月別ア―カイブ: 4月 2006
Earth
東北芸術工科大学にあるマルチメディア地球儀。環境博に出品の後、大学に設置されたものとのこと
「地球の声に耳を傾けようーーーDavid brower]
http://www.jca.apc.org/water-w/PV981031.html
を御覧頂くと、1998年に私たちが主催しておこなった「地球のヒーロートーク」の様子が御覧いただける。山下弘文さんとデビッドブラウアー氏。どちらも故人となってしまったが、山下さんの諫早湾の干潟の干拓事業という理不尽との戦い。デビッドブラウアー氏のグランドキャニオンダムへの戦い。双方とも「?これはおかしい。」という個人的な疑問から発して、その理不尽解決のために信念と行動力で運動を興した。
デビッドブラウアーさんの足跡からは、シエラクラブ、アースアイランドインスティチュート、地球の友というNGOが生まれ、「世界遺産」が産み出された。
世界遺産 も、そもそもの意味をもう一度考えたい。
共謀罪
共謀罪って知ってますか?
実際に罪を犯さなくても話し合っただけで罪になる!?
NGOやNPO、ジャーナリズム、議会チェック等々の自由な活動が制限される大問題です。
与党自民公明党が強行で成立させようという動きが起きています。
今週金曜日の国会で審議再開される事になり抗議がおこなわれています。
http://kyobo.syuriken.jp/をチェックしましょう。
大政翼賛国家をつくろうとする自民公明与党の暗ーい政治の象徴的な案件。
チェックしましょう!
こちらもチェック!
http://incidents.cocolog-nifty.com/the_incidents/
絵画にのみこまれる。
辻立ちからスタート。午前中市政調査。ーアメシロ駆除関連ー
午後より打ち合わせのため山形へ。東北芸術工科大学へ。空き時間に新しく学長に就任なさった松本哲男先生の滝の絵を観る。巨大な滝の絵。イグアスの滝の黄金色の川面とそこから地球の割れ目に注ぎ込む滝。そしてヴィクトリアフォールズの絵を観ていると、どどどどと音が聞こえてきて自分が完全にのみこまれているようにも思えてくる。滝行の時の恐れを思い出す。絵を観ていながら地球の巨大な力の場を想起し、圧倒される。イグアス、ビクトリアフォールズ 行ってみたい。
この大きさだから、そして日本画だから表現できる地球まるごとの絵。
心揺さぶられた。
「人類遺産の多くが廃墟、自然に抱かれた人の営みはもうない。ならば厳しい野性の景観に教えを請うつもりで一心に描くしかない」と先生の一言が寄せられていた。
地球の声に耳を傾け、一心に描かれる美 地球はいかに素晴らしいか。ーー
ーーーーー
本日水曜日は毎週恒例の市民サロン。超特急でコモンズにもどって開催。実に有意義な会でした。ありがとうございました。毎週やりますのでよろしく。
アースデイのイベント。
パドルにも書きましたが、もう一回。
4月22日(土)のアースデイ。
山形県鶴岡市で「遺伝子組み換え食品Q&A」(岩波ブックレット)著者の安田節子さんを招いて遺伝子組み換え作物のフォーラムをおこないます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「食と農の未来は誰の手にーー種子の支配と遺伝子組み換え作物ーー」
4月22日(土) 鶴岡協同の家 こぴあ2Fホール 午後6時から9時
参加費500円
基調講演 安田節子 「食と農の未来は誰の手にーー種子の支配と遺伝子組み換え作物ーー」
1時間半の基調講演後、パネルディスカッションとして
安田節子さんと
綱島不二雄 (札幌大学教授・元山形大学農学部教授)
菅原考明 (庄内協同ファーム)
加藤鉱一 (藤島町有機農業研究会)
渡邊洋井 (薬剤師・杏林堂)
らで語り合います。
主催:アースデイ鶴岡2006実行委員会
後援: 庄内協同ファーム、月山パイロットファーム、グリーンツーリズムネットワーク庄内、食べ物通信読書会 たべ物を考える野菜の会
お問い合わせ:アースデイ鶴岡2006実行委員会 stern8@mac.com 0235-28-3338
安田節子さん http://www.yasudasetsuko.com/ は食政策センタービジョン21代表。
NPO法人「日本有機農業研究会」理事。
日本消費者連盟で、反原発運動、食の安全と食糧農業問題を担当。
市民団体「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」事務局長。表示や規制を求める全国運動を展開。 環境政党「みどりの会議」副代表委員。
著書に「遺伝子組み換え食品Q&A」(岩波ブックレット)他。
▲今回の基調講演では、遺伝子組み換え作物を切り口に世界の事情、日本の農業政策の問題など、お話になりたい事はたくさんあるとのこと。
▲新潟でGMイネの訴訟が起き、加藤登紀子さんらが原告になって戦っています。宮城県でもGMイネの栽培実験がおこなわれており、署名活動が展開されています。
▲鶴岡市は平成13年度から慶応大学先端生命科学研究所を誘致し、市税の投入をおこなっており、今年から理化学研究所と植物バイオの共同研究がはじまります。
▲有機農研も開催された旧藤島町は、遺伝子組み換え作物の栽培実験を規定する条例を制定した町として知られており、合併後の鶴岡市の動向が今、問われています。
▼世界、また、国内で様々な問題を抱えている、遺伝子組み換え作物や食品の問題から、鶴岡のまちづくりと日本農業の未来を考える集いにしたいと考えております。
ーーーーーーーーーーー
なお、当日10時からは湯野浜海水浴場にてアースデイ ビーチクリーンアップをおこないます。
ホテル海山前集合 軍手などを持参の事。調査型のクリーンアップです。
ザ・コーポレーション
今週はアースデイ4月22日を含むアースウィークです。それにふさわしい話題をご提供したいと思います。
「ザ・コーポレーション」という映画があります。
僕は2回観ています。(実は1回目は時間の都合で最後まで見れなかった)
この映画は巨大企業「コーポレーション」の問題を、環境汚染や人権問題、戦争など、様々な切り口から分析し、それに伴う市民運動家や告発者、ジャーナリストなどのメッセージを加えたドキュメンタリーフィルムでした。
僕が知っている出演者としては、マイケルムーア、ノームチョムスキー、世界水フォーラム関連の問題でお会いしたこともある、モードバーロウ さんらでした。
取り上げられている問題で特にうわーっと思ったのは、 ボリビアの水道民営化を阻止した民衆の運動。死者を含む民衆の運動により理不尽な企業による水の独占を防いだ コチャバンバの紛争。
他にもナイキ、GAP、キャシーリーギフォードなどの労働搾取工場の人権侵害問題。インドの環境保護運動家ヴァンダナシバがとりくんでいる遺伝子組み換え作物と種の独占に対する運動。それに、モンサントの薬品入り牛乳の発ガン問題をめぐって、大企業に動かされるメディアの問題。
などなど、世界各地の理不尽な問題と、それに取り組むアクティビストがでてきました。IBMのパンチカードがナチのユダヤ人強制収容所に使われていたことなどもありました。
それぞれ気が重くなる問題だし、実はこれは外国の話しではなく、日本にいる私たちのまわりにも多く存在する理不尽な問題だということに段々気がついてきます。
そして、やっぱり、何かしなくちゃという気持ちがわいてきます。
映画を観ていて、僕は世界で初めてダムに反対をしたアクティビスト、デビッドブラウアーの言葉を思い出した。「環境を口にする企業は増えてきたけれど、本当に心をもつ企業はどれだけあるのだろう。」と。
マイケルムーアが最後にメッセージする。
「俺は人々がこの映画を見て立ち上がり、行動すると信じている。世界を我々の手に取り戻すために」
アクティビスト達が指摘する世界の真実を自分の目で見て、彼らの声に耳を傾けよう。
問題に直面したら、勇気を持って動き出そう。動き出したら、世界中に仲間がいる。厳しくても、大変でも、まさに「動けば変わる。 」 そんなエネルギーやスピリットを与えてくれる映画でした。
http://www.uplink.co.jp/corporation/
現在渋谷アップリンクで上映中。4月22日界隈では長野、仙台などでも上映されるようです。
これは必見です! 草島大プッシュ映画です。
山形。鶴岡でも上映したいので、現在実行委員会有志を集めております。どうぞよろしく。
本日臨時議会。定率減税廃止について
本日臨時議会。
1)教育委員会が櫛引庁舎へ移転することに伴う経費などの補正予算2)国の地方税法改正に伴う市税条例の一部改正。3)国民健康保険税条例の一部改正について
など。
一点だけ2)の内、定率減税廃止に伴う市民負担(増税)の実際、また、国会でも「定率減税が決定された際に、抜本的に見直しがおこなわれるまでの恒久減税ではなかったのか。抜本的な改革がなされていないのにもかかわらず、廃止するのは国民を欺くものだと厳しく批判されているし、私も同感するもの。市は、経済情勢が改善していることに鑑み、廃止とのことを説明で述べたが、本当にそういえるのか、また、廃止についての認識について、ということで質問した。
当局の見解は、「時限法だったとの解釈。景気は11年と比べれば改善している」
また影響額だが、18年度、これは定率減税半額の影響で、211715千円とのこと。2億円である。19年度の廃止にともなえば、4億円近くの増税になるということか。
他 個人市民税関連、固定資産税関連、たばこ税関連、国民健康保険税関連で増税とのこと。
これは、国の上位法であり、市議会条例で反旗をひるがえし独自案を作って対処することは難しいため、
採決では賛成するしかなかった。
実際、この定率減税廃止は、まさに増税そのもので、現状で市民 の多くの方が「景気が回復」などという実感をもてないでいるのではないだろうか。と考える。
民主党国会議員らが指摘し、反論しているように、この定率減税廃止は、国民を欺くことだと私は考えている。
まだまだムダな公共事業はまかり通っている。 政権交代をし、増税なき真の改革を成し遂げなければならないのではないだろうか。
大山春の花散策
教育ボランティアの関係で春の高舘ー大山の散策へ
カタクリ、イワウチワ、オオミスミソウ、ショウジョウバカマ、キクザキイチリンソウ、ニリンソウ、タチツボスミレ、カンアオイなどなど。可憐な花のいわれなどを教えて頂きながら、集まった子供達と歩く。約3時間のコース。これほど山野草を満喫できる場所は他にないのではないだろうか。
午前中散策。午後、道田町町内会の総会。
流れに抗して
午前中書類整理など。午後佐高信×香山リカ対談へ。佐高氏の「田原総一郎よおごるなかれ」という本購入。大政翼賛社会への警告。テレビメディアの特性や要するにカネを柱としたやらせなどがまかり通っているということ。 そのまま信じ込んではいけないということ。など。
市民運動の目線から言えば当然といえば当然だが、昨年の小泉圧勝など、どうしてもひっぱられている状態などについてわかりやすくホンネでお話いただいたようにも思える。
佐高さんについては、実は僕が長良川デイのトークライブで司会をやって、名前を間違えて呼び込んだところから僕は存じている。大政翼賛ではなく、「おかしいものはおかしい」と言える姿勢を学びたいと思うのだ。書籍やトークからは、大いなる考えるヒントを与えて頂いていると思っている。
佐高さんは憲法行脚の会というのの発起人をやって、今活動中との事である。
http://homepage2.nifty.com/kenpou/
大事な活動だし、私も連帯していきたいと思う。
駅前に公園?
昨日、今朝の新聞などに掲載されているが、駅前のジャスコ撤退跡地に、公園をつくるような構想を市長が定例記者会見で述べたという。
駅前商店街の以前ジャスコ敷地内にあったお店から、「まったく寝耳に水。まったく相談もなくそんな構想を発表してもらっては困る」「6月からお店を建てる構想だったが、公園と聞いて、考えざるを得ない」との声をうかがった。
道路は立派になったが、ジャスコが撤退して今後、どうすべきか大きな課題に直面している鶴岡市駅前。新市の玄関でもある。こういう計画こそ、多くの住民と話し合って、民の知恵を持ち寄ってよりよい方向性を考えるワーキングが必要と考える。
ところが、いきなり「公園」をつくる。とはどういうことか。このままだと、既存の敷地内にあた店だけ、ぽつんと公園の片隅にあって、、、、ということになるではないか。
病院のかどっこのポケットパークの都市計画のワーキングもいいかもしれないが、(いや、しかしあの物見台はいただけない) こういうことこそ、みんなで語り合うワーキングが必要と思うがどうだろう。
いずれにしても既存店舗の皆さんに全く一言もはからないで「公園をつくる」と記者発表するセンスを疑う。
みなさんの声をおうかがいしたいと思います。
朝辻立ちから、、、
朝、八文字屋前つじ立ちからスタート。
鶴岡タイムスに私の議会報告「パドル」が折り込みされています。ぜひ、ご一読していいただき、コメントなど、お寄せくださいませ。
午前中ようやくタイヤ交換。2tを超えるような車のタイヤ交換は結構しんどいものです。
午後、昨日などの新聞などに載っている駅前周辺 の開発関連の調査に行きます。
パドルでも触れた、鶴岡の水のことですが、新市で旧櫛引町の赤川の鶴岡側の地域は、以前と同様の伏流水を使っています。で、櫛引町の「ゆータウン」ではサウナのあがり水(というのでしょうか)が旧来の鶴岡水源とほぼ同様の地下水源からの水であり、飲料可。となっており、飲むととてもすっきりしていておいしいのです。実は結構ファンの方がいらして、このサウナの水をタンクにいれてくんでいく方もいらっしゃいます。
旧鶴岡市では三瀬地域と湯田川地域が独立した簡易水道水源を使用しており、旧来からの湧水をベースにした飲料水を使っています。
効率化の中で、簡易水道を潰してどんどん広域水道に切り換えようという動きが市でみられますが、簡易水道や独自水源を私は今だからこそ大事にしなければならないと感じています。
水源切り換え後、飲料水確保のために様々な湧水を求めている市民の方が多いのです。
こうした価値観を認めていく文化をつくりだしていくことも、私は一つの価値創造だと感じています。行政はこの価値を認めず、業者はこの価値を最大限利用して、水道水源の値段の1000倍もの値段をつけて全国販売しているわけですから。
パドルに熊本の地下水のことについて触れました。熊本をはじめ、東京でいえば昭島市などが地下水を100%つかった水道を営んでいる自治体です。秋田では旧六郷町で、こうした文化を育み、オランダの地下水涵養の手法などもとりいれて次世代に「水郷」を手渡そうと取り組んでいます。六郷にはこうした水とともに暮らす文化を観に、観光で訪れる方も多いのです。
まずは、ここにある宝もの、いやここの地域ならではの宝を大事にしたい。と思うのです。
私は、水源切り換え後、ほとんど、水道水を口にしていません。
水沢の湧水、そして外内島のイタリアンレストランの井戸、和光幼稚園に「コモンウォーター」として掘った井戸の水などを使っています。
水道水源として、鶴岡市で活用してきた井戸は旧来は27本ありました。それを切り換え後14本すぐに井戸を潰して、その後、敷地内の井戸も5本潰したのか、現在7本の井戸が残されているのみとなっています。一応は災害時1万トン/日確保されていると聞いていますが、広域水道の水が優先されるなかでブレンド率はどんどん低くなっていると聞いています。
今年の冬。「大雪により地下水位が下がった。今年のような状況だったら地下水の水道水だったら断水していたに違いない」などの報道がありました。水道部の地下水の水位のデータを入手して調べましたが、まず、水位が低下したのは深井戸のみで、浅井戸の観測井はさほど昨年や一昨年と変わらないというものでした。それに、観測井も浅井戸と深井戸、この2本だけで地下水の状況を推し量ろうというのは無理というものです。
大雪になって、まず、消雪水が大量に使われます。その影響があったのは確かだと思います。水収支も把握せず、じゃんじゃん消雪水を使ったら、バランスが崩れるのは当然のことです。
現状の地下水の状況についてきちんと調査もせず、そして都合のいい値だけをとりあげて、シミュレーションだなどと称して「広域水道にしてよかったね」などと思わせる。
この記事を地下水研究の専門の先生にお見せしたら、やれやれと「ため息」を漏らしていました。行政に都合のいいデータだけを以て、情報操作をしているだけにすぎないということです。
だまされてはいけません。一歩、考えて行動しましょう。