月別ア―カイブ: 4月 2006
アートフォーラム。行くべし。
29日からはじまったアートフォーラム、石井勢津子氏の作品展をご紹介。
僕も街宣の後に一回、そしてカヌーの後、もう一回見にいき、作家の方とお話することができました。
http://www.t-artforum.net/
これは面白いし、美しい。しょっぱなのセルフポートレートから驚かされる。そして展示室に吊るされたパネルの作品は、しゃがんだり、台の上に乗ったりすると次々と変化する。自分自身でものを見る。鑑賞する。「ものの見方」というものを再発見してくれる。
このホログラムという技術はノーベル物理学賞受賞者であるハンガリーの物理学者ガボールデーネシュ によって発明されたものだということ。その技術を使って、造られる芸術はサイエンティフィック的にも、そして美術的にも大いに刺激を受ける。おうかがいすれば、ものすごく大変な手間のかかる作業をされているとうかがった。
どうやってつくるのだろう。とちょっとだけ聞いてみると大変な作業なのだ。
アートフォーラム裏の池に展示してあるオブジェも太陽の光を受けて青や緑に輝いて美しい。
石井さんの作品は世界中でとても人気があるということで、なかなかお目にかかれない作品なのだと聞いている。
展示は5/7まで。みなさんお見逃しなく! 大人 入場料200円
しゃがんだり、台に乗ったり。じっくり「ものの見方」の冒険を、そして新しいアートの体験をしてほしいと思います。
みどりの日に。
みどりの日。ノーGMO キャンペーンで自転車街宣。役所前。前倒しメーデーにご参加の皆様にも声を送る。
その後 あまりの天気の良さに荒沢ダムの近くまで、カヌーに行く。
最高。
mac 故障。うーむ。
朝、八文字屋前 つじ立ち。
その後、おとといから立ち上がらなくなったpowerbookに格闘。osを入れ替えたりアップルに電話したり。結局HDがいかれているみたい。残念。明日改修修理してリスタートだ。
市は本日、国民保護協議会を開いた。この協議会は、国の武力攻撃事態などにおける国民の保護のための措置に関する と称される国民保護法に基づくものだ。
この協議会設置を伴う条例案にたいして、僕は、一時見送りするように反対討論をのべつつ。会議の公開や市民委員の公募を要望した。しかし、今日の会議の日程は住民に広く伝えられたものではない。これで「公開の原則」を満たしているとは到底思えない。
住民の命や安全に関わる重要な会議。きちんと開かれた会議にする手続きが何よりも必要だと思うし、ミサイル、ゲリラ、テロ、弾道ミサイル、NBC攻撃などなど、かなり物騒な文言の並んだこの制度内容を僕らはまず知り、おかしくないかをきちんとチェックしないといけないと思う。
今後3回の協議会の中で具体的な国民保護計画を作成していくとのこと。
チェックしていきたい。
小国川流域委員会
朝 役所前 つじ立ち。
昼より 新庄ゆめりあ小国川流域委員会 委員会 傍聴
漁協 のかわりに アユの専門家ということで水産環境研究所説の石田氏が説明しているが 全然現場の声がない 論外だ 。
山形県の川でほぼ唯一ダムのない川である最上小国川の議論にしてはあまりにも程度が低い。鮎トーナメントが年間7回もおこなわれ、天然鮎が年間100万匹は遡上するという貴重な川なのに、そんな話しは一切でてこない。鮎だけでも年間2億円もの経済効果をもたらす貴重な川。小国川。これまでの委員の話では「ダムによる川の地域振興」などと言った人もいたが、とんでもない。「ダムのない川を中心にそえた川とともに歩むまちづくり」こそトレンドだ。
穴あきダムだったら生態系に影響がないといえるだろうか。「貯留型のダムよりは流水型のダムは河川環境に影響を及ぼさない」これはいえるかもしれないが、肝心なのは、ダムがない川と穴あきダム(流水型ダム)との比較であって、それに県は言及しはじめると「これはモニタリングしないとわからない」等といっている。全く無責任論である。
「モニタリングして監視していく」などというけれど、ダムがつくられてから、モニタリングしてダメだったらダムを壊すのか。アメリカでは本当にそうしてダムが撤去されているが、日本では、モニタリングして、結局都合にいいデータだけ導きだして「まあ、あまり影響はないです」などとお茶を濁して終わりになることは見えている。実際、影響があってからでは遅いのだ。
鮎釣りの人たちは間違いなく、ダムのない川を目指してこの小国川に来ている。
赤川をはじめ、ダムができた川の鮎は泥を食んで不味いのを良く知っているし、ダムがない川だからこそ生息する、天然遡上の鮎の引きを楽しみにやってくるからだ。
小国川は最上川支流の中で最も天然遡上の鮎が多い川。その数100万匹とも聞く。
こんな程度の低い流域委員会でこの川の決定がおこなわれてはあまりにも情けない。
山形の顔のひとつである、ダムのない天然河川の価値。日本一おいしい松原鮎の存続の危機。これを失って「川を中心にしたまちづくり」はありえない。
最上、赤倉、瀬見、全て交流人口に貢献しているのはアユ釣りの人たちである。
それが全くわかっていないのだ。
山形県 で唯一の清流河川が失われる危機。
ちょっとみんなで考えましょう。
OFF 日記。カヌー編1
ひさびさのOFF。wwnメンバーでガイド講習を兼ねて三面川を下る。ダム直下より。水量よし
風結構きつい。一艇 沈あり。ダムができて鮭の遡上が少なくなっていることは聞いていたが、なかなか川の景観としてはまずまず。浜辺手前まで約5時間。高校前のさいとう食堂ではらこご飯を食べる。絶品。お母さんが僕らのカヌーを見て主人の話しになり、手作りのカヤックをつくって海でサーフィンをしたとか。その内ご本人登場。なんと80歳近い元気なベレー帽をかぶったご主人。予期せずカヌー談義に。アウトドア列伝もののおじいさんだな。これは。
食堂にきていた常連さんとおぼしき方が、温泉のおすすめを教えてくれた。「瀬波温泉でかけ流しは「大清」しかない。500円。中心部の龍泉820円よりお湯は全然いいからおすすめ」といわれ行ってみる。なんとレジオネラ対策に高温温泉で対処した塩素フリーの温泉。10時まで外来入浴OK。独自ビーチクリーナーも持っていて旅館の前の砂浜を鳴き砂にしたいのだとか。志が気に入った。こうした旅館ひとつで観光地は変わる。
カヌーでパドルで水をつかんで漕ぎすすめると僕はやっぱり生き返る。原始の自然と人間とのつながりをとりもどす。水のパワー。予期しない流れ。渦。その流れに身をまかせながら、方向を決め、進み、バランスを保つ。川は時間の流れと同様に容赦なく僕らを相当な早さで下流に押し流して行く。岩が現れ、鉄柱が川底から水面に顔を出している。自分で漕がなければ思う方向には行けない。
僕は、こうして川からパワーを得て、そして社会の矛盾を再認識する。やらなければいけない事を確認する。
自然をあなどるな。僕らは、川の流れひとつ読めてないじゃないか。
千葉、民主党の勝利。
まずは、良かった。
自転車候補の勝利に拍手。
民主党の勝利に拍手。
政権交代への第一歩だ。
遺伝子組み替え作物がつくられたら、、、
昨日のフォーラム
もしもこの鶴岡で遺伝子組み換え作物がつくられたら?
もし仮に 鶴岡で遺伝子組み換え大豆が実験栽培がおこなわれたら。
交雑により、だだちゃ豆など、本来のだだちゃ豆の品種ではなくなるおそれがある。
これまで、白山をはじめとする農家が伝統的に守ってきた種が、本来のものでなくなる。
これまでの「種を守り、おいしいだだ茶豆を作り続けてきた歴史」が目先の利益のために失われ兼ねない。
その前に、庄内米やだだちゃ豆、在来野菜がまさにここの宝ものだといえる庄内で、遺伝子組み換えの作物栽培がおこなわれたらば、ブランド戦略として大きな傷がつくことになるのではないか。
ゲノム解析ブームの後、今その解析に投資した莫大な資金からなんとか見返りをもとめようとして、遺伝子組み換え作物がつくられている。しかし、アレルゲンの問題をはじめ、様々な動物実験で危険性が指摘され始めており、安全面などで問題を生じているし、なにより多くの消費者は信用していない。
市は「メタボロームで新たなブランドづくりをする」などと言ったときがあった。
うま味成分などを解析して、何が作用してうま味をつくりだすのか、を研究する。そしてその応用段階は、、、。結局遺伝子組み替え技術をつかうなどして、「おいしい、儲かる」食品をつくりだすということなのではないだろうか。
「有機」「オーガニック」とは、ただ単に、無農薬とか堆肥を使えばいいというものではない。有機的なつながり。「共生の」形態。ということなのだと安田さんは伝えたていた。
有機、無農薬のだだ茶豆を生産し、ANAのパンフレットにも掲載されている生産者Tさんは言う。「とにかく、種を維持できなくなったら、だだちゃ豆は終わりだ。」
世界中で今、在来作物と、遺伝子組み換え作物との交雑がはじまっている。
ナタネなどは日本国内でもいつのまにか、遺伝子組み換えナタネとの交雑が進んでいて、今、市民団体で調査がおこなわれているのだそうだ。
あなたは、遺伝子組み換え大豆と交雑してしまった「だだちゃ豆」が食べたいですか?
ゆたがわ うめも満開
安田さん滞在の湯田川温泉にピックアップしたときに撮ったスナップ。
湯田川で散策中、藤沢周平氏の読書サークルを運営されているという埼玉、川口からいらした女性にお会いする。神社や周辺のたたずまいがお気に入りとの事。文学館をつくるなら、こうした声に応えてつくられるべきだと再確認。
安田さんとアルケッチアーノで会食。ほたるいか、ふきのとうトマトソースパスタや春の山菜シドケのアレンジ料理を食す。絶品! 食の都・ GMOフリーゾーンなどの話しで盛り上がる。
一緒に藤島楽々へ。ばんけみそ、笹巻き、しそ巻きなどは都会の人にとっては珍しいんだなあと再確認。
午後のいなほ号をお見送りして、桜満開の市内へ。内川の公園の催し。今年は満開の桜とマッチして良かった。和にこだわり、露天も抹茶などの和もののみとなっていたようだったが、和船はいいけれど、シマウマとニョロニョロの橋がその風情を台無しにしていたように思える。 これは その周辺にいた人の話でもある。
橋の景観といったら、最近大阪出張の折にいった京都、嵐山の渡月橋の景観がある。あの橋は言ってみればコンクリート台座の上に木製の手すりなどをつけただけの橋なのだが、京都の風情を感じる名所になっている。小京都鶴岡に、そんな景観の橋があったら、内川の橋がそんな橋だったら、もっとこの川の風景を好きになる人がいるんじゃないだろうか。三雪橋はいいとしても、、、。
一角でも「ここに行きたい」と思わせる風景をつくる。これは大事な要素だ。
そして「おいしい」というのもとても大事だと思う。
公園前で30分ぐらい つじ立ち街宣。
その後、NICEの諸君のカヌー体験のヘルプで赤川へ。夕日に照らされた月山をバックに三川橋までのショートコースを下る。雪解けのパワーに負け、一挺 沈するも なかなか快適。
アースデイ 鶴岡 大成功!
アースデイ。皆さんいかがお過ごしでしたでしょうか。
午前10時。湯野浜海水浴場 ビーチクリーンアップ。環境NGOのNICEの面々も加わってくださり、とても有意義な調査型クリーンなアップとなりました。春の海岸はゴミだらけです。私たちの生活指標だと再認識しました。
安田節子さんを迎えての遺伝子組み換え作物のシンポジウム。
遺伝子組み換え作物。世界中で引き起こしている問題。そして日本の農業の真実の現状とこれからの行方。種の特許。遺伝子特許の話し。米国追随の農業政策の大矛盾。などなど。安田さんのお話は、迫力をもって日本の農業の大きな危機を伝えるものでした。
パネルディスカッションでは綱島先生の銘コーディネートの元、農業者の立場、消費者の立場で会場も交えて熱心な意見が飛び交い、非常に活気あふれる会になりました。
参加者数70名。内容については随時UPしていきたいと思います。