月別ア―カイブ: 11月 2009
Co2ゼロ住宅の義務づけーーEU
こんな情報が日経に載っていた。
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EU、住宅「CO2ゼロ」義務付け 21年以降の新築、オフィスも
欧州連合(EU)は2021年以降に新築する住宅やオフィスビルなどについて原則として、二酸化炭素(CO2)を実質的に排出しない「エコ建築物」とするよう義務付ける規制を導入する。建築物はEU域内のCO2排出量の約4割を占め、抜本策が不可欠と判断した。エコ住宅の普及を検討している日本の対応にも影響を与えそうだ。
EU加盟27カ国と欧州議会が28日までに合意した。来年1月に閣僚理事会などで正式に指令(法律)を採択した後、加盟国は2年以内に国内法を整備する。エコ建築物の義務付けはフランス政府が導入を検討してきたが、EU全体に広げる。(ブリュッセル=瀬能繁) (07:00)
ー日本経済新聞10.29よりーーー
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エコ住宅にEUのフォーカスが高まってきた。日本だと、オール電化住宅がエコ住宅だ。とか、太陽光パネルが載っていればエコ住宅だとか、とよくいわれるが、そうではない。明快にゼロカーボンを実質的に排出しないことがエコ住宅だ。断熱性を高め、暖房には太陽光の蓄熱(パッシブソーラー)やバイオマス燃料、ヒートポンプを使う。スウェーデンのヨーテボリ。建築家ハンスエーク氏が取り組んでいるパッシブハウス(日本だと太陽住宅+無暖房住宅)がその典型だと思っている。そして、そのハンスエークとほぼ同じ思想、同じ設計手法で、酒田在住の井山武司氏は、ソーラーハウスを作り続けている。ほぼゼロエネルギーを現在実現している。
日本の場合、エコ建築の規定が甘いとしかいいようがない。「オール電化住宅」などとEU諸国で言うと「電気で暖房するなんて非常にもったいない。まるでチェンソーでパンを切るようなもの」と失笑されるのだ。実際、新しい家づくりで電気暖房は禁じられているということだ。
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②電気蓄熱暖房の再生可能熱源への交換促進に1000万フラン
電気の浪費源として悪名高い電気蓄熱暖房。チューリッヒ市では以前より新設が禁止されてきました。今年より、州が共同で作る建設模範法規にも、電気暖房の新築での利用禁止が取り入れられ、実際に9州では既に禁止、またはその準備中です。
このような背景の下、多くの州は既存の電気暖房を、ヒートポンプや木質バイオマス熱源に交換することを助成してきました。今回の景気対策では、その過程を加速するもので、1600件の応募のうち、1330件での交換が助成されました。あぶれた人は、州の促進プログラムで吸収していきます。
今回の交換で年間約5000世帯分の電力消費量が節約されます。ちなみにキャンペーン中には、空気ヒートポンプへの交換だと3300フラン、地熱または地下水ヒートポンプには8000フラン、木質バイオマスボイラーには7300フランが助成されます。ーーーーーーーーー
http://blog.goo.ne.jp/tbinterface/361d2b5a6e2857490af497d615122951/44
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記事にもあるように、日本でも25%co2削減のためにもこうしたエコ住宅が注目されそうだ。
なにより、これまでの「しがらみ」を排し、明快にグリーンな住宅、エコな住宅の規定をし、指針を示すべきだと思う。
「菜あ」へ
エコツーリズムなどを諸々全国で展開しているTさんと、「神戸元気村」にもいらしていただいた「ほんの木」のYさんが、ご友人の結婚式で来鶴。半日にわたり薪ストーブを囲んで諸々まちづくり談義。ランチは農家民宿レストラン「菜あ」に妻と4人で行く。民家の部屋を活用した店内。地ものの焼き魚と志藤さんの健康豚肉の焼き肉と、おいしい有機無農薬の玄米をたらふく食べて1000円のランチメニューにみんな感激。
今年の作況指数
農業が基幹産業の鶴岡市、そして庄内米のコメの出来高が農家の収入を左右する。こうした作柄を示した指標が作況指数というのだが、今年度、10月15日の農水省発表では、山形県全体では100とか99という発表がおこなわれている。しかし、今日、藤島地域にいって話を聞くと、どうもそんなに良くないという声が聞こえてきた。90から95ぐらいではないかという声も多いとか。南庄内が特に良くないようだ。日照不足で結局梅雨明けもしないような天候が原因かともおっしゃっていた。注意深く見守っていきたい。
玄関先にてーー帆船模型
山崎先生の演劇を観に行く。
山崎誠助先生が主宰する劇団「麦の会」の演劇「女の旅路」を観に行く。月山を背景としたセット、「嫁に小遣いをあげるかどうか」を婦人会で話し合っていた終戦直後、家族経営の農家が複式簿記をしはじめた時代、そして、昭和の終わり、息子夫婦がハワイ旅行にいく時代。そうした時代背景の中での家庭の女性像を描いた作品。庄内弁。笹巻き、釣りでつれたウマズラ100匹をご近所の奥様方と分ける。それぞれの時代の庄内の暮らしの幸せが現れているような演劇だった
。パンフレットには、「創立以来63年初一念を変えることなく、郷土の歴史と郷土人の生活の中から、人の心の愛と美を求めながら、オリジナルの道程を辿り続けて参りました。しかし今にして道は遙かに遠く、そして遙かに険しいものと自覚致しております。、、しかし私どもは諦めてはおりません。未来には常に限りない希望がある、より大木な希望がある、それを信じるからです。、、、山崎先生のご高齢ながら、元気なクリエイティブに大きな拍手をお送りしたい。
-ビルケンシュトック専門の修理店ー靴職人が鶴岡に。
こんな靴底になった僕の靴。足をいれると足がピンと伸びるような感じになり、疲れ知らずのこの靴は、ここ8年ぐらい特に遠方の視察などでは重宝していた。そして特に駆け回る選挙選では欠かせない靴。ビルケンシュトックのラコマ。こんなになったら再生不能かと思いきや、本店に尋ねると1万円少々でソール交換OKとのこと。でも本店に送ると1ヶ月半待ちがあるとのこと。もう少し検索してみると、、このブログに。http://ameblo.jp/anyo3939/
なんと、発信元は鶴岡市。早速電話して訪れる。協立病院近くの「あんよ」という店。ウッディな店内で同年代か僕より若い位のご主人が、実に丁寧に対応してくださった。店内にはビルケン専用のソールなどパーツも諸々。コルクの敷き皮の交換も+して、でも10日間ぐらいで仕上げてくれるとのこと。なにしろ、健康な靴づくりをしたいということで開店して8年。「こんな靴をつくりたい」というイメージ図をもってくれば、足形をあわせてオリジナルで健康な靴をつくれるとのこと。全国から、電話やメールで依頼されるお客さんを相手に日々作業をされている店主。既製の靴では合わなくてという人にも頼りにされているそうだ。期せずして、こんな靴職人が我が鶴岡にいることを再発見。実に良かった。興味ある方は あんよanyo(http://www.anyo3939.com/)へ。
事業仕分けを鶴岡でも!
昨晩のニュース、本日の新聞で大きく報じられていますが「事業仕分け」が本格的に国ではじまりました。
本日の八文字屋街宣はこの事業仕分けの事について触れました。
この事業仕分けの本意は、国の仕事の「そもそもの必要性」を問うこと。(=「市場化テスト」や「三位一体改革」といった実施主体の議論の前提)。とこの事業仕分けを開発した構想日本で言及されています。
テレビに登場している「仕分け人」の幾人かには、今般の選挙選の応援をいただいた元我孫子市長の福嶋さんや、元議員秘書で先の秋田の集会でもご一緒した政野さんの姿も。
この事業仕分けのライブ映像は、行政刷新会議のHPで公開されています。
http://www.cao.go.jp/sasshin/oshirase/live.html
これまで、密室でおこなわれてきた議論をこうしてオープンな会議の中で、「最も辛い意見をいう」研究者が率直な声をあびせ、役所が充分に説明ができなかったら、容赦なく廃止と決定されたり、自治体や民間ににまかせよ。ということがおこなわれています。これはこれまで、不透明だったり、説明責任が果たされていなかった事が改めてテーブルの上にのせられ、説明を問われるということです。テレビやライブ中継をみていると、担当官僚が説明できなくて「廃止」などになるシーンがいくつかありましたね。
私は、この事業仕分けは、これまでの予算組みをシーリング主義ではなくゼロベースで棚卸しができるという意味や、なにより、役所の意識改革にもなると思います。ただ、数万もある役所の仕事の内、400をピックアップしているから、そこで省かれて「ほっとしている」官僚もいるかもしれないということと、1時間の審議時間の中で、議論に乗らない声もあるという問題があることは事実かと思います。
選挙戦の中でも行革の手法として主張してきましたが、この事業仕分け。ぜひ鶴岡で実現したいものですね。
つじ立ちー市議会傍聴ーダム問題。
今朝、八文字屋前。選挙戦の前の時と同じようにコーヒー缶の差し入れをしてくださった方がいて、とてもうれしかったです。いくつかクラクションをいただきました。ありがとうございます。よりよい鶴岡への変革の志を私は今後もずっと持ち続け、日々努力して参りますのでよろしくお願いします。
本日は午前中ネットで市議会傍聴。新型インフルエンザの予防接種を低所得者の方々ががまんしなくてもいいようにおこなう措置のための補正予算とのこと。いかに周知するかなどの課題は大事なことだと思います。
又、副市長1人制にした理由を問われると、市長は行財政改革の一貫としての副市長一人制。「以前の2名の副市長が辞めたことから、山本元農林水産部長を選任した。と述べました。
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本日、ブログのタイトルを変えました。新しい時代に応えた「持続可能な鶴岡」をめざし、取り組んで参りたいと思うその気持ちを表してみました。
さて、最近新聞やテレビでダム 問題がとりあげられています。本日も、夕方のテレビでは 農業利水用のダム問題で 五十嵐敬喜先生がコメンテーターとして意見を述べられていましたし、さきほどまで、NHKのラジオで「改めてダムの役割を考える」として特集が組まれ、京大名誉教授の今本博健先生が電話でコメントしていらっしゃいました。(ラジオ教えていただいたK先生に感謝します)今本先生には、山形の最上小国川の問題に5回も足を運んでいただいております。「最上小国川に穴あきダムは似合わない」他、流域の問題を指摘した文書が手元にあります。
改めて私は、私たちの山形県が抱えている最上川の支流、最上小国川のダムの問題について、これまでの流域の議論では、「ダム推進論者」だけ集められた会議が続き、真実が議論テーブルの上にのっていないと実感しています。
赤倉温泉地域の治水を考えるならば、ダムをつくるのではなく旅館街の再生工事と河川改修をおこなうことが、流域地域の長期的な経済を維持し、持続可能な発展に寄与することになる「真の治水」であると私は考えています。
でも、国からの補助金や交付金がダムならば、国から多くだされ、河川改修だと地元負担が大きいというしくみがあり、それもあって地元の自治体ではダムを選択しやすい構造がありました。
こうしたしくみこそ見直し、今こそ真実の議論をやりはじめる時だと私は考えています。
鶴岡市議会臨時会ー新鶴岡市長 6分間の所信表明
鶴岡市議会臨時会、特に今般は選挙後の初議会で新しい市長の所信表明が述べられる議会と思い、開会からネットで傍聴す。登壇した榎本新市長。述べたのは選挙の際の公約である鶴岡ルネサンス宣言と5つの都市宣言。もう少し具体に踏みこむのかと思いきや約6分間で終了。演説の長さや短さが問題なのではないけれど、なんだか拍子抜けしてしまった。議長、副議長の選任には、投票総数34票のうち、28票が最大会派の新政クラブの正副議長 に。第二会派の市民クラブ4名の内、3名は新政クラブと同調しているということになる。
まずは、どれだけ「開かれた」市政になっていくのか、注目していきたい。
湯殿山閉山式にて
毎年11月1日は恒例の湯殿山閉山式。今年は丑年ご縁年ということもあり、多くの参拝者が訪れた湯殿山。
お礼参りを兼ねて閉山式へ参列す。直来の席で昨年、一昨年と山伏修行をご一緒した同士と再会。また、今夏、岡野弘幹氏の奉納演奏をプロデュースした親友とも出会えて実に良かった。出羽の山々を通じ、この10年来、実にいろんな出会いを頂いている。感謝。