月別ア―カイブ: 1月 2010
災害ボランティアと雪害。
今日は、山形の市民活動センター、Dコレクティブの千川原君を交えて、ボラセンでミーティング。
昨年末の2日間の豪雪とその対応をどう考えるか。そんなところから、ボランティアセンターの役割などなどについていろいろと興味深い議論が続いた。行政サービスの特性、社会福祉協議会の特性、民間会社の特性。それを踏まえた中でボランティアはどう行動をするか。 例えば、豪雪に対して、ほぼ大方は、じぶんの家族で対処する。また隣近所でなんとかする。自治会などで、近隣住民同士で担当者を決めて除雪ボランティアとしておこなう。足りなかったら近所の高校と連動する。そんなシステムは今、だいたいできあがっている。しかし、まだまだ、必要な手がいるところはないのだろうか。我慢させていまいか。など、雪の場合と地震や水害と、諸々比べながら、どこまでをニーズとし、どこまで関わるようなことにするのか。また、関わる人の意識をどう発想の転換をさせるか。などなど、議論は続いた。僕は、ボランティアの特性というか、存在意義というのは、「いかに眠っているニーズをとらえ、そこから新しいサービスを編み出し、提供して笑顔をつくれるか」にかかっているのだと考えている。
例えば、あの日本海重油災害の時、当時の神戸元気村の代表 山田和尚は、真っ先に現場に入り、漁師さんたちが呆然としながらも、ひしゃくで油をすくい始めていることを目にし、自分でもやって、「ひしゃくで油をすくうボランティアができる」と直感し、ボランティア募集を全国に発信をはじめた。こうした、新しい「サービス」の開拓するところがまさに存在意義であり「やりがい」なのだと感じている。
中越の時の「テント」もそうだった。 最近、被災地で僕は、「いかに被災者の方々が、避難所で快適に過ごせるか」というテーマをもうけて活動をしているが、まだまだやりようがあるように思える。
いずれにしてもなかなか意義深い議論でありました。感謝。
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仕事はじめ。
仕事初めですね。今日は市主催の新年名刺交換会。
今回は一市民としての参加でした。諸々、顔を会わせた方から励ましのお言葉もいただきました。ありがとうございました。
今朝の朝日の特集、離島 小値賀島や横手の倉の日をとりあげた特集「発掘 足元に宝物」はとても興味深い内容。神野先生は、「この20年、地方を支えたのは公共事業に助けられた建設業だった」ということと、「企業や工事など何かを外から持ってくるという発想を抜け出さなければならない。地域が育んだ環境や文化に根ざした発展シナリオを探すべきだ」といコメントしています。今、鶴岡も山形もその方向の光はじわじわと出始めているように思えます。でも未だにダムとハコモノで、、、という政治も根強かったりする。
「コンクリートから人へ」。まさに公共事業の大転換。いわばパラダイムシフトをしようというのが今回の政権交代の本意なのだと私はとらえています。ならば、現在国内で2000万人いらっしゃる建設業の方々の雇用に貢献するような新しい仕事づくりを考えていかなければならない。そうした新しい「経済」の構造をいかに地域につくっていくか。そうした大きな発想転換の時代であり、いまこそその構造転換をしなくてはいけない時なのだととらえています。
特集には、ずいぶん前にこのブログでも紹介した「犬と鬼」の著者、東洋文化研究者 アレックスカー氏と、「地元学」の結城登美雄さんのコメントがのっていました。
カー氏のコメント「地方の危機感、挑む力に」はとても共感。
「明珠在掌」(明珠、掌に在り)。なるほど。
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年明け街頭演説。
パル前にて今年初の街頭演説。吹雪結構冷たかった。今年もみなさん、いい年にしましょう。
初飛翔ー大山下池。
新年早々、ものすごい吹雪の早朝。朝、六時からおこなわれた探鳥会にいきました。ラムサール条約指定湿地である大山下池。
主催団体 尾浦の自然を守る会の宮川さんによれば、昨年半ばの雪の影響で、オオヒシクイ、ハクチョウともに、太平洋側にねぐらを移してしまったりしていて、オオヒシクイは、10羽前後、ハクチョウも数百羽ぐらいが下池にいるとのこと。参加者8名。午前六時半ぐらいから観察小屋からじっとみていて、午前7時20分ぐらいにバッと一列に飛び立つオオヒシクイの一群を見ることができました。いつもは明け方ぎりぎりの感じなのですが、天候の関係もあって一時間遅れの飛翔。18羽。鴨類は、トモエガモなど、珍しい種類のものもはいっているそうです。
午後から藤島・谷地興野、酒田坂野辺の親類の新年会。農業関連の話題等々を諸々聞かせて頂きました。
年頭ごあいさつ
謹賀新年 2010.1.1
2009年は、鶴岡市長選挙に挑戦。本当に沢山のご支援、ご協力、本当にありがとうございました。改めて感謝を申し上げます。残念な結果でしたが、26,828名もの市民の熱いご支持をいただいた責任を改めて強く感じつつ、次を構想中です。
「神戸」から頂いた市民の力、水辺の周辺を中心とした環境問題への市民活動をベースに、今後、地球の自然資本をこれ以上破壊せず、それらを最大限活かし、いかに地域に希望や勇気をつくりだせるか、更に探求して参る所存です。
今年は国際 生物多様性年。じっくり地域を歩きながら、以下の「持続可能な社会」の判断基準に基づく、真の「持続可能な地域社会」を叶えるための行動を起こして参りたいと考えております。
Natural Step の持続可能な社会の4つの定義
1.自然界に地殻から掘り出した物質の量が増え続けない
2.自然界に人間が作り出した物質の量が増え続けない
3.自然が物理的な方法で劣化しない。
4.人々が求める基本的なニーズを妨げることをしてはならない。
今後とも、何とぞご指導、御鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
鶴岡 Green Map もはじめました。ご協力頂ける方を求めています。
〒997-0837 山形県鶴岡市道田町21-29
草島進一・裕子
stern8@mac.com www.kusajima.org
新年。
松例祭。2010年。満月。合祭殿をでると月食が見えた。
謹賀新年。あけましておめでとうございます。
真に持続可能な鶴岡・山形のために。今年も一歩。行動の年に。
今年もよろしくお願いします。