かもしれませんが、このコンクリート本体の寿命という問題はつきまといます。 米国ではすでに老朽化した600ものダムを撤去する時代にはいっていますが、この撤去コストははかりしれません。結局、次の世代に莫大なツケを背負わせることになります。ダムの寿命をむかえたら、巨大産業廃棄物の行方と、流域の治水はどのようにしておこなうのでしょうか。

3) 建設コストについて、ダム案が他の案よりも30億円低く見積もられていますが、例えば月山ダムの場合、780億円の計画が1780億円になりました。結果的に130億なのか甚だ疑問です。最上小国川ダムとほぼ同規模の益田川ダムは総事業費300億円です。また、他の穴あきダム計画地のダムデザイン検討委員会では、ダム上流で水位変動が激しく斜面崩壊を起こしやすいため、上流部ののり面や斜面保護工事、地滑り対策工事が続けられる可能性があり、莫大な費用がかかるのではないかと指摘されています。130億円の中にこうしたコストははいっているのでしょうか。また、それぞれの案の積算根拠を示してください。
 


最後に、今年8月13日の朝日新聞一面には「あふれる治水」という表題で、来年度に国交省は、公共事業費減を背景に、堤防整備が遅れている河川の流域で伝統的治水施策の「二線堤」や「輪中提」を整備する新たな治水策を検討し、制度の創設を予定しているとの記事があります。要するにダムだけではない、治水策が紹介されております。(別紙)
 また、この国の動きを受けて、筑後川流域でも、そうした治水策を採用しようと研究がおこなわれはじめているとの報告もあります(別紙)。


「一定規模以下の洪水では水害を発生させない」というこれまでの方式を

「いかなる大洪水でも少なくとも壊滅的な被害を回避するようにする」
「自然環境に対して重大な影響を与えないようにする」
「治水に役立つだけでなく、まちづくりにも役立つようにする」

これを今本博健先生は、「真の治水の三要件」と呼んでいます。

こうした“真の治水” 策がまさに21世紀型の治水策であり、今後普及が進むだろうことをこの2つの報告は示唆しているのではないでしょうか。

 私たちは、このような新しい制度も考慮にいれ、また、新潟水害の後、五十嵐川で400軒もの家屋移転を伴いつつも河道改修をおこなっている事なども考慮にいれ、赤倉温泉地域の河道拡幅案による治水策についてもっともっと検討すべきであり、まだまだ検討の余地があると考えております。

ダムによって栄えた町はありません。
日本の遺産ともいうべき、日本屈指の清流環境と天然アユ「松原鮎」をいかし、持続可能な、赤倉温泉地域の真の活性化と、真の治水を叶えるために、ぜひ、賢明なる知事のご判断をいただきますよう、よろしくお願い申しあげます。                                                     
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県議会の請願など。


小国川の件で提出していた請願をめぐって、県議会でのやりとりを調査するために県へ。

安藤忠雄さんの講演会   藤沢周平記念館


朝、つじ立ちからスタート。
合併から1年。討論でも述べたが、納得いかない点数点。また、行政改革というか情報公開のあり方がどうもやはりおかしい!と諸々述べる。

  午後、建築家安藤忠雄さんの講演会があり酒田へ。
 安藤忠雄さんの建築については、札幌市の渡辺淳一文学館、兵庫県立美術館、尾道美術館など、それらが所在する場所を訪れた時には、立ち寄ることが一つの楽しみになっている。
  講演の前に購入した「連戦連敗」にも述べられているが、空間や時代や既成概念への「戦う姿勢」というものを、その建築物を訪れるときにひしひしと感じるところが僕は気にいっている。
  ただし、館によっては使い勝手がいまひとつという声も聞いた。それと費用か。

   今回、改めて話を聞き、新しい概念に挑んでいくスピリットというものを再び感じた。TTCK周辺にもいらしたようだし、藤沢周平記念館についても一言S日報に述べられていた。

 合併後の議会の当初にはモニュメントの件、そして先日も新設された公衆トイレの事を話題にしたけれど、歴史を刻む鶴岡公園周辺の環境、景観整備は、確かに難しいところもあると思う。であればあるほど、プロセスを大事にしなくてはいけないと思うのだ。
    多くの住民が情報を共有して議論する。パブリックコメントも求める。公開型のコンペやプロポーザルなどを通じて、建築設計を志す方々が一つの公共事業で育まれる仕組みをつくるべきなのではないか。 密室で会議がおこなわれ、議事録もとってないから、議事録の公開もできない などという事では、公共施策の体をなしていない。
  そろそろ、「納得の公共建築物」をつくるプロセスを学ぶべきなのではないだろうか。
  
   藤沢周平記念館について、安藤さんだったらどんな絵を描くだろう?  
   という思いを抱くのはきっと僕だけではないでしょう。 

 しかしながら、財政難の中での予算と雪国ゆえの熱効率、また地元木材活用の件、歴史的建造物の保全、この土地特有の気風などなど、僕らも一棟の公共建造物に向けて反映しなくてはいけない事が山ほどある。 
 僕自身は、未だ、本当に公園のどまんなかでいいのか という思いもある。
 ただ、ど真ん中に作るとしたら、藤沢さんのスピリットを、また鶴岡の志を表すにふさわしい建造物にしなくてはいけないのだろう。とも思う。
   
    みなさん、どう思います?
  

  

三川町 町長の辞職!?


昨日から  今朝にかけて三川町の町長の辞職のニュースが相次いでいます。
  先日、住民からは、合併の是非を問う住民投票条例制定の請求が出されました。あさっての28日はそれを受けた臨時議会だったと聞いています。合併協議は協議として、また、これまでの経緯は経緯として、過去の諸々の「混乱」と称される事はそれとして、こんな時だからこそ、僕は住民投票をおこなって、住民の意思を確認をする。といった事があっていいと思っていました。その矢先に町長辞職の会見。
鶴岡市議会でも本日、臨時で代表者会議があり、28日の本会議で今回の三川町の件をうけて緊急質問をおこなわれることになりました。

911


9.11、同時多発テロから5年がたった。
信じられない出来事が目の前で起こっている。と、ずっとテレビに釘付けになったことを覚えている。

 テロの矛先はビンラディンだったのに、逃亡先のアフガニスタンの空爆の後に全く関係のないイラクに矛先を向け、戦争をしかけたアメリカ。

 この911についても検証し、真実を暴こうという動きがある。



http://www.reopen911.jp/
また、きくちゆみさんのブログhttp://kikuchiyumi.blogspot.com/などが、考えるきっかけを提示してくれる。

世界中から暴力の連鎖が断たれることを祈る。

現行の日本国憲法9条、教育基本法をしっかりと守り、世界に平和を発信し続けることこそ、「和をもって尊しとなす」日本の使命。

真実をしっかりと語り合い、平和をみんなでつくろう。