月別ア―カイブ: 7月 2006
本日!のクローズアップ現代をみましょう。
本日。
NHKのクローズアップ現代 7月13日(木)放送予定
砂浜が消えてゆく(仮題)
総合夜7:30〜7:56
BS2 夜11:00〜11:26
http://www.nhk.or.jp/gendai/
今、日本全国で砂浜が危機に瀕している。毎年160ヘクタールが消滅し、15年間で13%減少した。千葉県九十九里浜ではこれまでに、海水浴場の3分の1近くが海開きが出来ず閉鎖、石川県千里浜では恒例の砂浜マラソン大会のコースがとれないことに頭を悩ませている。海岸沿いの家が波をかぶるまで事態が進行しながら、対策が見いだせないケースさえある。砂浜が危機に瀕している原因は、河川ダムや港湾など、長年の開発の悪影響が積み重なった上に、対処療法的な対策がかえって事態を悪化させていると見られている。専門家は「日本の海岸は成人病の末期。今、手を打たなければ、回復は不可能になる。」と警告している。鳥取県や神奈川県などの自治体では海の波力や川の土砂運搬力を見直し、砂浜を回復させようというプロジェクトも始まった。急速に進む砂浜消失の現状とその対策を追う。
(NO.2269)
スタジオゲスト : 佐藤 慎司さん
(東京大学大学院教授)
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黒部川排砂問題に関心を持つ皆さんへ
黒部川ダ
ム排砂訴訟支援ネットワーク 金谷
7月1日〜2日、黒部川では出し平・宇奈月ダムの連携排砂が強行されました。1日の午後から2日の朝まで金沢大学田崎先生と研究室のメンバーが泊りがけで黒部川3ヶ所と片貝川の調査を、2日には福井県立大学の青海先生と研究室のメンバーが沿岸の土砂の堆積や排砂の拡散の度合いの調査それぞれ実施しました。排砂期間中は黒部川内水面漁協ではクレーンでいすを吊り下げ淡水魚のアユとイワナの生息調査を実施しましたが、新聞報道のようにアユは全滅となり、その原因を田崎先生が調査される事になりました。
今週、7月12日〜13日には国の公害等調整委員会の方が出し平ダムと海域の現地視察に来ます。12日の出し平ダムの視察では施設の概要を把し、13日の海域の調査は全体の状況と1〜2点程度ドレッジで泥をすくいます。調査は駆け足で行われ十分なものではありませんが、それでも国土交通省と関電が毎年環境影響調査を行っている事とは別に、国が独自の判断で調査を行い、この間の裁判の取り組みが現地調査まで担当官を動かした意味は大きいと思います。このときの視察が差し止め訴訟の判決に大きな影響を与えます。明日以降、地元を中心にマスコミで報道等あると思いますので、関心を持って注視していただければと思います。
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7月24日緊急シンポ
7月24日の緊急フォーラムの件で県庁で記者会見。
鮎の川の視察同行
ダム問題で揺れる 最上小国川。9、10と、水源連のお二人にいらしていただき、一緒に取材、調査をおこなう。長良川、相模川、川辺川、吉野川、様々な川のダムや河口堰の問題の現場で顔なじみでもあり、カヌーデモやシンポジウムをやってきた同志ともいうべき方々だ。
最上小国川の印象として、3人とも共通しているのは、これほどいい川はなかなか他にない。ということ。特に鮎の魚影の濃さにはみんなで感心した。
8日にはがまかつ。9日はシマノ、10日はがまかつの全国大会 と、三連続で釣りトーナメントが開催され、一関の周辺は特に関東、東北一円から来た車でにぎわっていた。署名をお願いすると口々に「うちの県の川もあそこにダムができてしまって、、ダメになった」「うちのあの川も同じ問題を抱えている。なんとかしたいので知恵を貸して」などという声にぶちあたる。
県内の人からは「赤川も寒河江ももうダメだ。この川だけだな。いいのは」という声。
署名にまわっていて「なんとかしてほしい。がんばれ」と何度声をかけられたかわからない。
この声を届けたい。現場の声を。
帰り際、舟形のガソリンスタンドに寄る。「no dam 」のステッカーを見て、うちのお客さんってみんなアユ釣りの人たち。ダムができて鮎の人がこなくなると困る。店に置いとくから署名用紙ちょうだい。といわれ、署名用紙を手渡した。3万人のアユ釣り交流人口の地元経済への効果見たり。という1シーンだった。ま、これだけじゃないけどね。
2日間調査と県への質問を一緒にまとめて2人は帰路へ。River Keeper の皆さんに感謝。である。
拍手
うむ いい番組だった 情熱大陸 食の都 鶴岡 の さまざまな要素が ちりばめられていたし なにより この月山の大地に呼応しクリエイティブしつづける 姿にうたれた 。 またエネルギーをもらった。 ありがとう そして これを糧 に みんなでがんばろう 月山とともに
県知事との夢みらいトークで発言。
酒田市公益文科大ホールでおこなわれた「県知事と語る夢みらいトーク」に出席して会場から発言しました。
3点、問題提起をしたい。
1つは、全国で最も高い水道料金と悪名高き、水道問題の事。2001年の10月の広域水道への切り替え以降、鶴岡市民の水道をめぐる環境は一変している。「水道が高くなって、まずくなった」「ペットボトルを買って飲まざるを得ない」など。多くの市民の声がある。私が不思議なのは、県が施策をすすめておきながら、住民の声をもとにした事業の評価をしていないということだ。住民の声に耳を傾けていない。
そこでこの5年間をへた現状の水道のモニタリング調査を実施してほしい。
2)ダム事業の陰で、赤川扇状地の地下水資源が無視されている現状がある。月山からの赤川扇状地には、52年から55年まで東海大柴崎先生と山形大との共同で調査し、当時のシミュレーションで25万トンの持続性補給量があるとされる水源がある。
これが現在、県や庄内支庁のビジョンで無視されている現状である。
「食の都」を支えるのはおいしい水だ。これこそ、ここならではの資源であり、こうした資源を無視していることは許されない。地下水源について県としても水収支を再調査するなどし、有効に生かす姿勢をみせてほしい。
3)最上川の環境にも影響することなので、ここであえていうが、
最上川の上流に最上小国川という川がある。
この川は、年間鮎つりに3万人の人が訪れ、150万匹もの鮎が天然遡上する川で、最上川とともに私たちの財産。特に、ここでとれる松原鮎は全国に誇れる山形ならではの食の文化だと考える。
ここに県は今、穴あきダムとうことを計画しているが、これは、まさに従来型の公共事業の構造そのものだと思う。
また、流域小委員会の持ち方も、先日ある紙面に「清流・最上小国川に無用なダム建設を推進する非民主主義的な会議の現状」として紹介されていますが、こうした旧態然とした公共事業のやり方だ。知事は改革断行といっているが、公共事業の姿勢は変えないんですか。ということだ。
長野では「ダム建設費用全体の約80%が国庫負担。されど国からの手厚い金銭的補助が保証されているから、との安易な理由でダム建設を選択すべきではない。よしんば、河川修復費用がダム建設より多額になろうとしても、100年、200年先の我々の子孫に残す資産としての河川の価値を重視したい」という趣旨の脱ダム宣言をおこなった。私は、こうしたスタンスこそ、こども夢未来宣言につながることであり、ここならではの環境資源を未来に手渡すことができる方策だと考える。
山形県内で、ダムのない中流河川はこの小国川一つ。せめてこの一本の川にこそ、ダムによらない治水を実現してほしいと思うがどうか。
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アルケッチアーノ シェフが情熱大陸に!
テポドン!?
とんでもない事が起こりましたね。
7発も。
加茂水産高校の訓練船は室蘭港へ退避。
日本海に面しているだけあって、不安に思う方も多いかもしれません。
夜釣りなどをされた方は着弾の時の光をみたのではないでしょうか。
いずれにしても冷静に、注意深く事の行方を見守りたいと思います。
野の花カルタと食育
今日は、櫛引西小学校のある催しを取材しました。21年続いている伝統のカルタ大会。
読み札を読んで、子供達が取り合う絵札は花の写真。これは実はとてもむづかしいのだけれど、子供達はすごい早さでとっていました。僕が参加したらびりっけつかもしれません。
この日は「食育」を学ぶというもので、アルケッチアーノの奥田君の講演がありました。カルタの中に「野菜の花カルタ」があり、それに感動したという奥田君とのつながりができ講演にいたったのこと。
月山があり、庄内浜がある。その間に広がる大地に吹く風、気候、月山朝日連峰から流れる川、水。その川によってもたらされた土。
この風土によってしかできない、ここだけにしかない。本当の美味しさ、がある。
とここを訪れる多くのフードジャーナリストの人たちが感動していくのだと彼は語っていました。
彼はここの小学校の1クラスの子供達を、朝ごはんぬきで、登校してもらい、オーガニックのトマト栽培農家のところにつれていき、トマトにかぶりつく。という体験教室をおこなったそうで、そのトマトを食べた子供達の感激の様子を校長先生がお話になるというシーンもありました。
聞いていた櫛引町の農家の方々は、きっと誇らしげな思いを抱いたのではないでしょうか。
「食の都」を軸とした地域の掘り起こし運動は、今後のこの地域の大きな柱だとつくづく思いました。「農業と観光」というと平たいですが、匠の技ともいうべき篤農家の畑や田んぼを案内し、体験し、感動、感激を結び合わせる。
とてもおもしろい構想が次々と浮かんでくるようにも思えます。
なお、奥田君の活動は今週の日曜日の午後11時からYTSで放映される「情熱大陸」で特集されるとのこと。これは見逃せない番組です。
日本ボランティア学会を振り返って
先週末は、最上小国川の川原で、署名運動もやりましたが、先週の土曜、日曜とボランティア学会が酒田の公益文科大学であり、参加しました。
日曜日、「元気村」の活動について発表しました。「テントプロジェクト」のVTRをご覧にいれ、災害の際の民間ボランティアの特性は、クリエイティビティにあふれ、イノベーティブな行動力。がれきの町の中で被災者の方々と一緒に、0から1をつくること。それが災害時、笑顔や元気をつくりだすのだということ。現状のボランティアセンターの活動の限界。今後の災害ボランティアの方向性などについてお話させていただきました。
発表時間30分と聞いていたのですが、発表20分、質疑10分ということでずいぶんはしょらなければならず、ずいぶんと早口になってしまったのが残念でした。
一緒に発表した子供育成ボランティアの活動をしている木嶋君や、福祉マップをつくっている「あらた」の齋藤緑さんの活動もとても興味深いもので、こうした情報交換もすごくいいもんだなあと思いました。
学会代表の栗林先生は、土曜日の講演と最後の締めの言葉として、インドで自殺者10万人という記事をとりあげ、多国籍企業による搾取が農業分野でおきている。ということ。また、土曜日講演をされた星さんも、今とてもおだやかにお話になるけれども農薬の空中散布などがすすめられようとしていたときには断固として反対した。
つながるいのち というテーマだけれど、実はこれは非常にむづかしい。共生といっても共存できないものもある。ということ。
以前、この学会で、宇井純先生が「公害問題の訴訟運動は、私にとって大いなるボランティア活動だ」また、諫早湾干潟にとりくんでこられた故、山下弘文さんも同様の事をいわれていたということです。
思いをもって一歩踏み出すことによって生まれるあたらしい文化。
これこそがヴォランタリーな活動の醍醐味なのではないか。
僕も震災救援活動もダム反対運動も同じ気持ちで取り組んでいます。
今朝、八文字屋で、ダム反対署名用紙を配りながらつじ立ち街宣をやりました。
高校生のみんなが、「へえー」っとかと言って用紙をうけとってくれました。
「一本の川を守る運動」にご協力を。7月末までに1万筆。成し遂げたいと思います
小国川の問題はhttp://www.ogunigawa.org をぜひご覧ください。続々更新して参ります。
日本ボランティア学会。公益文科大の皆様、実行委員会の皆様、おつかれさまでした。
小国川鮎解禁にあわせ署名活動
鮎解禁にあわせ 署名集め開始 昨日 今日は 日本ボランティア学会 本日 発表。 この学会の発起人には山下弘文さんがいた。 なかなか硬派なメンバー構成。 なかなかきょうみふかい