持続可能な鶴岡ブログ

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2日目



各地からの報告で 旧 藤島町の取組みを 共同ファーム 志藤さんが紹介。 今頃 地産地消フェスティヴァル 藤島 やっているかな?

農をかえる東北集会



秋田市 28年前から後継者を育てているという埼玉県小川町 金子さんの話を聞く

三川町長選


三川町長選。

三川町長選開票結果 22時05分 (選管最終)
当阿部誠氏   2881票
 梅津泉氏   2121票
 佐久間修一氏  243票

明らかに阿部氏の勝利
「自立」を選択した町民の選択を尊重したい。

これからの鶴岡市政運営。事務組合の問題など、これから早急な議論をしなければならないが、自立の道を選択した三川町とともに、何が住民にとって最善の道なのかを見極めなければならないだろう。
 合併してもしなくても、財政危機と右肩下がり時代の地方都市としては一緒である。
知恵を絞ってお互いの持続的発展の道を模索していくことが必要だ。

 イギリスのブライスは「(民主主義の源泉たる)自治は民主主義の学校であ
る」と言った。元総理の石橋湛山は「地方自治の比較的重要なのは、その小なりにあり」と言っている。
 
 要するに、実践と当事者意識なしに民主主義は機能しない ということなのだと思う。

合併した鶴岡で僕が疑問に思っているのは、行政がさらに内にこもって「調査だ研究だ」とはじめていることだ。14万市民と一緒に考える姿勢ということが皆無というか、さらに官僚化しているように思えるのだ。「官僚的な、継続的考えの下でのシミュレーション」と、政治は僕は違うと思っている。過去の継続を断ち切れることこそ政治であり政治は漫然とした流れにダイナミズムを作り出してこそ政治だと思うからだ。

 それを考えれば、まあ、数の問題だけでもないかもしれないが、要するに三川町で町民が知恵を絞って次々と小さな規模で「自治として」社会実験を行うような姿勢を期待したい。いずれにしても、町民の選択、支持を受けたわけだから、徹底的に小さな町の大きな挑戦を行動してほしいと思う。
 そうしたら、今後、三川町の存在というのは、鶴岡市にとって互いに切磋琢磨できるパートナーになれるのではないだろうか

 鶴岡も、合併すれば以前の発想で行政運営ができるなどと考えるのではなく、この時代にふさわしい発想の転換が必要なんだと僕は思っている。それは何か。さて、みんなで考えましょう。

 



財政危機宣言


昨日のみのもんたさんの「ズバ」スペシャルご覧になりました?

僕は録画しておりましたが、わざわざ電話で番組を教えてくれたKさん、ありがとう。
 財政再建団体に陥った夕張市。炭坑が盛んだった頃に作られた市営住宅にぽつんと住んでいるご老人の姿。
 夕張の他にも合併特例債だから有利な起債だ。などといってつくられる大観覧車。 通れない農道 「国のカネだから、、、」という「言い訳」で税金がムダに使われている。
 
田中康夫氏は、この破綻している夕張に1500置く北海道と国は全国で2番目に大きなダムをつくっているんだ。ダムをつくらないと献金が来ない政治家がいるからです。これを変えなきゃいけないということを指摘しました。

 自民党舛添氏は、道州制をもちだしたが、そんなことがこうした事の解決になることではない。またこれまでの三位一体改革についてもがんばっている。シーリングかけているなどと言及しましたが、全く説得力がなかったですね。

日本の借金 775億円。一人あたり607万円の借金。
世界と比べると、先進諸国はほとんど借金を減らしている。
日本自体が政府こそが緊急事態制限をださなければならないのではないかと民主党長妻議員は指摘しました。

実際「国のかねだから、、、」というフレーズは、よく役所との議論の中ででてくるのです。僕が研究所問題を追求するときも、「議員は●億円というけれど実際市の負担は●●億円です」などと答える。実際18年度予算で合併後の特例債第一号のメタボロームキャンパスに8億円にしても「大半は国からの補助金、交付税補填される」などと言い訳が返ってくる。しかしこうした思考回路の元で借金は増えてきているのだ。

ダム問題然り。1780億円の月山ダムの事業。市の負担は水道に関わるアロケーション7.4%だけだといっても131億円である。
 
  熱海の斉藤市長 「財政再建団体に転落することは必至であり、市の財政は危機に直面している」と財政危機SOS宣言。を出し、観光協会と議会の反発を受けていたけれど、実際基金がどんどん減っていき、赤字に転落することが予期されればそうした宣言を出して危機感を高めていくことも大事だと思う。

熱海市は、17年度の実質起債比率 16.9%である。鶴岡は今17.9%で来年から18%を超えることはほぼ明らかである。熱海市よりも財政危機なのである。
 
 実にいい番組だった。皆さんもそう思ったに違いない。鶴岡市政、来年度予算は20億円の歳入不足が見込まれ、更に基金がとりくずされる事は必至だ。

 今日は、最近特に水沢地区の土盛りが目立つようになった、高速道路の事をヒアリング。温海→鶴岡間で、1240億円。身近に巨大公共事業が進行しているのだ。

借金1000兆円超の日本。モラルハザードから抜ける一手が今こそ必要だ。

10年前


今日という日 10年前 日本海重油災害 が あった日だ あの時 僕は 神戸で HP SAVE THE COAST! を 立ち上げ その後 8台のMAC とともに 三国町 にはいりその後加賀 の現場で4ヶ月活動した。 ヒシャクで油をすくう 途方もない作業に15万人が集まり 次第に海は青さをとりもどした。市民の行動による奇跡を思い出す  今朝は八文字屋前 アメニモ ユキニモマケズ・・・


明るいニュース


官製談合、事務所費不正利用。相次ぐ事故、不二家の不祥事 などなど、年明けどうもいいニュースがない中で、1万円の予算で行った成人式に次ぐ明るいニュース。宮崎県知事にそのまんま東氏が当選したとの事。それもぶっちぎりの快勝!である。
 元タレントだけマスメディアでは紹介されているけれども、東氏は一度不祥事で逮捕され、0になり、それから再起。早稲田大学で学び直し、今回、マニュフェストを掲げてチャレンジしている。僕もはじめは、冗談か?と思っていたのだけれど、HPを見て、その本気さに、思わず応援メールを送ってしまった一人である。
 まともなことを正々堂々と訴えての当選だ。まずは良かった。しがらみのない草の根民主主義が育まれることを見守りたい。

 さて、三川町長選が本日からである。
先週の金曜日の朝日新聞朝刊に、「破談 きしむ鶴岡市」として特集が組まれていたのでご覧になった方もたくさんいると思う。
見出しだけひろってみよう「消防庁舎は特例債前提」「合併でさらに「借金苦」悪化」「旧町村 住民負担増す」「旧町村「貯金」使い果たして」「研究所補助に2町基金分」「交付税伸び率倍増 国頼みに先細りも」 
 
 こうした選挙を通じて、鶴岡市政の財政や実態について分析が進むことは有意義なことだと僕は考えている。要は、当事者として「考える人」が増えることが第一だからだ。これからは、本当にみんなで知恵を出し合ってチェックし、予算執行のあり方を考えていかなければいい町はつくれない。

三川町の町長選。誹謗中傷合戦ではなく、真摯に真実を伝える選挙戦にしてもらいたいものだ。

赤川 生き物救出作戦


10時集合で赤川、鶴羽橋下の堰堤ブロック改修現場へ。
工事にともなって死滅するおそれがある魚類や昆虫を安全な場所へ移す作業のボランティアである。
 ドブナガをはいて大きな網を持ち、それにはいるようにして足でごろごろと砂利や石を転がす。網をあげると、カジカ、ヤツメウナギ、ハヤ、などが4,5匹、かかっている。全部で20名ぐらいだったろうか。大物狙いの人は大型のナマズやウナギをごろごろと網にいれ、アカザという貴重な魚もとらえられた。食べ頃サイズのカジカがたくさんいた。川沿いの土を手で掻いているとぼろぼろと小型のヤツメウナギがでてきた。全部まとめて上流の安全なとことへ放流。

 赤川に、こんなに多様な魚類がいて、生態系が営まれているということ。現場で改めて知った。実に有意義な2時間だった。
 
 赤川の再生事業の一環としての魚道づくりということだそうだが、工事関係者、魚類研究者などが一緒になってこうした事をおこなう意義はあると思う。
 しかし、本当にこの再生事業が「自然再生」という名にふさわしい事業なのか、
更にチェックをしていきたい。

寒だら祭りなどなど。


寒だら祭り。11時過ぎにいったら役所の駐車場は満杯。旧荘内病院駐車場へ、好天気に恵まれて例年の2割増しの大盛況とか。良かったし、どんがら汁はとても美味かった。弁慶結びにきなこモチなど食す。会場。いい笑顔が広がっていた。新たな試みのおきつねはんもその隣のお菓子ブースも含め、とてもいい仕掛けではなかったか。なかなか良かったのではないでしょうか。途中川端とおり近くの大判焼きを買って帰路へ。

なんといっても美味いもんはいいですな。

その後、寒梅忌に寄ってから6コミ新年会へ。テーブルを回っていると朝日新聞の特集記事へのご意見などを多数頂く。

歌会初め


朝。八文字屋でつじ立ち。雪多少。子供達が結構興味津々で聞いてくれていたのが印象的。結構力はいる。美しい国といいながら醜い国の様相になっている国の政治、穴あきダムに固執している、旧態然とした公共事業推進の県の姿勢。情報不透明、いまだに私立大学の研究所の研究員のお給料に、年間3億円、市税を投入している市の姿勢。
 
 真実をきちんと語ると、やっぱりおかしいとしか思えないことを語り続けて1時間。
体の芯まで冷えるな、やはり今の時期。


 さて、今日は皇室で年始めの歌会初めがあり、しばしテレビに見入った。

月はしづかに   天心に浮き
足早に 歩く我らを  見守らんとす   選者 

ふり注ぐ  月の光に 照らされて
雪の原野の  木むろ 浮かびて     皇太子殿下

この2首が僕は好きだ。
秋田、仁賀保市のご住職で、「月山」をとりあげてくださった方もいらしてうれしかったかった。

特に皇太子がとりあげた一首は、スキーに行った際に見た、月夜に照らされた雪原の美しさの感動を表したものだそうだが、実に僕はぱあーっと情景が浮かんだ。青白く月に照らされて輝く雪原の美しさ。月に照らされて輝く木立とその影。これを眺めるには寒さをこらえて外にでるか、薄暗い部屋から外を眺めるか。殿下が実際、どうやってこの美しさにたどりついたのかはわからないが、なんだかこうした美しさを歌にしてくれた殿下に賞賛を送りたい気持ちになる。そうだな。雪国に暮らしている鶴岡人、山形県人、東北人の多くは共有できるかもしれない。それとこのさぶい雪国を訪れ、そして自分の目でその美しさを感じようとした人のみぞ知るというものかもしれない。
 

 もう随分と前の話になるが、98年。旭硝子財団のブループラネット賞の受賞を米国環境保護活動家、デビッドブラウアーさんが受けたとき、帝国ホテルで受賞パーティがあった。日本側NGOのサポートとして参加していた僕のすぐとなりでブラウアーさんと結婚したばかりの殿下と紀子さまが談笑されていた。なんだかその時のイメージがこの歌に連動して思い浮かんだ。
 
 日本の本物の美しさの保全と再生のために、行動する。

これが僕の当面のミッションだ。

 選者の方の短歌はさすがの一言だが、時には、静かに僕らを見守る月を見上げ、月夜で輝く雪原や、月の光を浴びる事も大事にしたい。次の満月はいつだろうか。

さて、今日のニュースで山形県が鶴岡病院の老朽化の問題をとりあげ、来年度600万円を計上し、基本計画の査定にはいろうとしているとの報道があった。

 精神医療、精神科の病院については、それこそ多様な声があるはずだ。今、いじめ、自殺、心の悩みは社会を包む大きな問題であり、僕はこうしたことにこそ、しっかりとした政策が必要だと考えている。

 鶴岡病院の改築だが、場所はあそこで果たしていいのか。いまどき牢屋のような部屋でいいわけはない。最もいい隔離病棟のありようとはどうなのか。社会復帰のためのリハビリ施策のためにはどこがいいのか。などなど。課題は山ほどある。
 
 患者にとって気持ちのいい施設であることはいうまでもないが、気軽にこうした病院に通院できる。また、決して差別的に扱われない。また本当に再生できる。
 など、県内、市内でもそうだが、都会で悩んだり傷ついたりしたときにちょっと「鶴岡の病院にいって来る」といえる。実際長野あたりでそうした病院があるような事も聞いているが、そのために何をしなければならないのか。等々考えなければならないことがある。

これは市民の皆さんにとってもアイデアのだしどころだと思う。匿名でいいのでぜひ声をお寄せください。僕もこの重要施策。きちんと現場取材を続けていきたい。







  

成人式。


成人式 式を終えてから役所前からしばし街頭からはなむけの言葉を贈った。

年末にかけて、どうも国の政治がおかしい。新教育基本法が強行採決されたことこの9日から防衛庁が防衛省になる。こうしたことはその象徴。
そして国は1000兆円もの借金を抱えている。
今年はまさに変革の年。政治を変えないといけない。
おかしいことはおかしいとはっきりと言わなければならない。

皆さんが一人一人、一歩、政治に、まちづくりに踏み出せば、大きく世の中がかわっていくはずだ。動けば変わる。その市民の一人一人の力が成す奇跡を僕は信じている。

いろんな道、それぞれ精一杯志をたててどんどん行動に移し、夢を叶えてほしい。それと同時に、今年は、一歩政治やまちづくりに参加をしてほしい。せっかく得た選挙権という貴重な権利をムダにすることなく、本当にみんなの心に響く政治に、政策に、人に、一票を投じてほしい。

ーーーーーー
昨日、今日と全国で成人式やお祝いの会があったと思う。財政破綻した夕張市では1万円の予算で新成人の手作りで本当に心温まる成人式がおこなわれたそうだ。
 実行委員会の女の子が涙を浮かべながら、声をつまらせながら、全国からの支援でこんなに素敵な成人式ができた。みなさんに感謝したいし、こんなことが出来たことを自信とし、これから夕張でがんばりたいとスピーチしていた。
 僕はテレビを見ながらもらい泣きしたし、全国に感動は広がり、そしてこうした成人式を実現した夕張の新成人たちは、どこの成人式よりも誇り高き、充実した一日を過ごしたはずだ。

夕張のような財政破綻は、夕張だけのことではない。鶴岡だって明日は我が身と思っチェックと改善、改革をやっていかなければいけない。

そして、こうした手作りの感動的な成人式は、今後、右肩下がり、財政難の自治体政策の一つのモデルなのかもしれない。

 鶴岡市の新成人に、未来にむけての大きな拍手を贈るとともに夕張の新成人にも大きな拍手を贈りたい。

 そして、この新成人に、国の、県の、市の借金のツケをこれ以上押しつけることはできない。

とにかく。みんなで動いて、この世の中を笑顔が一つ増えるように変えれたらいい。

「動けば変わる。」地球の声に耳を傾けつつ、動きだそう!