月別ア―カイブ: 8月 2007
赤川花火。
実にいい花火でしたね。ひさびさにゆっくりと観覧。
最後のワイドのフィナーレは圧巻でした。
柏崎の市民をバス一台 ご招待したのも、とても良かったと思います。
青年会議所の皆さん、ご協力の皆様、お疲れ様でした。
いい笑顔を観に行こう!
今、鶴岡アートフォーラム http://www.t-artforum.net/で「長倉洋海」写真展がおこなわれている。山形研修の後、訪れる。
アフガニスタン、エルサルバドル、テロと内戦で死と隣り合わせにある、戦場、貧民街、フィリピンのスモーキーマウンテン。死と直面する過酷な現場にある子供達の笑顔を、長倉さんは撮り続けている。今回の写真展は、国内でおこなう個展としては最大規模のものだと伺った。
ぐっと引き込まれる笑顔がある。そして写真の一枚一枚に、その背景のストーリーが写しこまれている。観ていて、米国の写真家、ユージーンスミスの写真をを想いだした。
そして、神戸、新潟、などなど、足を運ぶ中で出会った、被災地の惨状の中で、0から1をつくる、たくましく美しい人たちの姿とダブって見えた。
2階の展示の、破壊された家を自分たちの手で再建をするストーリーが、連続写真で展示されているが、その中の、再建を喜ぶ家族の満面の笑顔は、たまらない。
僕らは、「被災地で、一つの笑顔をつくるために。」と格闘する。その、目指すべき笑顔がたくさんちりばめられた写真展だ。と思った。
日本のユージーンスミス、長倉洋海氏の写真展。
すごくいい、エネルギーで満たされる写真展。8月19日まで。ぜひ、観られたし。
議論あってこそ。
朝日、天声人語より。
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近ごろの漫才には、「もうええわ」という言葉が頻発するそうだ。2人が掛け合い、話がかみ合わないと「もうええわ」。捨てぜりふを放って打ち切る。ここで客席はどっと笑うのだろう。
こちらは笑ってもいられない。長野県に公共事業を評価監視する委員会がある。煙たい意見を述べる委員らに、県は「もう結構」とばかり、任期半ばで辞職を勧告したという。うち1人の有識者は、意思確認もないまま解任されてしまった。
長野は昨夏、「脱ダム」を掲げた前知事から、ダムを是とする現職に代わった。県側は否定するが、勧告された委員らは「邪魔者の一掃か」と不信を募らせている。行政と漫才は違う。異なる意見に根気よく耳を傾けるのが、治の王道ではなかったか。
「議論の必要なし、問答無用。こういう笑いに浸り続けるのは危険なことじゃないですかねえ」。落語の桂歌丸師匠が以前、本紙に意見を寄せていた。結びには「笑いに限った話ではありませんよ」。異質なものを排除しがちな時代への警鐘に、わが意を得たものだ。
似たことは、国政にもある。安倍首相肝いりの、集団的自衛権をめぐる懇談会もそうだろう。メンバー13人をぐるり見渡せば、行使の容認に前向きな人ばかりだ。世論を分かつ大テーマなのに、異なる声を聞く耳はないらしい。
論敵について、勝海舟が言ったそうだ。「敵がないと、事が出来ぬ。国家というものは、みンながワイワイ反対して、それでいいのだ」。おおらかさと懐の深さは、今は昔の無い物ねだりだろうか。
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長野県の事については以下の記事も
長野県、脱ダム2委員に辞職勧告 「同意なき解任」騒然
2007年08月06日22時39分
長野県公共事業評価監視委員会の委員を務める金子勝・慶応大学教授と保母武彦・前島根大学副学長らに対し、県が任期半ばでの辞職を勧告したことから、委員会がもめにもめている。2人は田中康夫・前知事時代に任命され、公共事業には批判的。共に「多忙」「家が遠い」という勧告理由に反発、保母氏は勧告拒否で留任が決まったが、金子氏は意思確認のないまま名簿から削除された。金子氏は6日開催の委員会に乗り込み、会場は一時、騒然となった。(以上抜粋)
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絵に描いたもち敵なパブリックインボルブメント。
はなから答えがきまっている、ワークショップ。
セレモニーに陥る議会。
住民参加、協働とは名ばかりの事で、官僚のいいなり、行政のいいなりでほとんどが動かされていると思っていいだろう。まさに一握りの人たちによって情報統制、操作し、住民をコントロールする。
それに都合の悪いことを言う人を排除して、時には「ミスリードする」「いたずらに不安をあおるとかといって、非難してあいてにしない
そんなことがまかりとおっている。。常套文句とセオリーが見えている。
そのために、わけのわからないところに私たちの税金がつかわれ、妙な公共事業が次々とおこなわれた。
一体何十年こんなことが続いているのだろうか。先進国、民主主義の国が聞いてあきれる状況が、今、この国にはあるのだ。
一番身近な市政ですら、まだまだ政治が遠いのだ。
この状況をなんとか変えていきたいものだ。
長野はこんなんだが、昨年より諸々ご指導いただいている今本博健 京大教授が委員長だった、淀川流域委員会では、委員長に「宮本」さんがおなりになったとのことだ。
宮本さんは、長良川河口堰運動との対立をきっかけに、河川法の改正、それこそ本当の住民参加のあり方。住民が望む治水のあり方などを追い求めてこられた方である。
淀川水系流域委員会の今後のあり方に大いに注目、期待していきたいと思う。
長崎の日。
本日、長崎の日。田 上長崎新市長の平和宣言をかみしめたいと思います。
「この子どもたちに何の罪があるのでしょうか」
原子爆弾の炎で黒焦げになった少年の写真を掲げ、12年前、就任まもない伊藤一長前長崎市長は、国際司法裁判所で訴えました。本年4月、その伊藤前市長が暴漢の凶弾にたおれました。「核兵器と人類は共存できない」と、被爆者とともに訴えてきた前市長の核兵器廃絶の願いを、私たちは受け継いでいきます。
1945年8月9日、午前11時2分、米軍爆撃機から投下された1発の原子爆弾が、地上500メートルで炸裂しました。
猛烈な熱線や爆風、大量の放射線。
7万4千人の生命が奪われ、7万5千人の方々が深い傷を負い、廃墟となった大地も、川も、亡骸で埋まりました。平和公園の丘に建つ納骨堂には、9千もの名も知れない遺骨が、今なお、ひっそりと眠っています。
「核兵器による威嚇と使用は一般的に国際法に違反する」という、1996年の国際司法裁判所の勧告的意見は、人類への大いなる警鐘でした。2000年の核不拡散条約(NPT)再検討会議では、核保有国は、全面的核廃絶を明確に約束したはずです。
しかしながら、核軍縮は進まないばかりか、核不拡散体制そのものが崩壊の危機に直面しています。米国、ロシア、英国、フランス、中国の核保有5か国に加え、インド、パキスタン、北朝鮮も自国を守ることを口実に、新たに核兵器を保有しました。中東では、事実上の核保有国と見なされているイスラエルや、イランの核開発疑惑も、核不拡散体制をゆるがしています。
新たな核保有国の出現は、核兵器使用の危険性を一層高め、核関連技術が流出の危険にさらされています。米国による核兵器の更新計画は、核軍拡競争を再びまねく恐れがあります。
米国をはじめとして、すべての核保有国は、核の不拡散を主張するだけではなく、まず自らが保有する核兵器の廃絶に誠実に取り組んでいくべきです。科学者や技術者が核開発への協力を拒むことも、核兵器廃絶への大きな力となるはずです。
日本政府は、被爆国の政府として、日本国憲法の平和と不戦の理念にもとづき、国際社会において、核兵器廃絶に向けて、強いリーダーシップを発揮してください。
すでに非核兵器地帯となっているカザフスタンなどの中央アジア諸国や、モンゴルに連なる「北東アジア非核兵器地帯構想」の実現を目指すとともに、北朝鮮の核廃棄に向けて、6か国協議の場で粘り強い努力を続けてください。
今日、被爆国のわが国においてさえも、原爆投下への誤った認識や核兵器保有の可能性が語られるなか、単に非核三原則を国是とするだけではなく、その法制化こそが必要です。
長年にわたり放射線障害や心の不安に苦しんでいる国内外の被爆者の実情に目を向け、援護施策のさらなる充実に早急に取り組んでください。被爆者の体験を核兵器廃絶の原点として、その非人道性と残虐性を世界に伝え、核兵器の使用はいかなる理由があっても許されないことを訴えてください。
爆心地に近い山王神社では、2本のクスノキが緑の枝葉を大きく空にひろげています。62年前、この2本の木も黒焦げの無残な姿を原子野にさらしていました。それでもクスノキはよみがえりました。被爆2世となるその苗は、平和を願う子どもたちの手で配られ、今、全国の学校やまちで、すくすくと育っています。時が経ち、世代が代わろうとも、たとえ逆風が吹き荒れようとも、私たちは核兵器のない未来を、決して諦めません。
被爆62周年の原爆犠牲者慰霊平和祈念式典にあたり、原子爆弾の犠牲になられた方々の御霊の平安をお祈りし、広島市とともに、核兵器の廃絶と恒久平和の実現に力を尽くしていくことを宣言します。
2007年(平成19年)8月9日
長崎市長 田 上 富 久
8月6日の広島の日、秋葉市長は、
唯一の被爆国である日本国政府には、まず謙虚に被爆の実相と被爆者の哲学を学び、それを世界に広める責任があります。同時に、国際法により核兵器廃絶のため誠実に努力する義務を負う日本国政府は、世界に誇るべき平和憲法をあるがままに遵守し、米国の時代遅れで誤った政策にははっきり「ノー」と言うべきです。また、「黒い雨降雨地域」や海外の被爆者も含め、平均年齢が74歳を超えた被爆者の実態に即した温かい援護策の充実を求めます。
と言及しています。
唯一の被爆国としての日本政府の姿勢には、久間氏の発言の大問題の他にも、諸々問題がある。ところで広島、長崎での安倍首相のスピーチには、何の祈りも心も感じられなかった。「平和憲法を遵守して、、、」とお決まりの文句だが、本心では憲法改正、富国強兵論、米国のいいなりの姿勢だからだ。
高野孟さんの講演会
県内市議会の研修で、インサイダー編集長の高野さんのお話を聴く。
「参議院選挙後の政局」と題して、安倍内閣の問題点を3点として述べていただいた。とても興味深い示唆に富む講演だった。
高野氏は、今般の自民党の敗因を、1)自民党そのものが、全体として賞味期限きれがとっくにきている。2)自民党公明党連立の協力体制が、立ちゆかなくなっている。
3)安倍さん個人のキャラクター問題。
一言でいえば、なんにつけてもぐずぐずしちゃって、ぴしっと決められない。
と説く。
安倍首相の姿勢は「はじめぐずぐず、後でばたばた」の繰り返しだ。と。本間税調会長のスキャンダルに続き、松岡、赤木にいたるまで、の人事の対応の悪さ。昨年6月に指摘されながらもずっと無視し続けてきて、選挙前になってどたばたになった年金の問題。ずっと、それの繰り返しだ。と指摘した。
安倍支持の背景になった、拉致問題についての指摘は実に興味深かった。
安倍氏の任期は、 5人の北朝鮮の埒問題、。5人を返さない。安倍氏が決めた →颯爽たる若きリーダー とテレビにつくられた。
そのことぐらいしか、安倍の人気を支えたことはない。世論の評価。正しかったのか?
拉致問題。運動としては返さない ということは運動としてはいい。しかし、政治の3重構造の中の外交の論理ではない。、政治家のやるべきことは、それ一本では今後の交渉がやりとりが成り立たないので、とするべきだった。
自分で人質になって、家族との長い間をかけた話し合い。
「ただ返さない」では、後の交渉がなりたたない。
→ 家族の思うところと、政治家がやるべきことは違うでしょう。 安倍外交の失敗例だ。
これが、「安倍さんかっこいい」ということになった。
家族の怒りとともに、制裁だということになる。その経済制裁ということになると、戦争の一歩手前だ。ふりあげた拳をふりさげれない。
運動の人たちは、「制裁だ!」と叫ぶ。それをうけて、「制裁だ」といってしまえば、政治ではなくなる。
●北朝鮮 横田めぐみさんの骨をだしてきたが、これを政府が早々に、偽物と断定をした。ネイチャー科学雑誌は当時、日本のDNA鑑定へ疑問を呈した。2回目の鑑定までは判明できず、3回目の帝京大学での鑑定結果で、即断定、運動の方も政府も鵜呑みにした。
1200度以上で焼かれた人の骨のDNA鑑定は難しいのに、即偽物と断定してしまった。
●この6月、安倍になって拉致問題だけフォーカスしている。北の核問題に
米国は、途中でころりと態度を変えたが、米国への核テロ問題への危機。
スーツケースにはいった状態で米国に持ち込まれる。数百万人が殺戮される可能性がある。これに真面目にとりくみはじめた。去年から、強い切迫感をもって。
そのときに、日本は、6カ国会議などにも、らち問題だけのことしか言っていたい。
他 の問題とのバランスに欠けている。米国、中国は困っている。
キッシンジャー氏も、 これでは、6カ国協議の足をひっぱることになる。
安倍のらち問題の解決の定義を示せ。と言及している。
●ヒルら米国関係者は、今、
日朝間の問題は、遺骨のDNA鑑定のところにある。米国が再鑑定するから、骨をわたしてほしい」といっている。
米国のDNA鑑定の技術がとてもすぐれている。帝京大の鑑定は、実は経験不足かもしれない。
本物と判明される可能性が3分の1 そうなったら、日本政府の立場はない。なので、「骨はない。」と応えつつ、外務省は苦慮している。
6カ国協議の第二段階の話し合いは進んでいて、米国は、近いうち、北朝鮮をテロ支援国家のレッテルをはずす。ライスははずすというニュアンスを伝えた。
米国は、テロ支援国家として認定する、必要条件として、 北朝鮮 航空機ハイジャックの犯人を抱えている国。こうした規定。よど号事件の犯人を北朝鮮は出す。
テロ支援国家を規定するアメリカ国内法には、「拉致」などの記述はない。
だから安倍が主張する「拉致があるので、テロ支援国家のレッテルをはずすな」は、通用しない。
このままでは、米国は、そのレッテルをはずす。
外務省は、安倍訪米は成功と発表しているが、裏がかなりある。
安倍の拉致被害者5人を返さない 以降の北朝鮮強攻策は、米国との溝を深めている。
米国は、核テロの脅威の問題。また、北朝鮮の資源開発の問題。
北朝鮮。大変な量の鉱物が埋蔵されている。東側の紅海には海底油田 世界最大級
日本 ウラン、モリブデン、タングステンなど、レアメタル ハイテク産業で取り合いになっている。
運動レベルでは政治も外交もできない。政治は3重底でやらなければ、できない。
安倍は1重底だ。
安倍さんが決断の人というのは、テレビがつくった幻想である。
何についてもぐずぐずと決断ができず、いよいよなるとばたばたとしてしまう。
民主党昨年6月から指摘していた年金問題。ずっとたかをくくっておいて、何をやるかといったら、菅直人が悪いといったビラをつくって、お茶を濁していた。
全部、同じ理屈。
両方、ぐずぐずのあげくのばたばた という安倍政権の構造に国民が怒っているんだということ。を本人がわかっていないが、それが原因だということ、。
党内でも批判をあびているが、続投宣言も、まさに、これまでのぐずぐず、ばたばたと同様だ。
●退陣論をぶっている幹部もいる。8月末の人事をみよう。ということになっているが。
こういう時には電光石火という 絶対ぐずぐずしないとうのは、小泉だった。
それに対して安倍のおぼっちゃまは大きな違いだ。
●議長と議運委員長 をにぎっているので、先手をうって参議院から挙げていく。
11月、12月に安倍政権立ち往生 解散総選挙 いくら長くても、来年6月まで1年間。
国会審議がたちゆかなくなれば、追い込まれて解散総選挙に転がり込んでいく。
公明党が最後まで自民党とつきあうのかどうかが、大きな課題としてのしかかっていくだろう。
ーーーーー以上、当日とったメモより。
最後に高野氏は、健全な民主主義のためにも、一度政権交代が必要。と結んだ。
うむ。おっしゃるとおり。
8月臨時議会 災害復旧費とケーブルTV
8月臨時議会。おこなわれた。6月にあった台風被害の復旧費用についての承認。それと、朝日地域の光ファイバーケーブルでケーブルテレビの視聴を可能にするための整備費用。
災害復旧費用については、土木事業で60万円以上かどうかで、単独でやるか、県や国の補助でやるかを決めるとのこと。優先、緊急の際は単独で素早くやるなど、いろいろと調整があるようである。この災害復旧費用については、承認賛成。
次に、光ファイバーケーブル関連の整備については質問をした。
今般の事業は2億円を超える事業。NTT東日本が特許を持っている機器を導入し、光ファイバー網でケーブルテレビを観ることができるようにするもの。
これまで櫛引地域だけでおこなわれてきた自主メディアとしてのケーブルテレビ放送。これが、この整備と同時に朝日地域でも自主製作放送をサービスするのかどうかを確認。
そして、今後、鶴岡全体のエリアとして、この自主放送についていかにカバーしていくかついて、尋ねた。
「市内についてはインターネットで」という回答がきた。
今、通っている柏崎のFMぴっからが頭にあった。災害時、大変な威力を発揮する自治体自主放送。身近な生活情報、かゆいところに手が届く情報を手に入れることができる。災害時の情報共有は非常に大切だ。それも毎日、日々変わる状況をすみやかに伝えるにはコミュニティラジオが一番と感じた。
今回の質疑で、「自主放送」を提供することがなくては、今回の2億円の出費のメリットは半減する。と指摘した。
ケーブルテレビも、いつまでも「くしびきケーブルテレビ」のままであってはならないだろう。
帰路
FMピッカラを聞きながら帰路 初の復興コンサート
原爆の日ヒロシマ
柏崎原発を目前にした浜辺より 美しい柏崎の浜辺を、日本海を、真夏の青空を、朝のすがすがしさを、一挙に、陰鬱にしてしまう風景。 ゲートの中は立ち入り禁止 隠蔽の闇。 地震で放出、ヒロシマで 人間を焼いた放射能 核兵器は無論 平和利用もくそくらえ
本日、再度柏崎。
柏崎へ。昼ぐらいからテントを配布する。
「FMぴっから」をお聞きいただければと思う。WEBラジオもやっている。