カテゴリー: 環境
住宅エコポイント制度
朝、八文字屋に立つ。その後、ダム関連のミーティング。昼前に山形へ出発。「木造住宅のエコ対策と住宅版エコポイント制度」という学習会に参加。ビッグウィングに一杯の人に正直驚く。住宅版のエコポイントについては、年頭に新聞にでて興味を覚えていた。北海道の住空間を研究し続けている北方建築総合研究所 鈴木氏の講演では、断熱材の考え方をはじめ、諸々今後、シフトしていかねばならない要素が示されていて興味深く拝聴。住宅エコポイントの事業は1000億円の事業費と聞く。これでどれだけのCo2削減に貢献できるか。グリーンニューディールのあり方として注目していきたい。今日はとりあえず。
市政方針ー日本一の環境自治体を目指して
●「日本一の環境自治体」の目指すべきゴールは。
日本の社会は、未だ目先の利益だけしか考えないような公共事業がまかりとおっている。ハコモノづくりも、なんのための事業なのか。事業を「つくる」仕事だけが自己目的化していないか。
このままでいいのだろうか。
これからの社会の目指すべき方向性は? とずっと考え続けていました。
三年前から、カールヘンリク ロベール博士 が代表を務め、高見幸子さんが日本代表を努める環境NGO「ナチュラルステップ」に、持続可能といえる社会のあり方を学び、昨年にはそのファシリテーターとなり、3月には鶴岡で関係者を招きフォーラムをおこないました。
また、昨年5月、環境NGO「ナチュラルステップ」の一員としてスウェーデンの持続可能な社会に取り組む各地を視察してきました。
この10年でco2を実際に8.7%削減をしながら、40%の経済成長を続ける、スウェーデン環境省、サスティナブルシティで有名なハンマビー臨海地区、通信大手エリクソン、「demeter」ブランドで知られるバイオダイナミック農法に取り組むヤーナ、ウーメオのグリーンゾーンや、エココミューンという自治体をめぐり説明を受けました。そこには、明確な持続可能な社会をゴールとして、一歩一歩、そのゴールに向けて着実に前進する。考え方が組み込まれていました。
スウェーデンのエコ・コミューンは、ナチュラルステップの4つのフレームワークをベースにそれぞれ持続可能な社会の理想的なゴールの姿を掲げ、バックキャスティング経営している自治体です。現在289自治体中、72自治体あります。その考え方は、来年冬季オリンピックが開催されるウィスラーをはじめ、世界中に広がり、普及がはじまっています。
私は、このいわば持続可能な社会を目指す羅針盤を、市民の皆さんと共有し、みんなで「持続可能」といえる「鶴岡」を描き、全員参加型の「環境経営」を鶴岡で貫いていきたいと考えています。
草島が 5つの約束 に掲げる、「日本一の環境自治体」の目指すべきゴールはスウェーデンのエコ自治体にあります。
http://www.thenaturalstep.org/ja/japan
今本博健先生 健闘祈る。
さて、みなさんに、一つ質問をします。
日本で、ダム以外の治水策を真正面から訴えることができる河川工学者は何人いるでしょう?
各河川で流域委員会というのがおこなわれ、その川の治水策について諸々議論がおこなわれてるはずです。
最上川の流域委員会も、そして流域小委員会で最上小国川の事も議論されました。その中で治水論といえば、
必ず河川工学者の意見が重要視されます。
その河川工学者のほとんどが、ダム推進論者です。ダムに依らない治水を、真正面から訴えることができる河川工学者って?
答えは2人です。そうなんです。全国でたった2人しかいないのです。その2人がはいっていない流域委員会は、ダム推進になってしまうのです。 御用学者というやつですね。政治、官僚、業界(ゼネコン)、そして学(御用学者)を権力が動かすといった図式で、民意がコントロールされてきた。これがこれまでの政治のやり方です。
では、その2人とは? 京都大学名誉教授の今本博健先生と、新潟大学名誉教授の大熊孝先生です。
巨大な権力の前で、きちんと真実を述べる。勇気と信念あってできることだと思います。私はこの先生方が大好きですし、いつも大変お世話になっております。その中の一人、今本先生が実は大きな挑戦中です。
今本先生は、一昨年から5回も最上小国川に通ってくださり、重要な発言をしていらっしゃいます。
民主党、新党日本、のブレーンでいらっしゃいます。
どうぞウェブサイトをご覧ください。http://imamoto.jimdo.com/
森里海連環と日本の原風景
由良での自然観察会のサポートをした後、羽黒、いでは文化記念館でおこなわれた「森里海連環と日本の原風景」シンポジウムへ。安田喜憲先生をはじめ、経産省や環境省などの中央官僚の方々、地元の宮司、住職、商工会、商工会議所、また、近藤等則氏ら、セクターを超えた実にクロスオーバーなシンポジウム。森里海連環をいかに活かすか。また、この地域ならではの自然、歴史文化資源、地域資源をどうとらえ、いかに考えていくか。懇親会まで、実に有意義な意見交換。関係者の皆さん、本当にご苦労様でした。ありがとうございました。
京大の田中先生のお話の中、諫早湾の干潟締め切りの問題で、有明海の汚染や魚介類の減少などで25名もの漁業者の自殺があった。というルポは実にショッキングでした。森里海連環ということを考えれば、公共事業のあり方をいかに変えていくかは大きな課題である事を改めて感じさせられました。
「日本人の信仰の核は、自然を崇拝する心と、祖先を崇拝する心である。これは、民族を問わず、人類が健全に生きるための基礎となる思想であると共に、日本人の心の原風景である。、、、神仏和合の神仏とは、神道とか、仏教という宗教的、学術的なものではなく、神とは自然の神、仏とは祖先という素朴な考えなのである。そして神と仏との本性は異なるものではなく、一つになるのである。、、」
基調講演をされた千歳栄氏の 「日本人の心の原風景」ー神仏和合の実相ーより。
自然の神と、祖先の霊、即ち仏を畏敬する。神仏和合の祈り。出羽三山修験道にも神道と仏両方が残っている。また、 庄内地方の家では神棚が仏壇の上にあがっていることが普通なのですが、これは他の地域にいくと違うことを最近あらためて感じました。
まちがいなく、日本人、世界中の人の心の拠り所であり、この地域の精神風土の背骨でもある、出羽三山の文化。山伏の端くれとして、この地域だからこそ、深め、伝えなければならない事、そしてこれからのアクションを、一層考えていかなければならないと強く感じました。
今般のシンポジウムで数多くの刺激を与えてくださった皆さんに改めて感謝を申し上げたいと思います。
この夏は、1999年に一緒に「月山炎のまつり」を開催した、音楽家の岡野弘幹さんが、月山にいらっしゃいます。8月13日の柴燈祭の周辺で、三山で奉納演奏がおこなわれる予定です。
夏至の日。2005年比-15% は実は1990年比-8%。
夏至の日。地球温暖化問題の特集が2日間にわたって、NHKでおこなわれていましたね。キャンドルナイトのシーンでは、鶴岡でも5年前ぐらいにお招きして講演会をおこなった、辻信一さんがでて、「ハチドリのしずく」のお話をされてらっしゃいました。
鶴岡・エコ自治体 環境文化都市 宣言!
今日はアースデイ。1970年4月22日にはじまった、地球環境を考え、行動を興す日 。
私は、これまで、アースデイ東京を開催している友人たち、また世界中で「動けば変わる」を実践している市民活動家の皆さんと、行動をともにしてきました。代々木公園で日に10万人以上の方々が訪れておこなわれる様々なアクションに、昨年までは結構頻繁にでかけ、情報を共有したり、実際にダム問題などの環境問題を訴えたり、新エネルギーについて学んだり。動き出せば、多くの仲間がいるということを実感してきました。
地球環境問題については、世界初のダムファイターでもあり、全米のナショナルパーク創設、ユネスコ世界遺産の先駆けとなる活動をした、そして「Think globaly,Act locally」という言葉を生み出したデビッドブラウアー氏との出会いが私の根っこの部分にあります。
長良川で、また、米国インターンの際お会いしたバークレイで、そして、日本でブループラネット賞受賞の来日の際に並行的に私たちが主催した98年「地球のヒーロートーク」の際と、数日間行動をともにする間に、地球を愛し、行動するブラウアー氏の「一人でもおかしなことはおかしい」と行動を興し、音楽やアート、メディアなど、多様なアクションを展開して社会を動かす。そうした姿勢に多くを学ばせていただきました。当時86歳だったデビッドブラウアー氏。歯切れよく、地球環境の問題の真実をズバリと言ってのけ、今後の私たちは何をしなければならないか、地球環境問題を解決するCPR(conservation、preservation restore)を説き、「地球の声に耳を傾けよう。」「地球がなくなったらどんな経済も成立しない」と訴えかけていらっしゃいました。
昨年、たまたまブループラネット賞受賞の際の彼の講演録を改めて読んだとき、実はナチュラルステップの紹介をしていたことを知って、私は、改めてそのつながりの奇跡を感じているのですが、問題意識をもってなんとかしたいと動き出せば、世界中の人とつながる。そして、問題解決のための処方箋に出会えるということだと思います。こうしたつながりは、私にとって貴重な財産であります。
鶴岡市内でも、10年前から帰郷してまもなく、水問題や海岸ゴミの問題に着手し、このアースデイについても、街頭で訴えたり、またクリーンアップイベントをはじめ、アースデイにちなんだ活動やイベントをおこなってまいりました。Think globally, Act locally を唱えながら。
本日、2009年のこのアースデイ
改めて、私は、この鶴岡という市を、世界に冠たる、持続可能な、「エコ自治体」、環境文化都市 にする。
「エコ自治体 宣言!」をおこない、今後、政治活動、市民活動、あらゆる手段において、それを実現するための行動を興していくことを宣言します。
スウェーデンのエコ・コミューンに登録された、エコ自治体、「持続可能な社会」とは以下の定義があります。
1)自然界に地殻から掘り出した物質の量が増え続けない。
2)自然界に人間が創りだした物質の量が増え続けない。
3)自然が物理的な方法で劣化しない。(生物多様性の尊重)
4)人々が満たそうとする基本的なニーズを妨げることをしてはならない。(恊働、民主主義)
*ナチュラルステップ のフレームワークより
実際にスウェーデンでは289自治体のうち72自治体がこのコンセプトを軸に政策が組まれています。そして、2010年の冬期オリンピックがおこなわれる会場の一つ、ウィスラー市でも、明確にこのフレームワークを指針としたサスティナブルな開発がおこなわれています。
私は、このフレームワークをもとに、「世界一のエコ自治体」を目指し、この地域文化、自然との共生思想の源泉といえる出羽三山や月山と呼応する文化を背骨に、この鶴岡市内、生命生態圏の中の赤川流域の水資源をはじめ、森林、農林水産資源の可能性を探り、自然エネルギーや資源循環を考え、今後の公共事業の方向性を考慮し、人と自然、人と人との絆を深め、人材を活かし、経済を活性化する最善策を探っていきます。
鶴岡を世界に冠たる、エコ自治体、環境文化都市へ。
皆様からのご意見、ご提案などをお寄せいただければ幸いです。
そして、この鶴岡の自然資源、文化資源の可能性をみんなで、考えていきませんか。
パドルにもご紹介しましたが、本日、アースデイカフェと称して、鶴岡版グリーンニューディールを考える会を催します。カフェSolaiにて、午後6時半より。新エネなどに詳しいゲストスピーカーが集いお話をいただきます。
Think globally,Act locally. 動けば変わる。
政治に、持続可能な社会づくりの判断基準を。
政治に、持続可能な社会づくりの判断基準を。
100年に一度の経済金融危機から生じる雇用不安をどうするかという大命題を受け、景気浮揚策、雇用対策が発表されている。その動きの中で近年ずっと予算削減の方向で動いてきた公共事業についても、積極的に予算投入のような姿勢が見られる。しかし、ちょっと待って頂きたい。その公共事業が今後の「持続可能な社会」に貢献する事業なのだろうか。
昨年5月末、スウェーデンで行われた第一回国際エコ自治体会議(スウェーデンエコ自治体会議主催)に参加した。現在スウェーデンの289自治体の内、72自治体がエコ自治体として登録されている。その基準は、「持続可能な社会のための4つのシステム条件からなるフレームワークを判断基準としたマスタープランを市長、議会が承認し、地域経営しているか。ということにある。
その4つのシステム条件とは1、自然界に地殻から掘り出した物質が増え続けない。2、自然界に人間のつくりだした物質の量が増え続けない。3、自然が物理的な方法で劣化しない。 4、人々が満たそうとする基本的なニーズを妨げるような事をしてはならない。というものである。
この持続可能な社会に導くフレームワークは1989年にスウェーデン国王も支援し設立された環境NGOナチュラルステップの代表であり、小児ガンの研究者であるカール=ヘンリク=ロベール博士がスウェーデンの多くの科学者たちと開発したものだ。
こうした科学的な判断基準を指針として、スウェーデンのエコ自治体は、持続可能な社会を目指すマスタープランをつくり、そのゴールとして例えば2020年までに脱化石燃料の都市にする。など明快な目標設定をおこない、その理想像からふりかえる、バックキャスティング手法で、政策を定め、確実に年々、低炭素化、など持続可能といえる社会形成に駒を進めている。
灯油や電気の暖房を木質ペレット、チップボイラーや、ゴミ処理場での熱利用、また、海水や地下水のヒートポンプに変え、更に地域暖房のインフラをつくる。風力発電や太陽発電所を普及させる。太陽光をふんだんにとりいれ、蓄熱するグリーンビルディングに替えていく。 自動車のガソリンに炭素税をかけ、エタノールカーや電気自動車に誘導する。ほぼ10万人程度の地方都市でも、下水道やゴミから発生するバイオガスで地域全体にお湯を供給する地域暖房のインフラが整備され、公共バスが走っていた。明快な理念と判断基準を掲げ、大胆ともいえる、新しい社会のインフラ整備をおこない、そこで雇用と持続可能な経済を生み出す。こうした自治体の動きが先導してスウェーデンでは、実際、1997年から2007年の10年で、Co2を8.7%削減しながら、経済成長をGDPを44%増やすことを実現している。
実は、2010年に開催されるバンクーバー冬期五輪の開催地のひとつであるカナダのウィスラー市も、前述のナチュラルステップの持続可能なフレームワークを導入しているエコ自治体であり、主会場の整備やオリンピックで増大する観客や宿泊客の受け入れについてのインフラづくりが、その判断基準に基づいてつくられている。五輪のためにつくられた全ての施設がグリーンビルディングの基準を満たし、周辺環境にインパクトを与えない開発に徹している。
今、雇用対策として再燃しようとしているわが国や自治体の公共事業に、こうした「判断基準」があるだろうか。日本の場合、1997年から2007年までのこの10年間でCo2排出量は-6%削減するどころか+8.7%上昇している。
未だに150ものダム建設事業や道路建設は推進される一方だ。結局、生物多様性を基軸とする生態系サービスの恩恵を失い、今や国際的な指針といえる持続可能な社会形成から更にはずれていくのではないか。「地球がなくなったら、どんな経済も成立しない」それを念頭とした明確な持続可能な社会づくりの「判断基準」に基づいた公共事業、真のグリーンニューディールをおこなう政治が今こそ求められていると考える。
山形県鶴岡市議会議員
ナチュラルステップジャパン・ファシリテーター
11年目のアースデイクリーンアップ開催!4月26日(日)
4月26日(日)に、アースデイのビーチクリーンアップを開催します。
1998年の4月22日をはじめに、湯野浜海水浴場でやりはじめて11年目。FM局のみなさんと連動して150名の時もあったし(これは夏でしたが)、3人のときもある。ずっと調査型、自由参加型のクリーンアップを続けています。
4月26日(日)午前9時、湯野浜海水浴場 北側の駐車場集合です。(ウインドブレーカー、軍手などをご持参ください。飲み物など用意しています。)
本日、こんなニュースがウェブ共同通信に流れていました。こんな、海洋生物が増えているのです。
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レジ袋飲む海亀急増 最大のオサガメ40%から
絶滅が心配されているオサガメ。回遊ルートを調べるための発信機が背中に付いている=コスタリカ(共同) [ 写真拡大 ]
現存する最大の海亀で絶滅の恐れが極めて高いとされるオサガメの腹からレジ袋などプラスチック製品が見つかる割合が60年代後半以降、急増している。カナダ・トロント大グループなどの調査で20日分かった。世界各地に死骸で打ち上げられるオサガメの約40%からプラスチック製品が確認された。消化管に詰まり直接死因と疑われる例も。クラゲが主食のオサガメは海面に漂う袋を餌と誤認し飲み込むらしい。
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温海温泉 徹底討論の場に見る希望
午前9時半から河川アダプトの会があり、出席。活動報告の後、意見交換。発表の中で子供達の手作りの絵などを使って「ごみ捨てないで」などの看板はなかなかいいアイデア。湯野浜海水浴場などにもいいと思った。さて、その会合の際、「温海温泉で徹底討論ー堀先生を囲んで」の情報キャッチ。途中、環境部リサイクル課にてうちのプラゴミが中国には行っていないことを確認(良かった)。
その後、あつみ温泉。徹底討論をやっているという某旅館へ。堀先生の率直な指摘、なんとか魅力をつくりだしたいと真剣に議論する皆さんの姿。「目標は何だ。日本一の温泉街にすること。うむ。ならばそうなるための魅力をつくる事。」といった堀先生の明快なファシリテートによって、率直な意見が次々と述べられていた。こうした中でのきづきやつぶやきが様々なプロジェクトの種だ。その種が芽を出せるようなシステムをいかにつくっていくか。そのシステムづくりのところにもっと行政や政治は力を注がなければならないと思った。
まちや温泉街の魅力は、先ずは「いきいき感」なのだと僕は感じている。常にそこにいる人達が、当事者として考え続けていること。停滞せず、チャレンジをし改善をし続けていればまずはそこに通じる。今回の場にはまずそうした姿勢の源を感じた。川沿いの歩道整備をいかに未来に活かし、持続可能な温泉街をつくっていくか。僕も考え続けていきたい。画期的な企画に拍手だ。同行した妻も感激していた。「温海にまた来たい!」と。
建築家 井山先生のソーラーパッシブハウス 鶴岡第一号
午前中から国会中継を見ていた。自民党の野田議員の発言だが「グリーンニューディールとかとオバマ政権は言っているが、日本こそ最もその分野で先進的に取り組んできた。」などと言うくだりがでてきて笑った。それに「グリーンニューディールってそもそも公共事業でしょ。国内でも堂々とやっていきましょう」的な発言にやれやれと思った。
全くわかっていない。わざとこんな発言をしているのだろうか。答える方も答える方で、環境相は原発をその中に入れてグリーンと称していた。
政治に「判断規準」をもたずに長年やってきているので、こういうやりとりで国民を欺いて平気でいるのが今の政権与党の姿勢だと考える。
さて、本日は建築家、井山武司先生が自宅にいらした。ソーラーパッシブハウス、鶴岡の第一号の本体工事がほぼ完成との事で、一緒に見に行く。solaiの近所、大西町にできたその住宅は、南にむいた面で太陽光線を取り入れ、床に蓄熱するソーラーパッシブハウスだ。
井山先生は、ほぼ20年ぐらい前からこの形式のソーラーパッシブハウスを酒田市で10棟ほど建てているが、鶴岡では初めてだ。その当時よりガラスや断熱材の性能があがっているということで、光熱費が一日250円ぐらいで済んでいるとのこと。床暖房をやっているが、夜間しかスイッチをいれなくていい。昼間は全く無暖房なのだとのことだ。それなのに床がぽかぽかと温かい。今後、ソーラーパネルを屋根にあげると、エネルギーを自給するし、さらに創出することが可能なのだ。
東大の丹下研究室出身で、酒田大火後の復興の都市計画に携わる中で、雪国でも快適で合理的な家、都市計画をやろうと、20年前からソーラーハウスに取り組んでいる井山先生のソーラーハウスは、スウェーデンで見たハンスエーク氏と同様の太陽光を最大限活かすコンセプトをもっている。持続可能な社会作りのために、こうした鶴岡のシーズとして育んでいきたいものだ。
井山先生のHP http://www.solarchis.jp/home/index.html