カテゴリー: 農業 有機農業
有機と特別栽培 生産工程管理者講習会
昨晩視察から戻り、朝一番で街頭演説。午後から有機農産物と特別栽培の生産工程管理者認定のための講習会があるというので、現場の実際を知りたくて参加した。有機の講習会には16名ぐらいの方々が参加されていた。現在自治体でこの有機認証を認可できる機関として指定されているのは鶴岡市と綾町だけだ。この鶴岡市での有機認証をうけている農家の方々は4件。そのほか、有機を頂点として除草剤1成分だけ許可されている藤島型、そして3成分許可されている鶴岡エコ型と続いている。この藤島型、鶴岡エコ型は最近特に増えている。
有機は10ha、特別栽培は、570haと聞いた。旧藤島区域内だと約3割程度が特別栽培米になっている。鶴岡市内全体だと10%未満と聞いた。まだ少数なのは事実だが、米価の安定。今後の農業の展望を考えると、この取り組みこそ、大事にしなければならないし、今後より広がりをもった広がりにするための政策誘導がより必要なのではないかと考える。 半日、大変勉強になった。
困ったことにーーーふぐ中毒。
鶴岡でふぐ中毒のニュースが全国版で流れました。
うーむ。うちの事務所 兼カフェsolaiのご近所の料理屋さんでした。僕も一度、町内会関係の集まりで訪れたことがあり、結構、安くて美味しい料理店として評判を聞いてきたところだったのでびっくりしました。意識不明の方もいらっしゃったと聞いて心配していましたが、命は大丈夫だったとのこと。先ずは事故に遭われた方々の一日も早い回復をお祈りします。
ふぐの白子といえば、今般アカデミー賞ノミネートの映画「おくりびと」に、ふぐの白子をふごふごと食べるシーンがありますね。「困ったことに」とかといって。
あのふぐは毒がないトラフグの白子なんですね。僕は食べたことがありませんが、ネット販売でも200gで定額給付金一人分ぐらいの値段がする高級品のようです。今回はヒガンフグとのこと。きっとあんな感じのシーンの後に、、、悲劇が。という感じだったのかもしれませんね。
とにかく、回復を心からお祈り申し上げます。ふぐの調理について、意外と地域によって資格制度などに差があるということに差があることを今回初めて知りました。注意喚起は当たり前ですが、「ふぐ調理師」の資格制度は山口、東京にならって、山形でも早急に定めるべきだと思います。庄内でもトラフグがあがることもあり、結構流通があると以前鮮魚店でうかがったことがあるからです。「食の都」山形、鶴岡なのですから。
solai でかき氷 はじめました。
昨年の11月からおさななじみのパテシエ、永沢君とはじめたカフェ solai。
http://www.gassan.jp では、夏メニュー展開中です。天然100%のカシスペーストを地下水でつくる氷にかけて、カシスフラッペ。400円。どうぞ、食べにきてください。
現在、だだちゃ豆のムース開発中。もうじき店頭に並びます。ご期待ください。
さて、これから山形方面。
新宿ベルクがピンチ!
電通映画社などでCMの監督などをしていた叔父の13回忌で上京。川崎で法要。
写真は上京するときまって立ち寄る新宿駅東改札近くにあるカフェ・ベルク。
実にコンビニエントでなおオーガニック。コーヒーもうまいし、パンなども天然酵母パン、ベーコンもハムもソーセージも本物。水もおいしい。経営者の奥さんは写真家で文化拠点でもある。新宿駅のオアシス的なカフェなのだ。
今回も立ち寄ると、竹の露の「白露垂酒」がおかれていて、ふむふむと思ったところ。
で、ここが今、ルミネから退去勧告を言い渡されていると聞いてびっくり。署名運動をしていたので、署名す。http://www.berg.jp/ みなさん、東京に出張などで上京のおりは大変おすすめなので、いってみてください。
農を変えたい!東北集会参加
26日と27日、岩手県盛岡市。岩手大学にて「農を変えたい!」東北集会があり参加。
今治市の有機農業、食教育についての講演。感動しながら聞き入る。有機農業に取り組む生産者や流通関係の皆さんと夜遅くまで交流す。実に有意義。明日午前中まで。
地方にもある三ツ星レストラン。
朝日新聞、AERA12月17日号にこんな記事。議会コミットしてたため見れずじまいでようやく拝読。すばらしい。「片道8時間かけても食べたい」といわせるこんな店。そしてここを支える庄内の食文化や農業者のみなさんがいらっしゃるということを、僕は誇りに想うし、これこそ希望とおもう。世界に誇るカルチャークリエイティブなシェフ、奥田君と16人のスタッフ、そしてそれを支える志高き農業者、水産業者のみなさんに拍手である。
たねまき
「現場」にこそ答えがある。
今年のアースデイ企画。
4月22日(日)はアースデイ。地球の日。
僕らアースデイ実行委員会は以下を企画中だ。
■4月22日(日)
第10回 庄内浜アースデイビーチクリーンアップ
午前9時 湯野浜海水浴場 ホテル海山前集合_11時まで。
調査型のクリーンアップです。
●4月22日(日)アースデイフォーラム「庄内の在来作物」
だだちゃ豆、赤カブ、藤沢カブ、民田なす、等々、庄内地方には約40種類の在来作物があるといわれています。こうした在来作物について、長年調査し続けてきた、山形大学の江頭先生を招き、在来野菜の不思議な魅力。又、農業を取り囲む私たちの今後の社会のあり方について問います。
午後6時スタート
講演「山形の在来作物と遠近未来の価値観のゆくえ」
江頭宏昌 山形大学農学部助教授
日時 4月22日(日)午後6時開演
場所 鶴岡アートフォーラム2F大会議室 (定員50名)
主催 庄内安全な食と農を考える会
●4月23日(月)アースデイフォーラム
「福祉・環境先進国スウェーデンに学ぶ野外教育」
〜幼児から始める『森のムッレ教室』とは〜
次世代育成と地球環境問題は日本が抱える今世紀最大の問題といえましょう。福祉・環境先進国スウェーデンでは、どのような取り組みによって問題解決に向かうことができたのでしょうか。この分野の第一線でご活躍のリンデ夫妻をお招きし、環境教育や幼児教育の先進的な取組み、そのねらい、効果などについてお話を頂きます。
講 師 マグヌス・リンデ(スウェーデン野外生活推進協会リディンギョ支部会長)
シーブ・リンデ (元 野外保育園ムッレボーイ園長)
(通訳/高見幸子/国際環境NGOナチュラルステップ日本代表)
日 時 2007年4月23日(月) 18:00〜20:00(17:30開場)
会 場 鶴岡駅前ネットワークコミュニティセンター IT会議室 (定員40名)
山形県鶴岡市末広町3番1号(鶴岡駅前マリカ東館3階
電話:0235-29-7775
会費 500円(定員40名)
主 催 日本野外生活推進協会 (http://www7.ocn.ne.jp/~mulle/top.html)
共 催 アースデイ実行委員会 日本野外生活推進協会 新潟支部
後 援 スカンジナビア政府観光局 鶴岡市教育委員会(申請中)
申込み・問合せ先
アースデイ実行委員会 0235−28−3338 stern8@mac.com
フォーラムの会場はいずれも定員があります。申し込みをお待ちしております。
(締め切り4月20日)
内橋克人さんの話
午前中から午後2時ぐらいまで、本会議と予算特別委員会 反対討論を述べる。
経済評論家、内橋克人さんの講演会があるという話を聞き、余目梵天へ。庄内田川農協の総代大会の会場だった。
ネオリベラリズム、マネーとカネの話。メキシコ、韓国での反WTOの大規模デモなどの話。家族経営、零細農業にとても厳しい実情。「農業の灯を消すな」こうした時のパワーオブパワーレス これが農協の役割だと一言。又、 「FEC自給圏の形成」の必要性を力説された。生産者は、消費者は、そして政治は、自治体は何をすべきか。いろいろと考えさせられた。
農業委員会 認定農業者との意見交換
午後3時から農業委員会、認定農業者との意見交換会がグランドエルサンであり出席す。
認定農業者の直接の意見が聞けることはとてもありがたかった。
特に今回集まったのは専業農家の方々。
「これからは、米だけでは絶対に食べていけない」
この一言は強烈に響いた。そして、専業農家のほとんどの方が、農協を介した一般流通ではない、「独自で売る」手法を主にしているということも改めて気づかされた。
19年度からはじまる経営安定化対策だが、疑問も多い。特に集落営農といったって、本当にできるのか。今日お集まりの皆さんはほとんどが4ha以上お持ちの専業の方々だったので、あまりそうした話はなかったが、小規模で兼業の方々の個人の財布を集落でまとめろといわれたってどうなのか。僕自身も疑問だし、いろいろな声を聞いている。
各委員の農業のビジョンを示せと問われた場面があったが、「新市になり、月山のてっぺんから荘内浜まで、上流から下流まで流域が一つになった。この生命生態圏の中で、この土地特有の資源を活かしながらいかに多様な、生き生きとした農業がはぐくめるか。ということ」と「ブルータスに掲載された月山の大地の写真とイタリアン特集の記事を示しながら、この地域が全国から注目されている」という事を示させていただいた。
金曜日のNHKの特集でも「感動」を与えれる農作物を作り続けたい という山形市 の農業者の方の一言でまとめられたけれども、この地域でそうした連鎖がはぐくめるような農政のあり方とはどうしたらいいのか。もっともっと研究していきたいと思う。
当日話はもりあがり、2次会午前2時まで色々とお話を聞かせて頂きました。
ありがとうございました。
農業が元気がなくては、鶴岡が元気になりません。国、県、市の政策の矛盾点。市ならではでは、こうしてほしいということ、農業者の皆さん、ぜひ現場の声をいろいろ聞かせてください。