持続可能な鶴岡ブログ

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月別ア―カイブ: 2月 2009

鶴岡シルクkibiso 



朝から櫛引、黒川能伝承館。真砂さんのフルートと太夫のコラボレーションを見、それからシルクサミットへ。一流のデザイナーとのコラボレーションなどで世界発信に至っている鶴岡シルクkibisoの凄さに驚嘆した。もともとは余り有効活用されていなかった部分をあえて見いだし、新しい価値をブランドまでに高める。プレゼンを聞いていて、瀬戸物産業の瀬戸の商工会議所の青年部の取り組みを思い出した。若干の違いはあるが、、。むしろこの鶴岡シルクの方が洗練されているかもしれない。ライフスタイルまで含めて新しい価値を提案していく。絹なんだけれども絹らしくない、新しい触感。そして絹だから、肌にやさしい天然素材だ。 オーガニックな新しい素材として新しい息吹を感じる動きだと強く感じた。つなぎの中心人物、妹尾先生にお礼を申し上げたいし、関係者の皆さんのご努力に拍手を送りたい。シルクの国際フォーラムも大賛成だ。こうした地域資源はどんどん活かしていきたいものだ。
 で、その後の田中優さんの講演会。実にわかりやすく鋭い。「環境問題」の真実を知ることができたなかなか画期的な講演会だった。これからの貴重な視座をいただいた感じがする。感謝。

田中優 さんの講演会


もう直前になりましたが、未来バンク、ミスチル桜井さんなどとやっているAPバンクなど、日本のコミュニティバンク(銀行)のさきがけで、地球温暖化問題に取り組む「足温ネット」などの活動でも知られる、田中優さんの講演会が明日、あさってとあります。

田中さんが鶴岡にいらっしゃるのはひさびさ。以前、駅前で学習会をやってから牛渡川でカヌーに興じた思い出もあります。

すごくわかりやすく、今、やらねばならない事がわかる講演会になると思います。おススめです。

田中優 講演会  鶴岡

2月28日(土)午後7時から
鶴岡市中央公民館ホール
大人1000円、高校生以下500円
田中優講演会in鶴岡実行委員会 

3月1日(日)
地球に暮らす私たちの近未来
不況を省エネ・自然エネルギー スロービジネスで乗り切る方法!
鶴岡市中央公民館大視聴覚室
大人1000円、高校生以下500円
田中優講演会in鶴岡実行委員会 
共催 鶴岡倫理法人会 NPO法人公益のふるさと創り鶴岡
0235-22-1879


今日は一日、質問の関連の調査をおこなっています。

農業の6次化産業化シンポへ。


山形。以前から気になっていた農業の「第六次産業化」シンポへ。
農学博士、今村奈良臣先生の話はなかなか痛快。人材革新、技術革新、経営革新、組織革新、地域革新という5つの革新のイノベーション。そしてあくまで、消費者の立場からそれぞれの立場から課題を追求していくということ。 逆風が吹く今こそ、農業の時代だと力説されていた。伊豆沼農産の農を軸とした多彩なとりくみもとても興味深かった。特に販売、そして交流のところに新しいシステムが必要なんだと感じた。

そう。農業の話題といえば、山形97号。「つや姫」と決定とのこと。なかなかいいんじゃないでしょうか。僕もあの中の候補で選べばこれです。ゆるキャラでもつくりますかね。

やったー、「おくりびと」アカデミー賞  オスカー受賞!


3月議会の議案説明を受け、お昼ご飯を食べに自宅に戻った今、アカデミー賞受賞のニュース!
やった! 「おくりびと」Departures. 外国語映画賞受賞! 僕らが住む庄内の風景の中で繰り広げられた映画が受賞!。月山、鳥海山、その麓に広がる庄内平野、地吹雪、そしてそこに真摯に生きる人の営み。ロケ地の家々、エキストラにも知り合いの顔がちらほら。日本の習慣としても表であまり語られる事がない納棺師という業の美しさ。と心をこめておこなう仕事の美しさ、心と心のふれあい、絆の文化。そして、春夏秋冬がはっきりした四季折々の美しさ をもつ庄内の大地が世界に認められたのだと思う。
  「おくりびと」の舞台、我が庄内、鶴岡、酒田。僕らはものすごくいいところに住んでいる。

  この受賞は大きなる希望だ。絶妙のロケを展開していただいた庄内映画村の皆さんに拍手を送りたい。
 さて、これを励みにもっともっと地域を、自分を磨くべし 。

 

防災マップー要援護者マップ作成への取り組みー第五学区



第五学区での地域防災計画、防災マップの取り組みの成果についての発表会へ。4地区、それぞれ工夫をしながら、住民アンケートを集計し、要援護者を記入したマップを作成していた。個人情報の取り扱いも、ひとりひとり同意を得ていけばだんだん障害はとれていく。むしろ、情報を共有しておく安心感を当人が得られればそれでいいということ。一歩踏み込んだ取り組みに拍手を送りたい。この防災マップは、以前議会でも指摘したが、阪神淡路大震災の教訓でもあり、特に、2004年、僕も現場に何度か足を運んだが、新潟水害の際、現場ですぐおとなりの足の不自由なお年寄りが家の中で溺れて亡くなるなどの悲劇があり、それを教訓とした取り組みとして今、全国に広がっているものだ。能登地震では、元門前町でこのマップにより、震災発生後、数時間で安否確認ができたということで知られている。4カ所での発表は実に有意義だった。こうした活動をモデルとし、今後全域をにらんでどう進めていけるかを考えたい。

有機と特別栽培  生産工程管理者講習会



昨晩視察から戻り、朝一番で街頭演説。午後から有機農産物と特別栽培の生産工程管理者認定のための講習会があるというので、現場の実際を知りたくて参加した。有機の講習会には16名ぐらいの方々が参加されていた。現在自治体でこの有機認証を認可できる機関として指定されているのは鶴岡市と綾町だけだ。この鶴岡市での有機認証をうけている農家の方々は4件。そのほか、有機を頂点として除草剤1成分だけ許可されている藤島型、そして3成分許可されている鶴岡エコ型と続いている。この藤島型、鶴岡エコ型は最近特に増えている。
有機は10ha、特別栽培は、570haと聞いた。旧藤島区域内だと約3割程度が特別栽培米になっている。鶴岡市内全体だと10%未満と聞いた。まだ少数なのは事実だが、米価の安定。今後の農業の展望を考えると、この取り組みこそ、大事にしなければならないし、今後より広がりをもった広がりにするための政策誘導がより必要なのではないかと考える。 半日、大変勉強になった。


都留市 小水力市民発電所 を視察。



都留市の小水力発電所を視察。直径6mの水車が役所の前で回る。なかなか圧巻だ。一日15件分ぐらいの電気を発電し、現在役所の電力の15%から20%をカバーしていると聞いた。これまで3000人の視察があったそうである。都留水エネルギー 研究会や、信州大学工学部などと都留市役所との協働の取り組みによってこの大型水車に致るまでいくつかの水車が実験されていた。そして市政50周年を記念したモニュメントを兼ねるかたちでこの水車をつくったのだとうかがった。年間にわたる流量調査をおこない、また、課題だったゴミの問題の解決に逆洗浄型の徐塵装置をつけていた。総建設費が4300万円。その建設費財源も興味深い。NEDO補助金が1500万円一般財源が1100万円、そして、市民参加型ミニ公募債として1700万円を充てている。
建設の方向性から、財源に致るまで、新しいかたちの公共事業の姿を見せて頂いた感じがする。
市民の方々からの反応も、すこぶる良しとの事である。水車のユニットはドイツ製だが、ブレードの損傷などについては木製の板を変えればよく、ほとんどメンテナンスフリー、年間の維持費用は15万円程度だとうかがった。建設費は、ほぼ現在発電している電気で30年で回収できるし、全国初で自治体が発行するグリーン電力証書により更にイニシャルコストの回収は早めることが出来る予定なのだと聞いた。課題はやはり水利権や電力関連の法律にあるようだ。水力の安定したパワーは期待値大とみた。

行政視察我孫子市



我孫子市 市民活動、市民事業支援やコミュニティビジネス支援のあり方について視察

GDP -12.7 中川大臣


GDPー12.7 
とんでもない値がでた。日本は最悪の数値だった。
それにローマでの中川大臣の失態と辞任。
ある海外のTVではこんな映像が
http://www.youtube.com/watch?v=Wg7zm3O4PgE
日本の政治がますます恥ずかしい。
今こそ、まともな政治に変えなくては!

行政視察2日目、飯田市を視察。午前中の環境関連の取り組みについては、先日ISEPの方からうかがったその現場を実感することができた。現場主義で、徹底的に持続可能な地域モデルをつくりだそうと懸命に取り組んでいる担当の小川さんの姿勢に打たれた。また、午後、実際に策定にあたった議員の方からうかがった自治基本条例への取り組みも実に素晴らしかった。また、若者定住を促進させるYUIターンといわれる取り組みも実に興味深かった。複線で聞いたが、コミュニティセンターを軸とした地域自治組織の取り組みも有意義なものだった。
 夜、高速バスで東京。宿泊。明日は我孫子市。’